京都生活

京都紅葉散歩〜「北野天満宮」老松の季節限定お茶菓子付きのもみじ苑

京都の紅葉パトロールです。
最後に「北野天満宮」にある御土居のもみじ苑へ行ってきました。御土居(おどい)っていうのはですね、豊臣秀吉の京都改造事業によって作られた京都を囲む土塁のことでして『こっから中は京都(=洛中)ね〜』って当時境目にしたらしいです。日本史で習った気がうっすらしないでもない。

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 icon-camera 御土居のご説明がこちら

で、北野天満宮の西側に残るこの『御土居』の一部が350本のもみじ林になっていて『御土居の紅葉』として有名なスポットなんだそうですよ。夜はもちろんライトアップ!さらに、このとき乃木坂とコラボしたアートイベントも並走していたので推しのTシャツを着たヲタさんがウロウロしていました。カオス。

まずは絵馬所でチケットを買います

もみじ苑の受付は絵馬所の隣。天満宮にはわたしの大好きな牛が境内にたくさんいるのでとても癒されます。菅原道真って丑年生まれなんだってね。ほんでなんかいろいろあって神の使いが牛なんだってね。

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絵馬所は売店になっていて、チケットを買う前に「この時期ここだけの販売でーす!」というお姉さんの呼び込みの声につられて老舗和菓子店『老松』の酒まんじゅうをひとつ。ホカホカの蒸したてで、さすが老松すごいあんこが滑らかふわふわしてて美味しかった。ここだけ、の限定品にはめっぽう弱い。佐々木蔵之介さんちの佐々木酒造もお店出していらっしゃいましたね。

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入苑料は800円。ここで初めて「茶菓接待付き」というサブタイトルに気がついて俄然ポテンシャルがあがります。お茶とお菓子がついて800円ならいいんじゃないでしょうか!ワクワク!チケットを購入したら真っ赤な紅葉に囲まれた門をくぐってもみじ苑の中へ。

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コンパクトながらも高さのある眺めが素敵!

もみじ苑のエントランスは御土居の上にあたるんですかね、高台から見下ろすような形で目の前が一面の紅葉!だいたい紅葉狩りって下から楽しむパターンが多かったのでこれは新鮮。歩道も整備されていて眼下に広がる真っ赤な枝を見ながらお散歩できました。

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もみじが両脇にも、堤の斜面にも、下の方にも植わってるのでなんだか3Dな感じで立体感ある紅葉スポット。これはあれですね記念写真も結構取りやすくっていいですね。しばらく歩くと今度は階段を下って堤の下に降りる形になります。

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下には紙屋川という小さな川が流れていて、朱塗りの鶯橋は和の風情が外国人観光客に人気の写真スポットになっており順番待ち状態。この川沿いを折り返す感じで進んでいく順路になってます。高いもみじの木に包まれる感じでいいですねえ。脇の住宅の皆さんいい眺めだろうなあ。

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(まるで目黒川のようだ・・・!)と既視感を覚える川沿い散歩を終えてまた階段で御土居の上に戻ります。ゆーっくり歩いても30分ぐらいのコンパクトなもみじ苑だけど「苑」だけあって、なんかこう箱庭的に整えられていて歩きやすいのがいいところね。ライトアップさぞかしすごかろう。

老松のお菓子とお茶でひとやすみ

さて!お菓子お菓子!もみじ苑から上ってくると「お菓子交換所」の看板があって茶店にお客さんがびっしり。お茶はおのおの席に置いてあるポットで、お菓子はチケットの半券と引き換えてくださいます。

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北野天満宮脇の上七軒にある「老松」さん(あの和菓子トランプ売ってたところ)のお菓子『北野大茶湯』、ひとくち食べるとあらやだハッとするおいしさ。『麩の焼き』ってやつで皮はもっちもち、白味噌ベースのあんにキツめの山椒風味。おーいしーーーーい!あと5個食べれるーーー!

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売店でバイトのお兄ちゃんに聞くところによると、もみじ苑の開いてる期間だけの限定でこの茶店と絵馬所にしか売ってないのだそうです。また限定か・・・顧客の心を鷲掴みにしやがって・・・10日ぐらいお日持ちするので来年秋に誰かに会う時はお土産にしたいなあ。ホントに好きな味でした。京都に来てから大好きな山椒味によく巡りあうの、とても幸せ。

さて、今年の紅葉パトロールは5箇所を巡ってここで終わり。ミーハーなわたしは穴場の小さな寺の庭などにはあまり興味がないものですから、ド定番を見に行けて大変満足致しました。紅葉ってどこでも見れるっちゃ見れるけど、京都の紅葉は古いお寺やスイーツとかもひっくるめて楽しいもんだなと思います。観光万歳。さあ、これで次は花見まで冬眠だ。

おわり。

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