なんだかんだで結局楽しい「香港ディズニーランド」ざっくりレポート(前編)
※先日の「そうだ、香港いこう」補完記事です、ご査収ください。
念願の香港ディズニーランドに行ってきました。奥さん、もう開園から12年も経ったそうですよ。中国にデズニーランドが出来たとき、きっちり非日常的な夢と魔法を提供し続けるTDLに慣れた私たちは、そのあまりにも想定外な「客の自由度」にアゴを外したものでしたね。なぜ、その辺で子供がおしっこをするのかと。なぜ、地べたに座りまくってメシを食うのかと。ま、上海の方はそのうち行くとして、まずは香港の雰囲気を見てみたくて、行ってきました。
ホコリっぽくないか、リゾートライン
香港の中心部からディズニーランド(香港迪士尼樂園)までは30分かかりません。地下鉄でピンク色のリゾートラインに乗り換えたら次の駅はもうランド。近い。なんかちょっと伊勢丹行こうかなっていう位の近さ(都民比)。
実物を是非みてほしい
おなじみ窓枠がミッキーシルエットのリゾートラインがホームに滑りこんできた瞬間「えっ、えっ、汚くない!?」と、思わず発する程度にはホコリっぽい気がするリゾートラインがやってきました。私たちは期待値を裏切らない汚れっぷりに腹を抱えてホームで笑いました。もちろんボロボロなわけじゃないんですけど、そこはかとない掃除の滞りぶりが感じられて・・・だって屋根のとこ真っ白なんですもん。
駅は広々としてキレイ
駅のエスカレーターを上がるとすぐにエントランスゲート。更に長いストリートを歩いていくとクジラの噴水にぶつかります。このクジラ、ピノキオさんちのやつ?と思ったけどそんなに邪悪なやつじゃなかった。
漢字が旅情
サーフミッキーざばー
まずは手荷物検査、その後にチケット購入、入場という手順。チケットを待つ間、これは東京にもあるのかどうか知りませんが、猛烈にシャボン玉を量産する子供のおもちゃがリコメンドされているせいで空気中がシャボン玉まみれだったので、おいあれ誰か全部燃やしてくんねえかなという気持ちに(大人げない40代)。
そんなこんなでフガフガしながらチケット売り場へ。ワンデーパスは約8000円程度でしょうか、近年値上げされまくっている東京ディズニーランドとあまり変わらない値段ですね。そしてまずここで、あれ?なんでマーベルいるの?というラビリンスに入ります。
狭いクセに高いとはこれいかに
ユーはなぜここに
日本だとスパイダーマンはUSJ!なのでありまして、この辺のビジネスマターに若干混乱。スターウォーズまでしかちょっと自分の中で許容量がなかったのでディズニーランドなのにMARVELだらけのエントランスがとっても不思議。いろいろあるのねえ。
LA式のメインストリート
香港ディズニーランドはTDLとはエントランスから違ってて、LA式の、ミッキーの花壇と列車の駅が迎えてくれるタイプ。わたしはロサンゼルスのディズニーランドと、パリのユーロディズニーに行ったことがあります。で、香港も合わせてこの三箇所はお城が「眠れる美女の森の城」になっています。シンデレラじゃなくてもっと低くてピンクで地味なやつですね。
ちょっとイラつく花壇
これはこれでいいよね
日本でいうところの「ワールドバザール」は短めの「メインストリートUSA」になっています。これはこれで、なんかちんまりとしたローカル感が演出されていて素敵だと思うんだ。親しみやすくて、お買物しやすくて、結構好きです。
ストリートも短かめです
ふと、見かけた建物前でキャストが何やら絵を描いている。ああ!あの、水をつけたブラシで床に絵をかくカストーディアルアートだ!と喜々として目をやると「リトル・マーメイド」のセバスチャンを描いている模様。うまいね〜!と話していて、ふと気づいた。
スマホ見ながら描いてるじゃん
おいwww ちょっと待てwww と、駅のホームに続いてまた声を殺しながら爆笑する事態に。そんなに堂々とスマホを見ながら描くのか。しかも水ではなく何か茶色の絵の具調の液体で描いており、「水じゃねえのか」とイラストの保持期間が気になりすぎました。いや〜それにしてもこれはホントにツボに入った。どれも不意打ちがすぎる。
お荷物はロッカーへ。メインストリートの片隅にロッカールームがあるんだけど1000円ぐらいしたらしい・・・荷物の多いわたしたちはやむを得なかったけど、極力荷物は少なめが良いのかもしれない・・・。
急に夜ですけど
中は電子式のハイテクロッカー
ミッキー御大のために並ぶ
一歩入ったらすぐそこでミッキー&ミニーがフォトセッション中。えー!せっかくだから是非!と並びましたが、今となってはそれが良い選択であったのかはわからぬ。クソ暑い(湿度がすごい)のに1時間以上並ぶのはかなり過酷。アトラクションは待ち時間ゼロなのに!っていう。他にもミート&グリート系が結構多いので、多分スカスカのHDLで時間を取られるとしたらコレ関係。
東京じゃ無理だし、と
東京だったらキャラクターの為に並ぶなんてわたしはまずもってやらないんだけど、この「入ったらそこにいた(しかも結構長くいる)」「いま会えるアイドル」感。身近すぎてついつい。並んでいる間、周りを見渡すと花壇の木にはデカいトカゲが2匹止まっててちょっとわたしが固まりました。そうか、トカゲ普通なのか。厳しい。
1時間以上並んでミッキー&ミニーとなんとか写メ成功。とんでもなく蒸し暑かったので彼らは20分置きぐらいに壁の外に消え、結構ロスタイムが多くて時間がかかりました。出てくるときにガッチリ手を繋いでペタペタ歩いて現れるんだけど、なんかその辺のカップルっぽくて(笑)またちょっとツボった。こういうふとした演出に油断があるところが、いい。いいよ。
ついつい買っちゃうグッズ
「メインストリートUSA」を散策して香港のグッズ事情を探索。香港ディズニーランドでも東京と同じく双子コーデの若い子たちがたくさんいてもちろんそれは日本人。インスタヴァエする香港限定のお名前刺繍入り耳付きお帽子をヒャッパーかぶっているのですぐにわかる。TDLでかぶったら結構ドヤ感あるよね〜!
ダッフィーさんがふらっと通る
わたしは例によってご当地マグネットを探していたのだけど、ショップにはもの凄くピンズのバラエティーが多かった印象です。あと、iPhoneケース(名前の刻印可能)のiPhone7Plusがやたら手厚いラインナップで、Plusって一般的に全然ケースが見当たらないからこれも中国だからかな〜と思いました。そんなことないかな?
どれも可愛かったんだー
どうせなら香港感が欲しかったので、ロゴ入りのTシャツを張り切って購入。すぐトイレで着るの巻。お土産は全体的にデザインがカラフルで派手めなのが多かったけど、もろロゴのTシャツはボーダーやら刺繍やら結構シンプルなバリエーションがあったので助かりました。
ものすごい違和感
控えめに高揚感を演出
あまりの湿度に思わず売店でミニッツメイドを買って水分補給。・・・甘い。めちゃくちゃ甘くて懐かしのつぶつぶ果汁だったよ。ミニッツメイドにも多分アジア向けレシピってあるんだろうな、古い旅館で出る細い瓶のバヤリース(中身が沈んだやつ)ぐらい甘いんだもんビックリしたよ。
デザートにも若干のざっくり感
パレードが、近い。
そうこうしているうちにお昼のパレードがスタート。案内のアナウンスも、ミッキーのキーの高い声も、全部中国語(広東語?北京語?)なのが何とも違和感あるなあ、と思いつつそういえばわたしも日本人だったわ、と思い直す。本場から見たら東京ディズニーランドだって随分滑稽なもんだよねえ。
史上最高に近い
場所取りなんかしなくても、全然見れる。ルートは短いけど、フロートもちゃんと大きくて、キャラクターオンパレードで、ダンサーさんも可愛らしくって、なんだかんだで満足度は高い。だって東京だったらもっと人まみれだもん!
プリンセスはまとめて四人来た
等身大トイソルジャーこわい
さて、ここからいよいよ肝心のアトラクションへ。
後編につづく。