そうだ、台湾いこう(書籍化版)

今日の旅メモダイジェスト 2017.3.22 台北/象山登山

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三度寝ぐらいして9時半に起きた。周りは当然人っ子一人見当たらず、まったり身じたく。通路に誰かのパンツが落ちている。いったい誰がこんなところ…あっごめんそれわたしのだわ。伸びていた爪を切った。パサパサになった髪が伸びている、眉毛も伸びている。

迪化街まで歩いて「ASW TEA HOUSE」で朝ごはん。もっと広々としたクラシックなカフェだと勝手に妄想してたんだけど、普通だなあ。店員さんは二人ともずいぶんとモッタリした応対をするし。せっかくだから台湾ぽいものを、とオールデイブランチで「台湾産野生からすみとりんごのチーズのサンドイッチ」。

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緑の壁が素敵

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窓の外にはディーホワチェ

サンドイッチは、うん。からすみとりんごだ。意外なマリアージュ!みたいなアハ体験は起こらなかった。なーんか作りがイマイチで、んんんんもうもう!ってなりながら食べた。

お食事は早々に食べ終わったけど前の方にいる日本人女性二人の会話が気になる。わたしよりもしかしたらちょっと年上かな。旅の締めくくりなのか、ちょっと会話が感傷的でポエティック。ひとりはカルテットのマキさんばりに声が小さくて聞こえないけど、もうひとりはブルゾンちえみ調の「それって、こうじゃない?」をかき鳴らす系に見える。

ブルゾンは「やっぱり自分の思ったこと書きたいからさあ」とSNSの公開範囲設定の話をしたり、「んー意識した瞬間にマキさんの良さが消えちゃうんだよねえ」と様々な注文をつけながら撮影したり、自己演出した写真を撮ってもらったりしていた。あっ、ブルゾンのスニーカー、ニューバランスだ。

やっぱり中年未婚女性って面白い生き物だわあと思いつつ、3日前の我が身を振り返ってブルっと震えて外に出た。いやもうなんなら二人してブルゾンだった可能性あるわ。はーこわこわ。

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アミューズメントパーク、ディーホワチェ

心残りだったブツを買っちゃおう。ザルと大なつめを買おうと思ってきたので、ひとまず例のザル桶商店御三家を回ってみた。

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雑誌で見ると可愛いけど実物粗め

二周目だし空いてるしでゆっくり見てると違いがわかってくるね。「高建桶店」はかごバッグのバリエ多いとか、「林豊益商行」はザルかご多めかなとか。空いてるので没頭して、ハッ!いまわたし桐島かれんなってたやん!(イメージ)ってなった。

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かごカバンの誘惑が強い

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買ってしまったあれこれ

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ストロー文化の違いが面白い

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台湾の名山100スティック

こないだヨウさんと来た時に眺めていたアイスクリーム屋さんの店頭で釋迦頭のアイスキャンデーを買ってみたけど、なんか違った。ちぇ。

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ちがう。

乾物屋「偉誠蔘藥行」店頭の大なつめを一袋。奥から出てきた可愛い店員ボーイはギャルソンPLAYのボーダーシャツを着ていて可愛いので褒めた。日本語の勉強ノートを見せてくれた。

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花椒の上に乗っています

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たまたま目についてよかった

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この色、仕立て。仕立て屋の店頭が好きだ

ホステルに帰って一式ビニールテープバッグにお土産を詰めてロッカーに入れた。ちょうどいい感じに収納されて上出来上出来。なんかすっごい荷物増えたなー!

台北駅の「台鉄夢工場」にキティさんコラボの台鐡弁当箱を買いに行く。デカすぎるし高いけど仕方ない、車掌姿のキティさんには少しキュンとくるところがあるので奮発してやろう。

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いつも慣れる頃におわかれ

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プユマ特別弁当

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弁当屋紹介VTRが店頭で流れる

キティさんの弁当箱をひとつ、だけのつもりが、今回主に東側で大変お世話になった特急電車自強号のお弁当用コンパクトお箸も買ってしまった。電車の車体に分解式のお箸が入っちゃうんだぜ!

荷物を無理やりリュックに詰め込み、夕暮れに合わせて象山に夜景見学に行く。象山の登山口は3箇所あるそうなのだけど、どうやら順当に案内されている駅近の登山口は急勾配でかなりキツイらしい。おつかれのカラダ、ここは念のため1番楽らしい市立総合病院側からの登山道にしておこう。

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と、登山口までが長い…

象の石像やレリーフが出迎えてくれる登山口。そこからは小さな石段をひたすら登って行くと5分で「煙火平台」に到着、さらに3分で「観景平台」という2つの展望台に到着できた。はやっ。

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象のレリーフ

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コツコツと

18時には101のライトアップも本格的に点灯して日が暮れた。最初は軽く写真を撮って帰るつもりだったけど、どうせならと展望台の隅っこに陣取ってタイムラプスを回してみたり。でもこの迫力は表現できないよなあ。いいよ、象山。

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今日も世界のどこかでタイムラプス

なぜかいく店「杭州小篭湯包」に小籠包を食べに行く。わたし水餃子の方が好きですけどね。超行列なんですけど!20分ほど待った。イーガレン(一個人)のわたし、全開になっている入口の自動ドア脇のサブテーブルみたいなのに一人で座らされることになった。デジャヴ。蘇る花蓮での羊ラーメン自習席。

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こんな整理番号板あったっけなー

今回はちょっと趣向を変えて蟹味噌入り小籠包と筍入りエビ水餃子。結論、普通の方が美味いよねという小籠包リピートあるあるですね。

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また恥ずかしい席に通される

タクシーで帰宅。最後の夜だ。思えば3週間って台湾みたいな小さな国ではべらぼうに長いと思っていたけど、色々いくところあったなあ。北投も十分も淡水も猫空もタイムアウト、台北1週間とったのにまだまだ探検の時間が全然足りん。さて、荷物をまとめますか。

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