そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day19 シントラ観光)

朝9時に改札で待ち合わせていたので少し早めに出てリスボンカードを探しに行くが早すぎて見つからず。また雨。悲しい。いい街なのになあ。どうやら大規模なマラソンがあるらしく蛍光色の老若男女が構内でウォームアップ。

10:01の電車までキャサリンとお茶して時間を潰し、リュックに入れといた残りのエッグタルト2個を朝飯代わりに流し込んだ。リスボンカードが無いのでシントラ往復の電車と巡回バスが無料になるワンデーパス15ユーロ(2000円)購入。乗客はほとんどがシントラ行きの観光者でぱんぱん。冬でこれならハイシーズンの夏は一体どうなることやらと恐ろしい。45分でシントラ着。リスボンカードはシントラ駅で手に入ったのでワンデーパス買わなきゃよかった。


シントラ駅

寒い…マイクロダウン着てようやく普通ぐらい。巡回バスに乗ってまずはPark and National Palace of Pena(ペーナ宮殿)。曲がりくねる山道を上がりまくって降りたら極寒…なにこれ…。チケット販売にまた震えながら並び、350メートル程の宮殿までの山道を省略する為に3ユーロ出してミニバスに乗るのもまた並ぶ。ディズニーランドとラーメン屋以外でこんなに並ぶことがあるとは、夢にも思わなかったよ。ヨーロッパ来てから毎日なんかしらに並んでます。

カラフルな黄色とピンクが特徴のpena、ミニバスを出てびっくり、濃霧でなにも見えず。更に極寒度は上がり吹きすさぶ雨交じりの風でキャサリンと爆笑するほど最悪のコンディション。


なにこれ


寒い


かわいい生き物も良く見えない


ヘリの外は白

仕方ないわ、と霧に霞むディズニーランドみたいなお城を撮影して内部見学など。今までのお城と違ってあらゆる物が独特のファンタジーに包まれていてfairytaleの城と呼ばれるだけある。いやーディズニーランド!かわゆい!キャサリンが「友達みんなが他はどうでもいいからココだけは行った方がいいって言ってたけどその価値あるね」ってゆってた。しかし写真を撮るのにも苦労するほどの悪天候。真っ白な霧が冷凍庫を開けた時のようにあちらこちらから噴出してくる。なんも見えない!寒くて死にそう!なぜ私はホッカイロを持って出なかったのか!


キャスキッドソンなタイル1


キャスキッドソンなタイル2


ダイニング


乙女な天井


乙女なシャンデリア


なんて素敵なキッチン


なんて素敵な金型

宮殿内を見ているうちに「キャサリン!晴れてきた!」一瞬の霧の晴れ間をぬって写真撮影に飛び出したらようやく城の黄色や赤が見えてきた。これで晴天だったらホントに言うことなしなのにポルトガル…しくしくしく…。


霧が晴れディズニーランドの全貌が


歴史物にあるまじきこの彩色


本来の背景になった


わたしのお気に入り

また並びミニバスに乗り、更に並び巡回バスでシントラの中央に戻る。「暖かいものを食べよう…」頼んだラザニアの熱に手をかざして暖をとる2人。中から温めようとグリーンワインも飲んだ。10ユーロ。寒さのあまり体力の消耗が激しくて眠い…。半日観光のつもりが15:00時点でPenaしかみれてない。明日のポルト行きの電車を遅らせないとダメだなこりゃ。


あつあつラザニア

並んでまたバスに乗り今度はQuinta da Regaleira(レガレイラ宮殿)。トリップアドバイザーで1位なだけあって散策には良さそうな超巨大な庭…ええ、天気が良ければさぞかし長く散歩できるでしょう…。メインハウスや教会など10分の1程度を見た所でギブアップ。「キャサリン、なんか見たいとこある?」「ペーナ宮殿の後では全てが色あせて見えるわ…」「確かに…普通のヨーロッパだねこれは…」バス乗ろ、とあっさり15分ぐらいで出てきた。


メインハウス

王宮も外から写真撮っただけでやめた。「どうせまた豪華な客間とか教会があるわけでしょ」「もう飽きたよね」腐りはじめたとこでキャサリンが「ねえ王宮入るのやめて電車の時間までポルトワイン飲もう」「うむ、それがいい」結局バス停前のワインショップで一杯づつ10yearsを飲んだ。シンガポールに来たら私の家飲みバーで飲もう、2、3日は来てよね、サケも大好きだから!お互い偶然会ったのがこんな長いこと一緒に居られる酒飲みどうしで良かったねと笑った。


王宮の前で飲む

シントラに宿泊するキャサリンとビッグハグでお別れしてシントラ線で帰った。行きと違ってアフリカンが多くて、シントラ線沿線の車窓がとにかく落書きグラフィティだらけであんまり治安良く無いと言われたりするのはこのためなのかな、と予想。宿に戻り休憩。

20:00に歩いて15分のとこにあるファドレストランClube De Fadoへ。もっと演者と近くてカジュアルなのかと思いきやとても広く、みんなが楽しげにビッグディナーを楽しむ中でポツンと1人リュックサック。赤ワインと水とひとまずチーズだけ頼んだけど、それだけでいいの?って言われて居心地が悪かった。お腹空いてないのに来ちゃうところじゃなかったわね…。20分公演、30分食事、のタームを2度繰り返したところで居心地が悪くなり、これ以上食べられもしないので出てきた。ファドは素晴らしかったんだがより狭くて安いところに行ったらよかったなー。ファド代自体のチャージは7.5ユーロだったので、人気で著名なちゃんとした店は晩餐を楽しむことを第一の目的にするべきだね。


今日の大聖堂はお外から


clube de fado


ぱない場違い感


ファド中は真っ赤な照明に


まあ、夜のサンタジュスタのリフトも通りかかったし


夜のロシオ駅も綺麗だったし

22:30、まだ街に人がいるうちにと歩いて帰った。早いとこ寝て明日のリスボン観光がんばろっと。

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