下鴨神社「みたらし祭」に行ってみよう
興味深い神事には事欠かない京都の夏です。今度は下鴨神社で土用丑の日を中心に5日間行われる「みたらし祭」に行ってきました。「足つけ神事」とも呼ばれていて、普段入ることの出来ない御手洗池にこの期間だけ入れるとか。火渡りからの水びたし。
神様の御池で芋洗い
いまだけ限定公開、のお池に浸かって無病息災!てっきり浅い小川でチャプチャプぐらいかと思っていたのですが、結構深いので裾の上がるパンツとかスカートじゃないと厳しいようだ。小さい子もいっぱい。ぼく〜頭まで沈んじゃうよ〜。
靴袋くれます
えっ深い
300円お納めしてロウソクを手に持ち、みんなでザブザブとお水にはいります。お池の御神水が膝上まで来るのでハウっ!と一瞬心臓に来る深さ。ちべたい!けど、気持ちいい!途中で火をつけたロウソクを落とさないようにそろりそろりと前進。
小学校のプールの塩素消毒思い出す世代
ざばーざばー
火を付けて奥に立てる
びしょびしょの犬までいた
外からのお清めが終わったあとには中からお清めをしてください、と案内があり次は水場へ。おじさんたちが御神水を湯呑みに汲んでは差し出し、洗い、また汲んで差し出しという給水所のような場所です。残したらあきません、ゴクゴクゴク。水筒とかペットボトル持ってきたら良かったなあ。御神水で米を炊き御にぎりをつくりたかった。
水飲み放題
水祭りにぴったり!「水みくじ」
最近のおみくじって色々なものがあるのね・・・。みんなが池でじゃぶじゃぶしたあとには「水みくじ」が人気でした。300円もするけどせっかくなのでトライ。
どういうことなのかというと
浮き出るわけなのだった
みんなでじゃぶじゃぶ
ちょっと見づらいけど面白い。じわ~っと浮き出てくる文字を薄目で見てみると『末吉』で、どれもこれも非常にイマイチなお言葉ばっかりだったのでした。御池であがったテンションをガクッと下げられたまま、参拝終了。ちぇ!
洗濯物か
屋台も楽しい糺(ただす)の森
境内一帯の森は「糺の森」と呼ばれていて鬱蒼とした森林の緑がとても美しいです。そもそも下鴨神社全域が世界遺産なので、こう、丸ごと大事にされている感じが良いですね。で、屋台も沿道にはたくさん出ています。
なんか野菜とか売ってる
チャレンジ胡瓜、高い(でもウマかった)
行列ナシ!の出町ふたば
お祭りのときは近くの出町ふたばが出店していて、行列必須の豆餅を買うことができると聞いていたのだ。正直、これを目当てにやってきたとこある。わーいわーい。
ホントにあった!
3個入りと5個入り
包装済みの豆餅がクーラーバッグにどっさり入れられていました。あとで出町ふたばの前通ったらやっぱり並んでたので、お参りのついでに行列ゼロで好物がポンと買えるなんて、ラッキーこの上ありません。
これがホントのみたらし団子
大福もいいですが、この祭りでの圧倒的人気はみたらし祭が由来になっているというみたらし団子。下鴨神社のすぐ近くにある「加茂みたらし茶屋」の出店には常時行列が。
実はみたらしが苦手である
大量生産で早い早い
香ばしくてサッパリ
個人的に甘じょっぱさが苦手で普段は好んで食べないみたらし団子ですが、炙った焼き目の香ばしさ&甘すぎなくてサラッとした味のあんだったので、あら美味しい。小さめの団子だからパクパクいけました。本場ばんざい。
ちなみにこの団子は五体を表していて、離れてるのが頭部、あとの4個は手足を意味しているんだってお姉さんが言ってました。ヒイ。伝統的な物ってちょっと目を離すとすぐ怖い話出てくる。団子ぐらい怯えずに食べたい。
酒屋は甘酒シーズン
酒屋さんのお店も幾つか出ていて、どれも推しメンは夏らしく甘酒。わたしは先日新しく甘酒を買ったばかりなので遠慮して試飲に精を出していたのですが、右京区「粕味亭」のお店で一杯飲んだらなんか違う。あれ?「それは酒粕に砂糖と生姜を練り込んだ甘酒の素を水で薄めているんです」とのこと。甘酒ちゃうやん(笑)
夏に酒粕とは珍しい
わたしは酒粕が好きなので、甘酒の素ではなくて普通の酒粕を購入。「夏もあるもんなんやけどなかなか出てへんから〜」そうですよねえ。5月に絞った酒粕、おじさんが有名な酒粕レシピ本を見て選りすぐって作ったプチ冊子もいただきました。みりんで練ると塩麹みたいに気軽に使えるんですね。よさげ。ちなみにこの酒粕、あの佐々木酒造さんのなんですって!あらーサプライズ!
エンタメ度が高いみたらし祭
菊の御紋
神事ってじーっと眺めていることが多いものですけど、これはまるで流れるプールにみんなで入っているかのような動線で、オプションで食べ物も楽しめて、広さもコンパクトなので疲れすぎなくて(明治神宮とか本殿までで疲れるし・・・)面白かった!!今度は夜に来てみてもいいな。無病息災に出歩きすぎて夏バテしないように気をつけたいと思います。
賀茂御祖神社(下鴨神社)
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
http://www.shimogamo-jinja.or.jp
- 前の記事
- フラゲ日のオムライス弁当
- 次の記事
- 「そうだ、台湾いこう」本日発売です