今日の旅メモ(カイルアタウン、ロイヤルハワイアンバンド、サンセットヨガ)
朝7時半、耳栓を無くしてノイズキャンセリングホンをしながら寝ていたので、物音にも気付かずすっかり寝坊した。昨晩隣のベッドに来たフレンチ母娘はどうやら一晩泊まりだったらしく早々と荷造りをして出ていった。
こちらのベッド下段の彼女とはもう3日目なので挨拶は交わすけどそれ以上話すことはなく、おとなしい人みたい。毎日水着が干されていて枕元に本が置かれている。まあ、若い子の方がよくしゃべるんだけどね、いつも話のテンションが合わないのだけれど。
相変わらず食堂でしか通じないWi-Fiは人が集まる朝食時間帯はファッキンシットに繋がらず、諦めて部屋に戻って日焼け止めを塗って外に出る。今日もあちいなあ。
ザ・バスでアラモアナからカイルアタウンへ
今日は島のあちら側のカイルアに行く予定。バスの始発がアラモアナセンターなので、ひとまず今日もワンデーパスを購入してアラモアナへ。海側について、フードコートとパーキングを通り抜けして辿り着いたのは「山側」と呼ばれているバス停らしく始発なので漏れなく座れる。とはいえ、このあと「海側」バス停に回ってもオフシーズンなので全員座れたけどね。
今日も元気にワンデーパス
カイルア行きバスの山側乗り場
57番 カイルアビーチ
56番 カイルアタウン入口
57A番 カイルアタウン ホールフーズ前
との噂だったので、やってきた57番の運転手に「ビーチじゃなくて街中も泊まる?」と確認して乗り込んだ。
ここで色々調べてたら、JCBカードを提示したらアラモアナと街中を繋ぐトローリーのピンクラインに乗れることを知った。ツアー参加者じゃなくてもいいのか…1回ぐらい乗りたかったな…。海外でJCBなんか使えたもんじゃないのでVISAしか持っていかないのたけど、そうでした、ここはハワイ県なのでした。もっとこの手の特典を調べるべきだったね。
カイルア・タウンはこちら
バスは山を抜ける
マジで何もないバス停であった
さて、霧のかかった深い緑の山道を抜けて40分ほどでバスはカイルアタウンに到着。運転手さんに軽く手を挙げてバスを降りた。歩いてすぐのところにホールフーズ カイルア店。2日連続でホールフーズを訪問できるなんて、わたしとっても幸せ…。さすがに昨日行ったので今日は特に買うものないだろう、と思って入ったら甘かった。まあ、そんな気はしたんだけどさ・・・。
ホールフーズ カイルア店をパトロール
カイルアのホールフーズはカハラモールのとは違って天井が高くて開放感があり、見通しがいいのでなんだか居心地がとてもよかった。昨日日本人に荒らされまくってぐちゃぐちゃになっていたトートの棚も、ここでは種類別にきっちりディスプレイされているし何だか種類も多いような気がする。WHOLEFOODSのロゴに弱いわたし、フラフラと物色。でもブランドバッグよりはまだいいじゃない。
さすが郊外型だけある
ひろーい
見通しがいーい
結局買わない予定だったジュート(麻)製のトートを買ってしまった・・・!これはカイルアバージョン。カハラ・モールでは見かけなかったと思う(カハラと書いてあるコットントートは売ってた)。手持ちも肩がけベルトもついてる2WAYで、ちょっとしばらく匂いがするけどなかなか使えそうな気がする。行く先々でトートバッグを買ってしまうよ・・・でもきっとみんなそう。うちにたくさんあるトートバッグを入れるトートバッグにしようかなこれ。
なんかすごいいっぱいあるな
上下段に別れた保冷トート、ふむふむ
昨日買ったフムスとココナツバターは宿の冷凍庫に入れてある。カチンカチンで持って帰る作戦。例のパリからのバター密輸フライトのときに、保冷バッグへ少々の氷と梱包することでなんとか灼熱のドーハ経由でも持った経験は大きかった。行ける、と思ってしまったのです。今回も行けるんじゃないか?だめ?
今日もバター売り場の前で立ち止まり、可愛い包装と日本よりお得なプライスと豊かなバラエティをジッと眺めていた。昨日もバターを買ったのに、今日もバターを買ってしまった。454グラムのオーガニック有塩バター。また密輸に手を出してしまうよ…。
普通のバターが欲しい・・・
ローカルコーナーも広い
パインもローカル
さて、カイルアには何だか沢山のおすすめレストランがあるようで、かと言ってこちらはそんなにお腹もすいていない。じゃあ一軒だけ、一番有名な「ブーツアンドキモ」でパンケーキだけ食べてみようかと思って徒歩で向かう。
サーフなおしゃれショップのストリート
道すがらの Hekili.st(ヘキリストリート)がとてもしゃれた店ばっかり。カカアコもそうだけど、イケてる店ってこういう郊外に来るパターンあるなー。道の片側に長屋のようにカフェや雑貨店が並ぶ通り。行こうと思ってた豚のお店Kono’sもあるではないか!いいなあ、この並び。
ALOHA BEACH CLUB(アロハビーチクラブ)
これまた突然代官山感を醸し出すお店。サーフ系ブランド好きのわたし、思わず立ち止まって入ってみた。「ALOHA BEACH CLUB」は、サーファーかつモデルのオーナーが経営するサーフ系カジュアルなメンズウェアのお店。
日本でもウケそう
入口の印象どおり、クールなアロハとかロゴデザインの小物やTシャツがいろいろ。Sサイズからあるので女性も着れるはず。シンプルでいいなあ、こういうの大好き。サンディエゴとカイルアにしか店無いんだってさ。
Guava Shop(グアバショップ)
なにこれめっちゃかわいい店…!と思ってまっすぐ店内へ。ちょっとアンソロポロジーのテイストにも似てるけど主にセレクト商品が中心ぽい。
外見ラブリーだけどそうでもない
ノースショアの方にある店の支店らしい。サーフ系のお洋服だからカフタンドレスやリゾートっぽいワンピースなどとても素敵だし値段も意外とお手頃だけど、これはこのハワイ以外でいつ着れるかな…という迷いが辛い。梨花だったら毎日こういうの着れるわけね、はいはいはい
散々迷ったあげく、メキシコのビーチグッズ専門店「LAS BAYADAS」のふわふわでサラサラの巨大ビーチバックと、ビンテージ生地をリメイクする「MuuMuuHeaven」のポーチを購入。
思いがけずここの通りが楽しかった。ゆっくりカイルアに3日ほど滞在してここの辺りを散歩するのもいいなあ。ササッと風のように過ぎるのはもったいない。この通りのカフェやレストランはどれも素敵だった、他にも寄りたい店あったんだけど行けばよかったなあ。
「ブーツアンドキモズ」のマカデミアナッツパンケーキ
さて、くだんの有名パンケーキ。遠目にもわかるほど人だかり。テレビで「テイクアウトしたほうが早い」と聞いていたし、店内はさほど広くなくておひとりさまで食べるのもなんなので迷わず受付でテイクアウトオーダー。
やっぱめっちゃ並んでるなあ
が、どうやら待っても20分ほどだったらしい。わたしも15分ほど待ったのでさほど変わらないのだった、あちゃー。さっきいた日本人ギャルみたいに外のベンチで食べるか、と思ってたけどウェイティングの人も増えてきてちょっと恥ずかしい。よし、近くの公園にいこう、と「カイルア・ディストリクト・パーク」まで10分ほど歩く。
どうやらこの広い公園は主に競技フィールドで成り立っているらしく、子供のラグビー教室で日曜日らしい光景になっている。ベンチとか木陰はないのかなあ、とふと片隅に目をやると野球の観覧席があったので近づいた。あ、ここでサクッと食べるかと思ったらそこはホームレスの物干し台兼昼寝スペースになっているのだった。
ユニフォーム干してあるのかと思った
あわててぐいーんと進路を変えて観覧席から離れ、隣のフィールドへ。しょうがないので遠目に子供のラグビー教室を見ながら芝生に座ってパンケーキを広げた。ひとりピクニック。寂しげだから誰も通らないで欲しい(笑)サササッと食べる。
この見た目のまったりカラーが好き
地べたサンデーブランチ
パンケーキは4種類のベースから選べたので、わたしはオリジナルにした。少しだけナッツの砕いたのも入っていて、クリーミーな味わい。甘すぎないのがいい。アメリカのパンケーキのモチモチ感っていったいどういう仕組みなんだろうなあ。少しだけ残してフィールドを去る。うーん、パンケーキの美味しい美味しくないはよくわかんないなあ。まあ、わたしの焼いたホットケーキよりは数倍ウマいのは間違いない。
「ラニカイブリューイングカンパニー」でクラフトビール
ブーツアンドキモズから数分のところにある「Lanikai Brewing Company」へ。すぐ近くに醸造所もあってこちらはタップルームになっているらしい。偶然グーグルマップで見つけたんだけど、週末は昼から飲めるみたいだから行ってみようかと。
フードもち込みアリっぽい
室内はとっても広くってまあおしゃれさん。10個ほどあるクラフトビールのテスターサイズはグラスの3分の1ぐらいで提供される。わたしはそれを二種類いただくことにした。
ボックスシートがかわいい
またもハワイのクラフトビール
ロゴもかわゆい
随分ゆったりした店内で、カウンターは日曜朝のヨガクラス帰りらしい御一行さまがヨガウェアで占拠してわいわいとおしゃべりしている様子だった。テーブルでは韓国系アメリカ人の御一行さまがジェンガで盛り上がってる。かなり新しいタップルームに見受けられるけど、すでに地元で人気の空気感。いいなあ、なんだかスローライフってかんじで。わたしはこちらに来てすっかりハマってしまったサーフィンチャンネル(どこの飲食店でも流してる)をツマミに飲んだ。
カウンターは常連向き
すごいデカイ波とすごいサーファーの連発
そう、わたしはバターを持っているのだった。のんびりしていられない、そろそろワイキキに帰ることにしようか。ここから町の入口にあるバス停へ向かった。徒歩数分。
また来よう、カイルア・タウン
カイルアタウン、とても気に入った。特に行くところもないけど映画で見るような小さな田舎町といった感じで、特に何もせずにちょっと長めにステイしてみたいような気になる。
素晴らしい田舎感(あれ何の巣ですか)
ネットでおすすめされているカイルアのレストランは沢山あったけど、どれもパンケーキまたはガッツリ系で、そんなにパンケーキばっかり食えるかーい!という状態。とても一日じゃ人気のレストランは周れない。ビーチと宿泊とセットで暮らすように過ごすのがいいかもしれないなー。
本当はここから歩いて10分ほどのところにある世にも美しいカイルアビーチやラニカイビーチに行くのが普通なんだけど、今回はパスしておいた。町から中途半端に遠くてバスも少ないので、レンタサイクルがベスト、しかしながらローカルビーチでシャワーやトイレもほとんどないので身ひとつで行くには色々大変そうゆえ。ラニカイの高台に上がるハイキングコースには時間があれば行きたかったなあ。うむ、また次回のお楽しみということにしよう。
ベンチぐらい置いてくれたらいいのに
ロイヤルハワイアンバンドの野外演奏会
さて、バスと自転車を乗り継いでワイキキに帰ってきた。時間的にもしかして行けないかな、と思っていたイベント、カイルアに3時間しかいなかったから間に合うかも!チャリを飛ばしてカピオラニ公園へ。
今日もあちいなー
無料で見れるものは活用しようキャンペーン、今日はハワイ王朝専属楽団の流れを組む「ロイヤルハワイアンバンド」の無料野外演奏会。カピオラニ公園の中のシェル形の野外ステージにbikiをぶっ飛ばすと(カピオラニ・パーク内にステーションないのよう)14時から始まった演奏の真っ最中。
盛況でした
実はステージを見るまでてっきりハワイアンな感じの複数人のおじさんのショーかと思っていたのだけど、違った違ったすいません。由緒正しいホノルル交響楽団で、先日行ったイオラニ宮殿でもたまに無料演奏会をしているのでした。広々とした空間に優雅なオーケストラの響き、これはこれで素晴らしい。
ウクレレのおじさんたちじゃなかった!
最後のアロハ・オエは敬意をもってご起立ください
ルロイ・アンダーソン、ハワイアンソングの他に、沖縄琉球音楽とスイングのミックス、美空ひばりのリンゴ追分などいろんな種類の音楽をオーケストラにアレンジした面白い選曲。一曲ごとにアロハシャツの司会の解説や紹介が入って、ゆったりとベンチもあるし良い午後のひとときでした。無料万歳!
モアナ・サーフライダー「BEACH BAR」でカクテルタイム
さて、ちょっと夕方まで時間を潰そうかと高級ホテル「モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ」へ。わたしはここの『サーフライダー』っていうネーミングが好きなんだな、あとなんかコロニアル建築な見た目。泊まったことはないけど、今日も結婚式の写真撮影の日本人がチラホラいて、そういう感じの高級ホテルです。
ザ・ワイキキだなあ・・・絵みたい
ウェスティン系ホテル、モアナ・サーフライダー
プールなんかすごい狭いんだね
こちらの中庭にある「ビーチ・バー」は大きなバニヤンツリーを中央にした広々としたビーチバー。また15時なのに人いっぱい!めっちゃ混み混み。14ドルもしやがるけど、そこは高級ホテルなのでやむを得ないだろうとトロピカルなカクテルを一杯いただきました。
ウクレレ音楽でチルアウト
リリコイとココナツのモヒート
なんかでも、めっちゃ鳩来るし、人多すぎるし、海と同じ高さだから座るとあんまり見えないし。もうちょっと素敵なイメージを記憶していたけど結構普通のラフなカフェバーかな。わたしがオトナになったのかしら、もっとホテルらしい上等な場所で飲みたかったわ。
カピオラニ・パークでサンセットヨガ
日が傾き始めた夕方17時半。ホノルル水族館横の「サンズ・サウチステート・リクリエーショナル・パーク」に集合して、予約しておいたサンセットヨガに挑戦。ワイキキビーチでヨガ!そういうのいっぺんやってみたかったの。どういう感じなんだ、という意味で。
木々のシルエットが濃くなる時間
影が長く芝生に伸びてきれいなの
いざ、公園のいちばん海よりに陣取って10人ほどでクラススタート。7割方の皆さんがきちんとしたヨガウェアをお召しになっている・・・わたしはTシャツとクライミングパンツだったので、そういえばこれで行けるなとふと思い出し、おもむろに上を脱いでUNIQLOブラトップで参戦。
しかし、日の沈む直前の光は眩しい。もちろん全員サングラス着用の中、わたしはうっかり宿にサングラスを忘れてきてしまうという痛恨のミス!目が・・あけられない・・・目が・・!全然サンセットの余韻みたいなものは感じられるひたすら眩しさと戦いながらヨガレッスン。
まままままままぶしい・・・!
ヨガ集団は海の間近、といってもボードウォークに面して陣取っているため、夕暮れの海を見ながらお散歩する皆さんと嫌でも目があって物珍しそうに眺められることに。もっと後ろに下がってでもいいのでは・・・と思わざるをえない恥ずかしさを感じながらダウンドッグ。ピラミッド、チャイルドポーズ、戦士のポーズなどわりと基本的なヨガポーズを中心にしているので経験のある人ならだいたい何をしているのかわかると思う。
わたしはバリ島で買ったサロンをマット代わりに。この布、ターバンにもなったし、バスタオルにもなったし、マフラーとして日本から巻いてきたし、普段は1ミリも使わないけど旅先では本当に役に立つのよねえ。一枚あると大変良い。
何でも布、サロンは本当に役にたちます
足元はしっとりとした芝生の湿気、上を見上げると大きなヤシの木。ハワイの屋外でヨガをするってこういうことなのねえ、なるほどねえ。ときどきポタッと音がして、その度に「ひっゴキブリ?」とビビっていたけどそれは上のヤシの木から落ちてくる花なのだった。そういえば恐怖のGにはありがたいことに遭遇しなかったなあ、このまま最後までやっていきたいです。
日が落ちてクラスも終わり
日の落ちるギリギリで深呼吸、雲の中に沈む夕日を見たら最後のシャバアーサナ。日が落ちると途端に寒くなってブラトップでは厳しい。ワイキキビーチと違ってここの公園は視界がだーっと開けているので水平線と、そこに浮かぶヨットのシルエットがとっても美しいのです。静かで、先生にお礼を言ってからもしばらく眺めてた。綺麗だなあ、日没後の空のグラデーション。
別にお金を払わず、勝手にヨガマットを持ってくるなりして自分でやればいいのだけど、そこはやはりみんなでやる方が人の目を気にせずに(目立つけど)できるし、場と機会を提供してもらうという意味で22ドルはまあ妥当かな、と思う。ああ、屋外でサンライズやサンセットのヨガクラスってこんな感じなんだな、という勉強になったよ。
野菜補給!のメキシカンディナー「Buho Cocina y Cantina」
運動のあとはディナータイム。ああ、シーフードとか野菜食べたい。もう肉じゃなくてそろそろ違う味の物食べたい日本食じゃなくていいから!と、海岸を歩きながらグーグルマップを覗いて覗いて、カラカウア通り沿いの屋上にあるメキシカンに行くことに。メキシカンの味が好きなのもあるけど、ハズレがなくて野菜を取れるって点で結構メキシカンって重宝します。
Buhoはおしゃれな大箱レストラン。屋上のオープンエアーなので週末の夜ならもっと混んでいてもいいと思うけど、いかんせんめちゃくちゃ席数があるので空いている穴場。1階下の「田中オブ東京」はメチャ混みだったので、ハワイまで来てメキシカンなんか食べないわーい、ということなのかしら。バーカウンターやテーブル席やソファ席など席種もいろいろあるから、大勢でもひとりでも行けると思う。わたしはバーカウンターへ。
野菜を食わせてください・・・。大好きなシュリンプセビーチェをスターターにコロナのドラフトビール、メインはベジタリアンメニューにあったケールでラップされたブリトー。最初ブリトー出てきたときに何事かと思ったけど、皮の代わりに地元産のケールで具材を巻いているらしい。中身は普通にビーンズやお米の入ったメキシカンで美味しかった。何よりポーションがちょうどよくてお値段も場所のわりには手頃でした。
なかなかよいラインナップ
さて、お腹いっぱいになったところで宿でリターン。いよいよ明日はハワイ滞在もラストです。この気候に慣れてきたところで帰るの、寂しいなあ。