今日のお弁当

ロールパンサンドイッチ弁当(と、足の遅いむーさん)

この20年近くの弁当生活でもあんまりロールパンって使ったことがない気がするのだけど。たまに作り手として新鮮味を求めたくなるときの変化球、今日はロールパンサンド。トータル使っている食材は変わってないけど、ガワが変わるだけで違う感じするしね。

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  • ロールパンサンド(キャベツ炒め&ウインナー&チーズ、ハムチーズたまごレタス)

今日のこども弁当

周回遅れの足の遅さでおなじみのむーさん、来たる運動会で選手宣誓の大役を仰せつかった。輝く機会をありがとうございます!と思わず連絡帳にお礼を書いた母、毎朝一緒にチャリで練習中。昨年までは、さぞかし優秀な子が選ばれているのだろうと勝手に思っていたけど何のことはない、得意分野の異なるこのような子が選ばれているまでなのだった。我が家の運動会のピークは開会式で終わりそうです。

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とはいえ、運動会練習のたびにぶっちぎりのドンケツで走る息子さんもさすがに多少の劣等感はあるらしく、おばに買ってもらった虹色の靴でも早く走れないのでと更に強そうな赤い靴を欲しがったりする。靴の問題じゃないという話はするし、走るのを途中で諦めているわけではないようなので、まあそれでいいのだけど。

足の速い子らには無邪気に「走るの遅い」と言われるし、「こうしたらもっと早く走れるよ」と良かれと思ってアドバイスをされたりする。強者は悪気がなく、弱者が静かに音もなく小傷を負っているとは夢にも思わないので、自覚のないまま強い道を行く。こういうのは大人の社会でも往々にしてあることなのだよなあと、少しずつ形成されていくヒエラルキーを見守っている。それに、これはわたしも強者として無自覚に人を傷つけることがあるだろうと自覚して、自省せねばならんとも思うところ。

なんだかんだで小学生なんてものは「足が速い」直接的でわかりやすい力の強さがスクールカーストのトップで、学力や想像力や音感みたいな見えないアビリティが評価されていくのは中学生以降だとわたしは思っている。なので、むーさんが最初に走ったときのフォームを見て「あ、やべえ」と思った瞬間から覚悟はしていたけれども、こどもが集団社会に出て行く過渡期を迎えると自己肯定感やヒエラルキーをどう支えるかという漠然とした大きな課題が悩ましい今日この頃。

とりあえずもうちょっとやる気出して走ってくれ(真顔)

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