足つき韓国パンチングざる
知人のお祝いに京都へ立ち寄ったので時間いっぱい弾丸行脚をしてきた。で、何故か今まで一度も行ったことがなかった、かの「恵文社」へついに行ってきた。サブカルの都、京都の元祖文系セレクトショップ、質素シンプル丁寧な暮らしムーブメントなんてミトコンドリアでもなかった頃からあるお店。本当なら10代のうちにでも行ってそうなもんだけど、不思議なことに私は一度も行ったことがなかった。
で、買ったのがこちらの韓国ざる。本屋でざるを買う。
カリカリのアルミで軽い。平たい。
パッと見て「あら、素敵ね、買う」ってなるのは久しぶり。まあ別に足つきがいいってわけじゃないけど、佇まいが好きだったんだな。パンチングざるも好きだし、ざる以外の用途もありそうだし。
ちょっと仏具感
なんかこの足がいいじゃない
ちなみにこちらは一番小さいサイズで20cm。しかし、こんな軽々としたカリカリのざるで1300円というお高さ。一瞬「韓国で買ったら300円しねえな」とも思ったのだけど、次の瞬間「市場の営業時間を気にしたり皮膚科行く余裕が無くなるんだったら1000円余計に払うニダ」と思った。脳内キャッシュが金で最短距離を選択する年頃です。
いやあ、それにしても「蔦屋書店」「ヴィレッジ・ヴァンガード」などが台頭する昨今になって初めて行った私から見ると、業態自体は今では珍しくないし店もこじんまりしているけれど、置いてある本たちのラインナップはいかにも『セレクト』されたという空気を感じるものばかりで、「京都の恵文社ですが何か(キリッ)」というセンスとプライドのオゾンに包まれているようだった。
お洒落でややこしい本が沢山あって、よくわからないんだけど何となくフランス映画を見漁っていた学生時代を思い出したよ。やっぱりあの頃に行くべきだったんだろうな、恵文社。あの頃だったら「よくわからないのがカッコいい」というグレーな憧れになんら疑問を抱かずハマっていたことだろう。
私もう、今じゃどう考えても気狂いピエロよりゴーストバスターズの方が面白いよ〜わかりやすくてさあ〜。シン・ゴジラなんて3回も見に行っちゃったよ!(←ここに名残り)
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