今日の旅メモ(黒地、尖沙咀〜銅鑼湾)
8:50起床。部屋を暗くしておいたせいか、息子ゆっくり寝てすっかり回復した模様。歌い出したりふざけ出したりと本来の調子がもどってきて、わたしも「ああそういえばこういう人でしたわ」と3日ぶりに息子のキャラ感を思い出した。
疲労で寝落ちが続くので、朝イチでSnowManの新曲MVとダンプラを見たら元気出た(シンプル)。なにかにつけ「でも目黒蓮がカナダ留学頑張ってるから私も頑張ろう」と思えます(シンプル)。
つけっぱなしの洗濯物を干す。この洗濯が地味に今回はキツイ。夏物なのでほぼフルで3日間洗濯しているうちに回転がよくわからなくなってきて、着替えがあるから洗わなくて良いものまで洗ってしまい自分で自分の首を絞めている。飛行機にもよるけど、子供が小さいうちはもう全部持って来ちゃったほうが楽だな、自分の分も含めて。ほんで廊下も部屋もフルで除湿機が回ってるような土地なので、乾かない。

教訓、香港はやっぱり乾かない
溜まったブログを書く。量が多すぎて全然リアタイが追いつかない。こどもにも早く外に出たいとせかされる始末。さあ、今日明日はいよいよ街に出る日。やったー!(母喜びの声)
11:30、幸いにもホテルのフリーシャトルが空いていたのでモンコックに向かう。天気はド雨。街歩きには全然向いてないけど、少なくともこの季節、ディズニーランド二日間とも天気予報の割にほぼ無傷で遊べただけで万々歳なのでよしとしますよ。ただし、私1人ならまだしも、濡れるのが大嫌いな男子を伴って時間が潰せるのかは甚だ不安なところ。


12:00、あえてチムサーチョイではなく、モンコックで降りてみたものの、下車した上海街は土曜日の問屋街。閑散としていて何もないので「おなかすいた」という男子を連れてひとまず近くにピンを売ってあった麺処に歩いてみるも、見当たらず撃沈。あとで見たら9年前に打ってたピンだったから閉店したんだろう。
雨の日の子供の歩みはのろく、かといって離れるわけにもいかないし、手をつなごうとすると、左手がひたすらズブズブに濡れて羽織程度のユニクロレインパーカでは意味もない。2人とも防水スプレーなどもしたけれど、不意にべこべこの歩道の水たまりに足を取られることもあるし、思ったよりしっかりと雨天で濡れネズミも時間の問題。致命的なことに、出がけになぜか忽然と部屋のキーが無くなりめちゃくちゃバタバタしたせいで、肝心の着替えの靴下も忘れてしまった。細い歩道を雨を避けながら2人で歩くことのまあ困難なことと言ったら…!
「ごめん、ママ、レストラン見つけるしごめんな」と一生懸命Google Mapsを解読して、振り返り振り返り子供を励ましながらひとまず大きな道に出る。適当な餃子屋があって「たべる」というのでレジを見ると「キャッシュまたはオクトパスのみ」とのこと。くぅーダメだ、クレカ主義のわたし香港向いてない。
ではオクトパスをApple Payで追加チャージしようとするも「チャージするApple Payクレジットカードを登録してください」と出る。もう追加してあんねん。え?なにこの仕様?追加してください、登録済みです、のループでチャージができない。意味がわからねえ。なんだよ…こんなにポピュラーなのにiOSアプリはクソ仕様なのか…ちゃんとデバッグしてないんかよ…ああ、詰んだ。Apple Payでトップアップできると思ってたから入れたのに…!
近くにATMも見当たらず、瀕死のむーさんに「とりあえずマックでいい?」と言うと、もちろんオッケー。ありがとう世界のマクドナルド。ありがとうあらゆる決済対応。思いがけず香港ミルクティーもローカルメニューにあってようやく(まったくもってコレジャナイ感あるけど)久しぶりの奶茶も飲めた。


12:30
クレジットカードで現金を錬成する術を会得しなくては詰む…!いや、お前はもう詰んでいる…!幸いにも、マックなら当面ゆっくりできるのでこどもにXLサイズ(デフォ)のオレンジジュースを飲ませつつ脱出口を探す。とほほ。
これも1人だったらサッと銀行を探すし、クレカ対応のおしゃれ中華にでも入ってゆっくり検討できるのだけど、いかんせん幼児連れは一切の小回りが効かなくて負けるね。そんな中、むーさんは巨大オレジュースのカップを持って「まま、みて、こんなにおおきい」と無邪気に顔の大きさと比べているからかわいいもの。ママは今回普段にもましてカリカリしてばっかりだよねえ。
13:30、雨が上がる。もうそれだけで子連れ歩きの負担は激減!さっと近所のバンクATMを探して、楽天カードで現金をキャッシングして普通に500HKDゲッツ。うおー!やったー!(やってることは普通です)てかこないだなんで下ろせなかったんだろう、やっぱりパニクってて暗証番号間違えてたとしか思えないなあ。「むーさん!ママお金をゲットしたよー!」と喜びの報告。親がカリカリしなくなったので嬉しそう。
14:00、上海街のヘリテージ系おしゃれ施設にある雑貨屋「黒地」へ。あれだな、谷中の松野屋みたいな感じで日本や中国のレトロな日用品を扱っているお店。


メイドインチャイナの古いカップ&ソーサーがとても可愛らしかったんだけど、少しつくりが繊細かつ金彩が施してあるのが普段遣いに合わなそうなので見送った。素敵な作家物しかり、雰囲気のある食器や道具に求められる丁寧な取り扱いや管理が今はもう難しくて残念だ。とりあえず今は食洗機にガンガンぶっ込めるものしか買えないや。わたしもつまらない人間になってしまったものだ。





14:30、モンコックの街中に出る。ようやく香港らしい人ごみと活気の風景。MRTでチムサーチョイへ。ヒーー重慶大厦懐かしいなー!そして凄まじい人だ…息子の歩みに合わせて歩くのが相当しんどい。



15:00、母たっての希望でadidas旗艦店。25年前からのアディダスオリジナルス愛用者なので中華圏限定発売トラックジャケットや香港エクスクルーシブ商品を見たくて来たのだけど、完売や品揃えの薄さで期待したものはナシ。残念。「adidas HongKong」って書いてあるTシャツお土産にしようかなと一瞬思ったけど、字ヅラがあまりにもバッタもん感あるのでやめといた。



それにしても50にもなるとジャージ的なものが本当に似合わなくなっていてコンビニ行くおばはんにしかならないのがツラい。ストリートウェアは若者のものだ。
しかしながらふと試着したショート丈ジャケットが着心地ピッタリだったので、28000円もしたけど奮発して買ってやった。今回あれもこれもなんだかうまくいかない自分へのご褒美にしてやる。日本のadidasには今のところ見当たらないラインだった。

16:00、香港祈念品専門店。お土産雑貨いろいろ。まあこういうのはもうええかー。コテコテマグネットをどこかに行くたびに買っていたのがたくさんあるけど、くっつけるところがないんだよな。家のリフォームのときに天井にでも鉄板仕込んでおけばよかった。



雨の日にありがたい地下街のおしゃれ系ショップやフードコート。なんか昔の新宿アルタみたいでめちゃくちゃ既視感。孝行息子が「まま、ちゃーちゃんてん、いこうか?」と言ってくれるので、人気で混み合う茶餐廳「蘭芳園」に入ってみるも1人最低注文40HKDなのと、こどもが飲むものがないので出てきてしまった。
香港ソフトドリンクはこども向けが難しくてずっと困っている。炭酸を飲まないのでまずコーラやペプシがアウト。サイゼのオレンジも炭酸入りのファンタもどきでダメだった。お茶ベースのソフトドリンクが多くてまだ飲めない。苦手な温かい、熱いものも多い。麦芽やチョコ飲料みたいなものもあるけどフィットするかが未知なので怖い。ミニッツメイドのオレンジジュースやカルピスみたいな飲み慣れたドリンクがなくて、いつもと違う変わった味を楽しむところまで行ってない幼児にはなかなか難易度が高いのであった。

街中すぎてスタバもいっぱい、ふらっと入れるカフェもあまりの人混みでよくわからず。ふぅ。もうすっかり渋谷みたいな人ごみが苦手だ。歩き疲れたねえ、むーさん。カフェ探しに連れ回してごめんねえ。
ふと見るとド混雑の信号横に古いアイスクリームトラックが止まっている。面白そうだね、食べてみようかと無類のアイス好き息子と一緒に並ぶ。おじさんがつくる13HKDの小さなソフトクリーム。少し日本と違う味がするけど美味しいねえ!


17:00、香港島へ移動。
せっかくだから船で渡ろうかと歩いてピアまで行き、湾仔行きのスターフェリーで8分間の船旅。やーっと!香港らしいスカイスクレイパーが見えたっすよ!




17:45、あと何分かかるのかとゴネるむーさんを説得しながら街を歩き「有記粉麵廠」で香港麺を買う。魚蓉麺と蝦子麺。あとで気づいたけど、この店で蝦子パウダー買おうと思ってたんじゃん何忘れてんだ。
二階建てトラムがチンチンと音を立てながら走る香港島側の夕暮れのせわしなさがとても良い。今回は陸側泊なのでトラムに乗るチャンスはなさそうだけど、わたし乗りたかったな。



18:00、友人と待ち合わせ、「龍點心」で点心ディナー。古い拙著に出てくる「広俊くん(ドージェル)」を覚えているだろうか。かつて台湾最南端のビーチリゾート墾丁のバス待ちか何かで知り合い、タクシーを相乗りして一緒に観光したブックデザイナーの男の子。
彼は当時いた北京から現在は香港にほど近い深圳に引っ越している。わたしのインスタを見て「香港に来るならご一緒にご飯でも」とわざわざ中国メインランドから来てくれたのだった。ありがてえ。コロナ前、京都に来た時に会って以来だから8年ぶりぐらい!


香港の友達に聞いたという若者向けの明るくポップな点心屋さんで、4日目にして初めてまともなメシを食べる。ドージェルが辛いものを食べないと知らずに頼んだ好物の腸粉が四川風山椒ダレで、それは申し訳ねえと責任喰いしてたらすっかり腹パンになってしまったけど、香港の地ビールも飲めたし、他の点心やひとくち豆腐フライも美味しかった。
むーさんはすっかり人見知り発動でシュウマイを少々口にした以外は全く透明だったし、頼んだパイナップルジュースがまたもや緑茶ミックスですっかりおかんむりだった。めんどくせえ。



ドージェルは度々イベントや映画のために日本に来るセーラームーンガチオタなので、今日はドンキで限定パックのマカダミアチョコを買っていた。推しの尊さは共感できます。
この点心店にもたくさんのいわゆる「センイル広告」(ファンが自費出稿で街頭に出す広告)があったので聞くと、4月30日は香港の人気ボーイズグループ「MIRROR」のセンター、姜濤(ギョン・トウ / Keung To)の誕生日で彼の住むコーズウェイベイが広告でいっぱいになるのだという。最近日本でもよく駅広告とか出てるよね〜こないだM!LK佐野くん誕生日も出してる人いたなあ。隣の席では、ぬいを並べて写真を撮りまくる女性たち。ああ、だからみんな柱横に座らされてるんた。それにしてもこんな店の中にまで広告出すってすっごいね!

そんなこんなで軽く近況報告などをして、お会計では、いやひと回りも下の男子に払わせるわけにはいかねえとレジ前で軽く取っ組み合いの小競り合いを繰り広げた。会える人に会っておけるのはありがたいことだ。ドージェルは今度北海道の最北端と最東端に行くらしい。一番端っこ好っきゃなー!またオタ活ついでに京都にいらしたら会いましょう。
20:00、ちょうど斜め前にあった「港澳義順牛奶公司」で牛乳プリンをテイクアウト。あれってどんな味だったっけなーって思い出せなくて確かめたかったんだ。ドージェルが翻訳してくれたので一分で買えた。


眠くて仕方ないむーさんを励ましながらツェンワン線に乗る。最終駅まで10駅分しっかりわたしの膝で寝た。
最寄りはひとつ手前なんだけど、終点ツェンワン駅から帰るほうが、歩道橋と古い商業ビルをいくつか抜けていく面白ルートなのだった。ひなびたにおいと、ごちゃごちゃの商店がひしめきあういかにもアジアな雑居ビル大好き。床屋多すぎ。


21:00、帰宅して早速食べた牛乳プリン。もろミルクなんだけどテクスチャがちょっとヨーグルトみたいで不思議なんだよなあ、食べ進んでるとちょっとフレッシュチーズ食べてる感覚にもなるし…とまたも首を傾げながら考えていたら結構な量にも関わらずまた無くなっていた。そういうプリンなんだよなあ、やっと確かめられたと思ったのに、またよくわからなかった。


つづく。
