日本旅めぐり

高松遠征日記〜うどん巡り編

こんにちは、バンドおばさんです。週末、久しぶりの遠征で高松に行ってきました。前回「勝手に誕生日休暇」で訪れたのはもう4年半前。いま見返すと、早朝ジェットスターでうどんタクシー乗って金毘羅さん行って仏生山温泉入って買い物して飲んで深夜バスプレミアシートで帰るっていう結構な弾丸でした(思えばハード)。今回は遠出はせず主に高松駅〜瓦町周辺の狭いエリアで二日間楽しみました。

さて、香川といえばうどん県。今回はライブを上回る勢いでうどんが楽しみだったので、初日3軒(竹清・麺処 綿谷・うどん職人さぬき麺之介)、翌日2軒(一福・うどんバカ一代)をまわってきました。高松遠征日記、まずはうどん巡り編から。

半熟たまご天が人気の「竹清」

京都からバスに揺られて三時間、到着してまずは県庁近くの「竹清(ちくせい)」へ。三連休なのもあってまあまあ並んでいます。が、結構流れは早いのでそれほどストレス無し。

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 icon-camera セルフ式の人気店

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 icon-camera 腹ペコで並ぶツラミ

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 icon-camera たまご天とちくわ天が人気

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 icon-camera 入り口で揚げ倒しています

前回はタクシーの運転手さんが教えてくれたけど一人でセルフ式うどんは初めてだな。このお店では入店時におばちゃんが天ぷらオーダーを聞きに来るので注文しておくと、うどんを持って席についたあとで名前を呼びながら持ってきてくれるという分割式オーダーです。

「たまご天ひとつ」「す、杉山です」大きな声で呼ばれるの嫌だなと思ってとっさに偽名を申し出る杉森さん(笑)おばちゃんはメモに大きく「1」と書いて私に渡し、揚げ場用の伝票には「杉山」と書きました。

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 icon-camera 店内はこの混雑ぶり

ふと、おばちゃんそういえば更になにかメモに書き足していたなと思い返して『あおかみ』と書いていたことにハッと気づきました。実はわたし、このときちょっとヘアカラーの過渡期でまるでV系のように髪が青かったのです。通称『青髪』というONEPIECEの海賊みたいな名前をおばちゃんにひそかにつけられていたことに心の中で失笑しながら、自虐的な気持ちで天ぷらを待つのでした。偽名言うてる場合じゃなかった。

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 icon-camera ずーっとおじちゃん仕込んでた

半玉が意外と小さかったのでレジで1玉(170円)注文。プラス半熟たまご天ひとつで300円でもお釣りが来るよ安いねえ。温かいのが食べたかったので、後ろのお湯場で麺を温めて、おダシかけて、トッピングして席へ。

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 icon-camera 10秒温めます

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 icon-camera ダシかけます

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 icon-camera ラフなトッピングゾーン

うどん、一口食べて『ああ〜そうそうこれだ』と思い出した。良い意味でなんつーことのない、極普通のツルッとした麺と淡いおダシ。毎日食べられるさぬきうどんのこの感じ。

食べ始めてしばらくするとお兄さんが「杉山さーん」と呼んで(でもきっと青髪を確認しながら)たまご天を持ってきます。もはやこの小さな店内では隠れようもないので、そうですよ青髪ですよ、と身を乗り出して受け取りました。半熟たまごのパリパリを崩しながらおつゆに沈めて完食。うん、美味しかった!

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 icon-camera 極シンプルにいきたい派

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 icon-camera とろり自慢の半熟たまご

肉ぶっかけが名物「麺処 綿谷」

一度宿に寄るもチェックイン時間外だったのでもう一杯、と「麺処 綿谷(めんどころわたや)」へ。朝メシ抜いてきたからまだイケるよ。ふつーの商店街の中にある人気店。この商店街には他にもうどん屋さんがいっぱい。こう、こ汚いから通好みみたいなわけでもなくって普通のチェーン店みたいな店構えなのに人気店、ってのが町ナカは多いよね。

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 icon-camera 見た感じ普通なのよね

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 icon-camera 細長い大箱

こちらの名物は肉ぶっかけうどん。わたし肉うどんの甘い感じ、大好き。またハーフサイズってのがあるのが素晴らしい。「あつ」とか「ひや」とかいまだによくわかんないけど、とりあえず麺が冷たくてダシが熱い「あつ」にしてみました。

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 icon-camera どうしても覚えられない

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 icon-camera こっちはかき揚げもちく天もデカイねえ

やってきた肉ぶっかけハーフ(350円)は「これでハーフなのか・・・」というボリューム。食べてみると、意外と見た目よりも甘さはくどくなくてあっさり食べられる感じ。うまい。またこのくし切りレモンを潰してみると後半さっぱりいただけてなるほど感。

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 icon-camera ゴージャス!

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 icon-camera これでハーフってどういうことなの

さっぱり夜のシメ「うどん職人さぬき麺之介」

さて、諸々あってこの日の帰り道にもシメで最後の一杯。本当は夜営業の有名店「鶴丸」でカレーうどんを食べて帰るつもりだったのですが、ライブ後に飲んでいたバーの店長さんと『なかなかもう夜中にカレーってのも重いよね・・・』という話になり急遽変更。店長おすすめの比較的新しいお店「うどん職人さぬき麺之介」へ。

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 icon-camera 夜営業っぽい店構え

あれ?間違ったかなこれうどん屋?一歩入るとさながら一杯飲み屋のカウンター。先客が一人、店長さんお一人で静けさと目線に困る。サッと座って冷たいかけうどんを一杯。大箱のワイワイしたうどん屋ばかり行ってたのでなんとも所在が無い・・・。

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 icon-camera さっぱりシンプルコシ強め

出てきたうどんは昼食べたのとは対局で(冷たいせいもあるけど)コシがぎゅっとある太めのうどん。ぶりぶり。こなれた人々がシメに食べるには向いてるのかもしれないけど結構なボリューム感。揚げ玉のタッパーを受け取ってかけてみたら、いろんな天ぷらから出たのであろうエキスが効いていて特におじゃこみたいな香ばしさが強くってうどんにぴったり。揚げ玉止まらず。

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 icon-camera 揚げ玉が香ばしくて止まらない

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 icon-camera 天ぷらいろいろあったんだな

途中で入ってきた常連さんはうどんハーフで天ぷらをいくつか頼んでいた。ホワイトボードを見る限り、そっちの方が正解だったかもな。深夜まで胃袋に余力を残しておいて、居酒屋ノリでメニューの柔軟さを楽しむべきだったかも。

朝のほっこり釜あげ「一福 まちなか店」

さて、翌日は朝からまたうどん。香川出身のお友達から続々オススメ店が送られてくる中で、一番近いお店でうどんモーニング。「一福」は郊外のお店の方がベターらしいが車がないから、今回は商店街のお店の方でね。

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 icon-camera 開店時間から大賑わい

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 icon-camera どこも商店街の店って細長いの京都みたい

相変わらずぶっかけとか釜あげとかなんかよくわかってなかったので、朝らしくホカホカした感じの釜あげうどんを一玉。あ、おつゆは別添えなんだ。茹でっぱなしの麺がホカホカもちもちで、かけうどんよりもっと味は淡い印象。朝ごはんに釜あげっていいですね。

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 icon-camera 朝にぴったりな湯気のあたたかさ

嘘みたいな大行列「うどんバカ一代」

二日目、一番最後に食べたのは行列で有名な「うどんバカ一代」。噂には聞いていたし、三連休で覚悟はしていたけれど、その予想を上回る大行列。宿泊したホステルのスタッフさんが「ゲスの極みのボーカルの方があのときに高松で『マスコミが多すぎてバカ一代が食べられない』ってツイートして炎上したんですよホホホホホ」と教えてくれた一言にも背中を押され、よーし最後にいっちょやったろうやないかと腹をくくって並んでみました。

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 icon-camera 行列スタート、ほとんど店見えず

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 icon-camera 一時間後、ようやくうどんの香りが

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 icon-camera 一時間半並んでようやく暖簾前に到着

長かった・・・・デズニーランドでもこんな並ばんわ!通常でも30分ぐらいは待つらしい。朝6時の開店と同時に行く店だよここ。竹清と違ってまた行列が進まねえ進まねえ。連休で子連れファミリーが多かったせいもあるかもしれない。思った以上に回転しなかったのでホント心折れました。

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 icon-camera 店内もこのありさま

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 icon-camera サインの飾り方がすごいな

さて、このお店の名物は釜バターうどん。釜揚げにバターを黒胡椒を乗せた変わり種でうどんカルボナーラと言われているらしい。味付けはお醤油です。まずはバターのみで、次に醤油バターで、最後は生卵を絡めて、と三段階で食べてみました。

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 icon-camera せっかくなのでゲソ天も

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 icon-camera 食べるのは3分、という虚しさ

なるほど、これは麺のモチモチ感で成り立つフレーバー。うちで適当な茹で麺でやってもちょっと違うんだろうな、茹でたてほわほわのうどんとバターがよく絡みます。しかしバタラーのわたしは心の中で「これエシレバターでやったらもっと美味しいかもな・・・」などと思ってしまいました。経験値としては行ってもよいかもしれないが、一時間半並んで3分で食べ終わる虚しさは大きい。ここで予想外に並んだせいで大幅に時間をロスし、このあとはわたしは高松駅に猛ダッシュでした。

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 icon-camera 出ても行列の長さが変わってなかった!ヒー!

やっぱりうどん県のうどんはおいしい

久しぶりにうどん巡りしたけど、この毎日食べられるあっさり感はご当地ならではだなあ。どこで食べてもたいてい美味しくいただけそうな気がする。次回はもっと遠くまで行きたい所存です。以上、このたびの高松遠征日記、うどん巡り編でした。

つづく。

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