京都の朝ごはん〜reynard(レイナード)の"Petit-déjeuner"
どんな素敵なお店でも雰囲気とか世界観が自分の好みに合う合わないってのはまた別にありますよね。こちらのお店はシンプルさ、潔さ、例えるならパリッとした洗い立てのシャツみたいな気持ちよさが好きなお店です。
2021年9月に五条麩屋町に出来た「reynard(レイナード)」は瞬く間に人気店となり毎月インスタで告知されるとすぐに予約が一杯になってしまうのですが(現在は日によって15時から予約無しで入店できるフリータイム営業もされています)、訪問3回目で朝食コースの予約が取れたので行ってきました。いつもママチャリを前に停めさせてくださってありがとうございます。。。
朝日が差し込むいい時間
お店のクリーンな空気感が伝わるキッチン
この日は雪が少々散らつく晴れた朝。お店の前面がガラス貼りなのでいい光が入ってきて朝食にはぴったりです。レイナードの"Petit-déjeuner、すなわち朝食はコース仕立て(3300円)でこんな感じのメニュー。パンとジュース、スープ、そしてたまご料理(オムレツorボイルドエッグ)とお肉(ボンレスハムorスモークソーセージ)、そして食後のドリンクが選べます。トリは美味しいデザートで締め。
この半透明の紙のメニューが好き
ボンママンのコンフィチュールとハニーも
この日の朝食スタートは朝10時。一斉に数組のお客様がスタートするのでしばらくゆっくりパンとジュースをいただきながら待ちます。レイナード、女性の方がまさかのお一人で切り盛りされているんですよね・・・!一体どのような仕込みでどういう段取りを考慮したらこうも「お待たせ感」なく複数のテーブルに対して調理&サーブできるのだろうかとそこもまた毎度気になっております。
程なく香ばしいスープ(秒で飲んだ)と、本日のメインのオムレツが登場。このオムレツが食べたかったの・・・!アラカルトでも頼める定番メニューですがいかんせん毎度おひとりさまの私には量的に躊躇するところでしたので、念願叶って。シンプルでボリュームある焼き具合、ああ玉ねぎのみじん切りトッピングっていいですね。
カリフラワーのポタージュ
美しいオムレツとスモークソーセージ
食後はぽったりとした蜂蜜味のシャンティイ(生クリーム)といちごのマリネ。ショコラショーもたっぷりでゆったりと朝食コースの締め。お腹も気持ちもすっかり満足な朝ごはんでした。レストランのディナーコースはお値段的にも時間的にも量的にも敷居が高いけど、こういう朝食コースだったら1日のブースターとしてもアリかなと思う。
いちごと蜂蜜のシャンティイ
100円プラスでショコラショーにしました
これまではティータイムや早めのディナーとしてお伺いしてたのですが、定番デザートの「イートンメス」の他にニョッキやアンディーブのサラダ、そしてセレクトされているワインも美味しくて何とかしてじわじわとメニューと制覇したいと思っています。レイナードのメニューって『凝りすぎない程度に家でやらない食材の組み合わせや誠実なお仕事が味わえる』ところが好き。作るの楽しいだろうなあ、って思います。
里芋や帆立のグラタン
栗のイートンメス
アンディーブと洋梨とチーズのサラダ
ゴルゴンゾーラのニョッキ
いかんせん人気のお店なので旅行ついでにフラッと出かけて入る、というよりあらかじめ予約しておくのが吉ではありますがフリータイムは今のところ夕方遅めが結構狙い目だとおっしゃってましたのでアタックしてみるのもあり。わたしもフムスやパスタやケーキを食べに、もちろん朝食コースも是非またいただきたいと思っております。この「なんていうか、なーんかいい感じ」の空気感、伝わったかなあ。
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