SnowMan札幌大遠征〜今日の旅メモ(寿司と物産とわたし)
札幌着。なんやかんやで30分遅れぐらい。早い便だと函館ダイバートしてたらしいので新千歳に来れただけラッキーとしよう。降下してパッと雲を抜けると眼下には真っ白の雪景色が広がっており、思わず隣のお若いスノ担お嬢さん方と3人で顔を見合わせ目を丸くして「めっちゃ雪ですね…!」と苦笑した。
雪だー!
SNSではどうやら北海道入りしたらしいSnowManがそれぞれケータリングの山盛りいくらをインスタなどにアップしはじめ、おお…同じ場所にいるんすね…!と地味に実感。9人も居てどうやっていつ頃移動してくるんかねえ。飛行機しかないと大変そう(運営目線)。
さて、腹ペコのわたしはすさまじい賑わいの土産階を横目にスタスタと三階のフード階へ移動。らーめん宙(そら)に15分ほど並ぶ。北海道らーめんゾーンはこれまたどえらい人混みになっており、どこも満員。ただでさえ人気の北海道、これに何かしらの既視感あるアイテムをぶら下げた全国の女子たちが徐々に大量に流れ込んでおり渦のようになっている。うしろに座った女子のカバンにはケースに入った阿部ちゃんのアクスタ(俺も持ってる!)、隣のおばあさんはおひとりでご旅行かしらと思ったらスマホカバーが向井康二だったので二度見した。
すさまじいボリュームの新千歳空港
ついにたどり着いた最初のメシは、味噌ラーメントッピングバターに札幌限定クラシック。ビール、う、うめええええええ!シルキーな喉ごしよ。あれだ、生台湾ビールがめちゃくちゃ美味かったのと同じだ。普段ビールを飲まないわたしでもスッと飲める美味しい新鮮な生ビール。ああ北海道。
味噌ラーメンの方は、北海道でちょいちょい見る生姜トッピングもバターもそこまで主張なく、味噌も香ばしい風味程度で重からず意外と食べやすい。胃もたれ覚悟で挑んだのに。それよりも太いちぢれ麺や、スープを覆う油の層や、なにげなく入ってる玉ねぎなんかの方が、北海道来たねー!な感じで懐かしかった。5分で完食、1800円。
美味しかった。食べ比べたい。
ちなみに宣言通りツアー決定からSnowManモチベーションダイエットに励み、2度の断食とコンビニジムと食欲無くなる韓方と地味な食事制限を経てどうにか今朝の計測でマイナス4キロ弱を達成してきたので俺はもう札幌で全戻しの勢いで食べる気は満々である。
土産階を事前パトロール。予定では生ノースマンをおやつにバラ食べしたかったのだけど、もうそんなの到底無理な話でどこも人気のデザートは嘘みたいな行列であった。目が回りそうなほど魅惑の商品が乱舞するワンダーランド。こりゃダメだ、物がありすぎて人が多すぎてとてもじゃないけど無理だわ、と諦めて退散。美瑛のこーんぱんも、生ノースマンも、何かしらのソフトクリームも、死ぬほど並ばねば手に入らない。しかもSnowManと札幌土産の親和性は高く、ノースマンしかり、雪だるまモチーフしかり、人気クッキーSNOWしかり、あちらこちらにスノ担が好みそうな商品があるので余計売り切れることになっている。
JRで一路札幌駅へ向かう。ここでも自由席はヤバそうなのであらがわず素直に指定席を購入。もう50も近いんだから旅に出たときぐらいはケチらないこと。窓の外はなごり雪。血糖値が上がり意識がフワッとなって、ふと、わたし何しにきたんだっけ…あ、SnowManか…とあんなにバスの横転まで気にしていたのに味噌ラーメンひとつで忘却の彼方に推しが飛んだ。
札幌駅まで40分
札幌駅のホームの暗さで、昔旅行で来た時の感じを思い出した。寒さは言うほどでもないな、雪が降って湿度があるからか空気の冷たさがむしろ気持ちいいぐらいで5度でも余裕かも。いいねえ、冬だ冬だ。
予定通り、駅構内のどさんこプラザと四季マルシェへで土産パトロール。四季マルシェはおしゃれな調味料やお菓子が大集合で一度カゴに入れ始めたのだけど、あまりにもひどい人なので全部戻して店からでた。平日でコレか。これ…本格的に明日スノ担が大量上陸する前にお土産一切合切送ってしまわないとダメだなさては?と理解する。ママ友に味噌ラーメンの写真を送ったらどうにも食べたくなったらしく急遽コンビニで調達して作った美味しそうなサッポロ一番の写真が送られてきた。
完全にスノ担向けなのよ
都会だなあ、札幌
宿に向かう。
冷たい空気が気持ちよくてあえて地下でなくお外を徒歩でガラガラやるも溶けた雪の名残でやや難儀。道すがら雪印パーラー本店に入って念願の「スノーロイヤル」を食べる。保育園から帰ってきたむーさんにビデオ通話で見せびらかすと頭を抱えて悔しがっていた。皇室献上アイスクリームはさぞかし濃厚なフレーバーと思いきや、あまりにもサッパリと上品で拍子抜け。雪印の技術を尽くして作ったアイス、濃くてもしつこくないところが高級な仕上がりと言うことか。
これはむーさん向きではないかもな
道すがら、時計台とテレビ塔を見る。おお。さらにみんなだいすき佐藤水産に立ち寄ると見事にすっからかんで、これまた土産屋の計画的な利用が重要なことを思いしる。やばいなー
ハロー時計台
ハローテレビ塔
ノルベサというネーミングが秀逸すぎてツボった
本日の宿はすすきののホステル。
広めの安置所(言い方)に広めの通路、湿気もなくてリクエスト通り下段アサインで清潔感もあり上等。そんな貧しい宿にすらドーム行き方案内が貼ってあり、きっとほとんどがスノ担なんだろうなと想像する。
19:00、北海道といえばのセコマパトロール。ああこれがかのホットシェフか、オリジナル商品かとカップ麺や缶酒などを買いまくる。重い。
ホテル一階のキレイな店舗へ
これが噂の…!カツとじ食べたい…
夕張メロンソフト食べたい…
オリジナルの酒が潤沢
狸小路商店街もおさんぽしたけど意外と普通のきれいな商店街だった。やっぱ普段天神橋筋みたいな大阪の個性のキツイ商店街見てるとアレだね笑
この感じが広島っぽい
長ーくてきれいな商店街でした
「きたキッチン」パトロール。なんか表参道駅地下の紀伊國屋みたいだな。お店はコンパクトだけど見やすいしキレイで買いやすい。冷蔵冷凍品をどうしようかと考えながら、トマトジュース缶や蕎麦など常温品をいくらか買う。重い。
山わさびばっかり買ってしまう
夜ごはん、回らない高い寿司。
今回これだけはやっとこうと思っていた奮発ディナーなのだった。お母さん、スシロー以外の寿司が食べられることなんかめったにないから…。ということで「鮨棗本店」を予約。おじさんたちが会食で使う系の素敵なカウンター。ハイボールは余市ではじめて北海道の日本酒もすこし。いくらやウニも美味しかったけど、北海道のネタが食べたかったので脂のりのりの秋ニシンやふっくらしたししゃも、お茶で炊いたタコあたりは珍しくて良かった。大将も話し上手で程よく目を配り距離を保ってくださり退屈せず。隣のおじさんらはもはや札幌では経済ニュースになっているSnowMan来てホテル無い問題に触れていた。さーてお会計を、と思ったら「ちょっとやりすぎたな」と思うようなお値段だったので、まあ北海道で寿司を食うなんてもう無いかもしれないからねと自分に言い聞かせて記憶から消した。
ほーら高そう
美しい秋ニシン
ふかふかの、ししゃも
いくらは初物で薄皮らしい
ラストはきんき炙りを塩で
明日合流する友達のキリちゃんと段取りをやり取りし、ネットを通じて知り合った京都スノ担に服装のアドバイスを送る。まさかの同日参加な、むーさんのクラスのママ友は家族でどこやら近くの温泉におるらしい。気合の入った9色のネイルを見た受付の人に「5組目です」と言われたそうだがなんでも4組目の人は飛行機が取れずフェリーで来たという。船!
あなた、この交差点にいたのね!
街を歩けば「渡辺翔太がさあ」と言う声が聞こえ、若い女子たちがウロウロとしている札幌の夜。さあ、いよいよ盛り上がってまいりました。
つづく。