京都ゑびす神社の「十日ゑびす」
なんかテレビで最近やたらとえびすえびす言ってるので行ってきました、十日戎(とうかえびす)のお祭り。えべっさんに商売繁盛をお祈りする3日間のお祭りで、9日を宵えびす、10日本えびす、11日を残り福と呼んでいるらしい。なんか神社に人がドバーッときて福笹を買うらしい。
・・・知らない。
そう、これは(主に)関西で盛り上がるお祭りなのであります。恵比寿信仰ってとっても関西らしいよねえ。ツイッターで検索したら「今年も彼ピと十日えびす(ハート)」みたいなヤングのつぶやきも散見されるほど普通でした。関東は酉の市の方がポピュラーかな。
あと、わたしは今回初めて、あの、バーっと体育会系の男どもが境内を走って一番のりが福男ゲットおっしゃー!っていうアレがこの十日戎のお祭りだということを知りました。ハーン。
京都ゑびす神社へ
祇園の大和大路通を南に下って五分ほどのところにあるえびす神社へゴー。八坂さんにもえびす社があるようですが、ちょっと八坂神社ばっかり行き過ぎなので今回はパス。
花見小路の隣のところ
屋台(とそれに便乗した商店)だらけ
こちらが京都ゑびす神社
商売繁盛の説得力ある高島屋の提灯
縁起物「福笹」と「人気大よせ」
あんまり大きな神社じゃないので人混みで大混雑。鳥居をくぐってまず目につくのが縁起物を売る露店。赤い大きな傘の下に人形が吊るされている「人気大よせ」は人がたくさん集まってくるという京都ならではの縁起物らしい。なんかこれ、めっちゃチャイナじゃね?不思議だなあ。
わたしもつられて買いたくなるほど笹を持った人だらけ。でも1本3000円からなので結構なお値段がするようだ。わたしの行った日には東映の女優さんが町娘姿でお座敷から笹を授与されていました。残り福には舞妓さんがやってくる。京都っぽいねえ。
しかしここで気づいたのですが・・・笹についた飾りは人によってまちまち。どうやら笹買って、さらに熊手や絵馬や鯛などのお飾りをまた別途で買ってつけていくというトッピング方式らしい。ひえー!商売繁盛も元手が結構必要だってことね!
恵比寿様は耳が遠いらしい
さて、笹は買えないけれどちょっとでも商売繁盛のご利益をいただこうと本殿にお参り。大きな冷凍マグロがどーんと寝そべっていて、これにお金をくっつけるとご利益があるらしい。もうなんでもかんでもですね。
そしてこの神社でかかせないのがこの本殿の左側。「恵比寿さまはお年で耳が遠いので本殿正面から参拝した後、左に回って扉板を軽く叩いて再度お願いすると御利益がある」という興味深いストーリーに沿って、板塀をコンコン。
中を見てみるとたくさん恵比寿様の像が置いてあるようでした。恵比寿さま、果たして聞こえたかしら。ちなみにこちらの神社では『旅行安全』もご利益があるとのこと、しまった、あまりの混雑にそのお祈りとお守りを忘れてしまったよ。また空いているときに再訪することにしましょう。
京都ゑびす神社
京都市東山区小松町大和大路通四条下ル小松町125
http://www.kyoto-ebisu.jp
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