京都のうつわ屋 SHOP&GALLERY「YDS」でお買い物
また高い皿を買ってしまった・・・。
先日喫茶ユニオンにたまごサンドを食べにいったついでに、近所の「YDS」さんへ器を見にいきました。料理家 青山有紀さんのインスタで知ったのですが、彼女も地元京都にお引越しされたのよね。共通の知人と一緒にお店に伺ったことがあって、なんだか勝手に親近感。プロのお好きなお店ならきっと良いものがあるはず。
こだわりの器と雑貨の瀟洒な隠れ家「YDS」
グーグルマップを頼りにお店を探したら思わず通り過ぎてしまった。いかにも「器やさん」というこじんまりしたお店を想像していたもので、「これ?」という大きな一軒家の店構えにビックリ。す、すいませーん・・・上品なスタッフさんとオーナーさんにご案内いただいてまた中の広さにビックリ。
まさかのご自宅開業
洗練されたエントランス
一階は中庭や廊下や奥の間に陶器がスペースたっぷりで展示されていて、もともと住居スペースだった三階は改装して雑貨や器がぎっしり詰まったいわゆる"器やさん"チックなディスプレイ。だいたい器やさんってお店を見渡してひと目見た全体の印象で合う合わないがすぐわかる気がするのだけど、こちらのはデザインやテクスチャが渋かったり味のある作品が多くて、その分お値段張る物も多いけれども、わたしはとても好きでした。
静かでミニマムで一瞬ひるむ
中庭も展示スペースに
「え?ここご自宅なんですか!?」心の中で『ひえ〜〜』と思いながら事情をお伺いすると、昔お祖父様が奉公で市内に出ていらして後に友禅の職人さんになられたようで、こちらは工房や染めのお教室や和小物販売もされている様子。で、お孫さんがご自宅でギャラリーのビジネスも始められた、と言う感じなのかな。なるほど、普通の器やさんとちょっと違ってこんな大豪邸なのもなんだか納得。なんて羨ましい。
YDSで買ったもの
三階でたくさんの器を手にとって、お財布やその場の高まりと相談して二枚購入しました。ひとつ目は原田譲さんの牡丹紋様の白瓷(はくじ)の深皿。この実物を見てみたくてYDSに来たのだけど、手に取ると型押しとは思えない細かさ。このチャイナ感にズキュン。11800円でお財布もズキュン。
薄くて軽くて高くて怖い
チャイナテイストの細かな美しみ
正直、どんな食事に使いたいかというのはピンと来なかったけど、これはあまりに美しかったので手元に置いておきたい的モチベーションで1枚買いました。ものすごく軽いので怖いけど、すごく固いのだそうです。でもこれ使ったときは別で洗いますわ・・・。
それから沼田智也さんの赤絵皿。
ふと手に取ったらザラザラ感とわたし好みの素朴なお花柄がだんだんかわゆく見えてきたパターン。やちむんと雰囲気通じるところあるな。ウッドプレートやスレートみたいにチーズボードとして使いたい。お値段5400円でこちらも財布にズキュン。
プリミティブな赤絵は西洋の趣もある気が
薄べったいので皿というより盤、だがそれがいい
ということで、相変わらず棚のトータル色を全く考えずに柄物や色物などの陶器をバラバラ買いしているため、増々シンプルシックに統一されたオシャレな食卓からは遠ざかっていく一方です。しかし、最近わたしはもう開き直りました。色もカタチもバラバラのお皿で気ちがいみたいな食卓になっても、ひとつひとつは好きなのでもういいことにします!ぺっ
以上、最近のうつわショッピングでした。いよいよ例の引き出物やプレゼントで溜まった食器を処分するときが来たようだわ。