京都生活

円山公園で贅沢なひと休み「茶菓 円山」

京都に来てから海外のお友達に再び出会う機会が本当に増えました。それだけでも京都にいることはとてもお得だなと感じます。アジアから関空へのLCC便が増えたのも一因としてあるみたい。この数ヶ月で既に3組のお友達が海外から京都にやってきました。

そして更に、モロッコ〜パリ旅行の道中でディジョンに泊めてもらった幼なじみのお友達もフランスからの帰省がてら京都にやってきたのでした。

みんなと会う時に共通していつも苦しむのは「京都っぽいところ」に連れていくこと。日本人だったらわりとハードルは低いけど、なにせ海外からのお客様は当然それらしいところを好むし、こちらも是非連れていってあげたい。でもわたし、京都歴半年ですねん・・・。この日は幼なじみが甘味を所望しておったので、以前からマーキングしていたところに行ってみることに。

雰囲気抜群の一軒家

八坂神社の東側にドーンと広がる桜で有名な円山公園、敷地内にはお散歩途中で立ち寄れるお食事どころや茶屋があって、この中のひとつ「茶菓円山(さか まるやま)」へ。その辺のカフェや甘味処はだいたい観光客で混むんだもん。公園の中ならどうだ!と思って。

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 icon-camera あら素敵

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 icon-camera 穴場の香りがする

ひっそりと公園の緑に埋もれる一軒家。同じく敷地内にあるミシュラン懐石「未在(みざい)」の旧店舗を居抜きで使っているので、店内のしつらえは抜群。シンプルで静かで美しいインテリア、ああ京都。雨の日だったせいもあってか、空いていてすぐに入れた。よかったよかった。ここは外から見ても茶屋とわかりづらいし、雰囲気がだいぶクローズドなので、わざわざ目がけてくる日本人ばかりだな。

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 icon-camera 言われてみれば懐石感

12席しかないカウンター、しかしながらそれをお一人で若い男性の方が切り盛りされているようでオーダーから結構お時間がかかる模様。さかさかと過ごすところじゃないわけですね。

品のある大人の甘味

メニューのお値段はボチボチのお値段、どれも雰囲気ある和のスイーツが美味しそう。(シャンパンや白ワインもあるな・・・)我々は『福蜜豆(小)』と、『眞葛羹(まくずかん)』を頼みました。

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 icon-camera ハッとするほどシンプル

吉野葛と胡麻で出来たもちもちの四角。スイーツというには躊躇するほど素材の甘さ重視のお味。想像以上にこんな通好みのお菓子出てきてビックリしたわ。

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 icon-camera 薄甘い豆の好きなあなたへ

福蜜豆は小さいサイズでも十分のボリューム。紫花豆、白花豆、紅絞豆、青えんどう豆など。蜜も寒天も上質でシンプルにうまし。いずれも随分とお時間がかかって出てきたので、これでもかってゆったりした気持ちで行くのがベターかと存じます。

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京都にいるとはいえ、なかなか数ある茶寮で洗練された和の午後を過ごす家庭画報みたいな時間は持てないんだなあ。まだまだ沢山行くところをリストアップしてあるので(100箇所以上あるよ・・・)たまにはちょっとだけ奮発して上等なお菓子と時間、味わいに行きたいもんです。

さて、そんな中、次は「そうだ、台湾いこう」墾丁編で一緒に台湾最南端へ行った北京のデザイナー「広俊くん」(その時のエピソードはこちら)が京都にやってきます。もう入れ食い状態だ(笑)もう会えないかもしれないな、といつも少しだけ思いながら別れる旅の友達と再会できるのはとても嬉しいことです。

が、さーーーてどこに連れていくかなあーーーと、またも頭が痛い今日このごろなのでした。ああ、小山薫堂になりたい。

茶菓円山

京都市東山区円山町620-1-2 円山公園内
11:00~19:00 火曜定休

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