京都生活

進化型カプセルホテル「THE MILLENNIALS KYOTO(ザミレニアルズ京都)」

京都には本当にたくさんのゲストハウスやカプセルホテルがあって、市内中心部の狭さを考えると宿のエリア密度がめちゃくちゃ高い。とにかくいたるところに宿。そして観光地あるあるですが、午前中のチェックアウト時間になるとキャリーを転がす外国人がゴロゴロいわせながら大通りに湧き出てきます。

拙著「そうだ、台湾いこう」でも書きましたが『安ホテルよりモダンホステル』のワタクシです。京都にもいわゆる町家系じゃないちょっと気になるモダン宿がありまして、ちょっと前に一度利用してみたのでした。それが、河原町三条の「THE MILLENNIALS KYOTO」。

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 icon-camera ひと目ではホテルっぽくない

充実の共有エリア

このホテルは「眠るまでをホテルの共用部で過ごす」がコンセプトになっているので、ベッド周りは最低限、代わりにラウンジやキッチンは広くて設備充実度が高いのが特長。わたしはまさにこのタイプの人間なので、めっちゃフィット。

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 icon-camera 8階に上がると受付が

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 icon-camera 隣にはドーンと広いラウンジ

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 icon-camera キッチンと電源付きテーブル

インテリアが流行りのブルックリンスタイルだぜ。なんか最近ちょっと新しいところ行くと、ホテルにかかわらずなんでもこのスタイルだよね。まあ嫌いじゃないけれども。このロビーフロアには、ソファエリア、ボックスシートエリア、テーブル、キッチンに加えて一般貸しもしているコワーキングスペースもありました。宿泊者も使えるよ。

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 icon-camera ガチワーキングエリア

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 icon-camera おしゃれチャリ貸出

あと、探検しに屋上へ行ってみたら一応喫煙所とチャリンコ置き場がありました。チャリは1階から直接エレベーターで屋上まで運べる感じです。あとはめっちゃ殺風景だったけど、まあビルの屋上だからしゃーないな。

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キッチンには、おしゃれ家電が充実していてバルミューダとかアラジンとかバッチリ揃っていたので、ここの抜かりなさがなかなか。もちろん使ってはみたいけど、ここまでピシッとしていると適当な自炊がしづらいな・・・。

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 icon-camera なんでもあります共有キッチン

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 icon-camera 三種のバルミューダ

ひとり1個のiPodでスマート操作

受付でチェックインをすると、懐かしい感じのiPodをキー代わりにもらいます。これはリモコンにもなっていて、室内の調光やベッドの角度調整もできるというあんばい。館内説明はタブレットの動画でした。いまどき〜。

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 icon-camera 部屋番号が出ます

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 icon-camera リモコン兼アラーム

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 icon-camera さらにキーにもなっているのだ

ずらりと個室が並ぶ寝室フロア

受付横のラックでラウンジウエアを取って下の寝室階へ移動します。この寝間着がまた、昔のズッカみたいな(古いたとえ)クタッとしたワークウェアのようなユニセックスデザインでとても素敵。このインテリアでスーパー銭湯みたいな作務衣着たくないもんね。

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 icon-camera 寝間着ラック

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 icon-camera 4階〜7階が寝室フロアです

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 icon-camera こんな間取りになっているよ

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 icon-camera さながら漫画喫茶

随分昔にわたしが台湾・高雄で「まるで漫画喫茶」と評した簡易個室ホステル(SingleINN 単人房)がありました。(この日の出来事)あれを思い出すような個室型ホステル。蜂の巣タイプや二段ベッドと違って、やっぱり個室はプライバシーが守れて気兼ねなくステイできるから落ち着くので好き。

必要十分の寝るだけベッド

寝る直前までを共有部で過ごすコンセプトなのでベッド周りは最低限、と先に書きましたが、各房は本当にマジで「ベッドだけ!」なのがまた面白い。スマートポッドと呼ばれていて、個室というよりも並んだベッドの周りに壁が作られたようなイメージかな。

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しかしながらこのベッド、寝るという行為に特化しただけあって寝心地はバッチリ。分厚くてフカフカ。更には機能がスゴイことになっていて、下には大きなスーツケースも収まるほどのキャビネットが。枕元の電源、手荷物を置ける棚、ハンガーとラック、全身鏡、と最小スペースにきっちり詰まった充実度。

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 icon-camera この位置が大事なのよ

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 icon-camera 最初はアメニティが置いてある

先程のiPodを使って光の調光も出来るし、ベッドを起こしてソファ状にすれば前身鏡の前に着替えを出来るほどのスペースが出来る仕掛け。アラームをセットすれば、朝7時に徐々に部屋の電気がついて、ベッドが起き上がる、という設定もできちゃうんだぜ。すごいなー。

フロア共有部はこんなかんじ

ちなみに寝室フロアのトイレやシャワーはこんな感じ。どこもキレイです。女性専用フロアもあって、その方が洗面所なんかは気兼ねなく使えるかな。

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アメニティもホテルばりにきっちり

寝間着がつくだけでもありがたいのに、アメニティバッグの中にはブラシ、歯ブラシ、コットンセットやスリッパなどもしっかり。不織布のポーチはお持ち帰りできるので、ありがたくいただいて帰りました。

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 icon-camera これもまたシンプルでよい

たしかに、出なくてもいられる

ということで、シンプルながらも面白い、進化型ホテル「ザ・ミレニアルズ京都」でした。ちなみに夕方はフリードリンクでビールがいただけるので最高すぎます。もうずっといちゃう。

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 icon-camera セルフビール最高

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 icon-camera お山見ながらひと休み

2018年1月には渋谷にできるらしい。どうせ外人でパンパンになるからその前に一度ぐらい泊まってみたいな。わたしが泊まったときは破格の3000円代だったのですが、いかんせん変動があるので是非京都にお越しの際にはお値段と相談しながら選択肢のひとつにいかがでしょう。特に女子!おひとりさま!京都旅!ここなら場所も設備もかなりおすすめどすえ。

ザ ミレニアルズ 京都

京都府京都市中京区山崎町235
https://www.themillennials.jp

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