京都生活

和久傳のお土産専門店 祇園「白(はく)」

遊びに来たお友達に乗っかる京都観光シリーズ その1。

以前から気になっていた和久傳のお土産専門店「白(はく)」にお買い物へ行ってきました。2018年2月オープンとのことでまだまだ新しいですね。ちょっと上品な画報系の奥様方がお好みになりそうなお菓子やお惣菜をテイクアウト専門で扱っているお店です。

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 icon-camera いい場所に、いいお宅

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 icon-camera フラリとは入りづらい空気感の入り口

さすが、いい場所にあります。近くにこまごまと有名なお店があるのでちょっと奥まっているわりに歩く人は意外と多く、お散歩外国人が珍しそうにこの和風家屋と写真を撮ったりしております。ちなみに隣は「鍵善良房」のカフェになっているので合わせて行くのもよろしいかと思います。お店のことを知らないとぱっと見ギャラリーみたいよね。

静かな店内でゆっくりとおもてなし

店内は窓辺に商品が並べられて、L字型のカウンターにはお茶のご用意が。外とはうって変わって随分静かです。予約したことを告げると、商品を準備してくださる間にお茶とお菓子をごちそうしていただけました。

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 icon-camera 恐る恐る入る俺たち

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 icon-camera 意外と品数が多い印象、お値段はちょっと張ります

カウンターに座って、お姉さんとお話をしながらゆったりのひととき。お茶は先日京丹後まで摘みに行ったという新茶です。お茶請けにまずお麩のお寿司、それからドライトマトのお菓子も。普段せせこましいところで雑然と暮らしている私のような者が伺うには、なんというか、会話も空間もゆったりと余白が多くって逆に落ち着かないわ・・・分不相応っていうんですかね。

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 icon-camera イートインではないおもてなし専用カウンター

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 icon-camera 新茶を摘んだ皆さんのお名前など

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 icon-camera 利久麸の麸寿司も少しいただいた

ご用意していただいた商品は、名物の『おはぎ』と『日向夏のゼリー』。当初お友達はレモンゼリーを希望していたのだけど晩夏の商品とのことで諦めておりまして。が、当日おもむくと商品が切り替わってお店にはレモンゼリーが!しかしながらお店の方はわざわざ終了した日向夏のゼリーをご用意してくださるというお心遣い。こういうところが和久傳なのですね。ありがたく感謝しながら、せっかくだからと大奮発してレモンゼリーも買ってしまいました。(3個で2500円だよ・・・!)ちなみにゼリーの在庫はかなり薄いようなので予約は必須です。

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 icon-camera おいしおした

贅沢な「祇園 白」食べ比べ大会

翌朝は我が家にて朝ごはん代わりに食べ比べ大会。実に贅沢な話ですよ、ホントこういうものは人さまから思いがけずいただいて「すいませえええん」とホクホク持ち帰るのが筋というものです本来は。もう。

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丁寧でシンプルでど真ん中なおはぎ

まずはおはぎから。「白」の竹かごおはぎは雑誌にもちらほら取り上げられているので比較的有名なお土産かと思います。お包みから醸し出される画報感・・・この世界観が大事。小さなおはぎが6つ入って1500円です。

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和三盆でゆっくり炊いたあんが上に乗せられているシンプルなおはぎ。食べてみると思った以上におはぎど真ん中(語彙)で、甘さもそれなりにあるし、驚くほどの味やテクスチャの感想は特になく「はい・・・美味しいおはぎですねモグモグ」とスルッと食べてしまう良い意味で極普通のおはぎでした。

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でもそれでいいのよね、と思える。おはぎってそういうものだもんね。特別に驚きはないけれど美味しくしみじみといただくものだ。うん、うまかった。

初夏のゼリー「日向夏」

続きましては春から初夏の季節限定ゼリー「日向夏」。こんなに小さいのに一個800円もするんだ・・・という雑念が拭いきれないところは正直ありますが、竹籠に丁寧に収められたタイニーなゼリーはとってもキレイ。蓋の部分を絞ってフレッシュな果汁と一緒にふるふるゼリーをいただきます。

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甘さ控えめ、正方形に切られたピールが効いててそのビターな味がとっても爽やか。結構ギリギリのゆるさに固められていてその儚さが「上質な物を食べている」感を演出して大変尊い・・・。スルスルとあっという間にいただきました。食べ終わるとその器の薄さに驚きます。

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夏のレモンゼリー「枸円(くえん)」

最後に、シーズンインしたばかりのレモンゼリー。お店のお姉さんによるとレモンはシーズンで随分味が違うそうで、出てきたての今はとっても甘いのだとか。色もそのうち緑色になってライムのようになったりするらしいです。レモンは丸い青竹のリングに乗せられていてまたかわいいのね。

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こちらは薄く千切りにされたピールが入っているものの、確かにとっても甘い!レモンってこんなにスイートだったでしょうか、果汁をかけてもなお甘い。刺すような酸味を想像しながら食べると裏切られて『エッ』てなりますね。これが旬の味ということですか、なるほどねーこの先どう味が変わるのか興味津々。

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ということで、(割り勘で食べられないので)お友達がこないと行けない念願の「白」のおもたせ、ようやく体験できました。和久傳というネームブランドや世界観、コンセプトも全部ひっくるめて堪能する、という感じでしょうか。適当な抹茶お菓子なんかとは一線を画する大人向けのお土産、話のたねに一度食べておくのもいいかもよ。

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ごちそうさまでした。

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