そうだ、尾道寄ろう(その2)
見そびれたお寺を恨めしく見上げながらギブして坂道へ。尾道の観光マップには坂を楽しむためにオススメの道が幾つか記されているのだけど、その中でも尾道の東側の山手に建つ寺をぐわーっと巡り歩く長い長いコースを歩くことにした。
坂と階段のループである
人んちの脇や墓のそばをひたすら歩いてたまに市民に遭遇してハッとされたりなどする不審者コースでもあった
この古寺めぐりコースは石畳になっていて、地図と石畳を頼りに進んでいく情緒ある道なのだけど、きっちり敷き詰められているものと思いきや途中で切れて横断歩道を渡った先にそれらしき続きがあったり、予告なく石畳の模様が変わったり、たまに完全に見失ったりもするので思いがけないアドベンチャーになっている。まるでオズの魔法使いのイエローブリックロードではないか。ハッ!小津だけに・・・!
エメラルドの都に向かうと思うことにした
途中寄ろうかと西國寺を調べたら規模が大きすぎてギブアップ。大わらじが奉納されている健脚祈願のお寺・・・に、至るだけの健脚がなかったという
炎天下すぎて猫にもほとんど合わず
東の端にある浄土寺で石畳を降りてシャバの本通り商店街へ。人気のなーいレトロ感満点の街をふらふら。
「尾道ええもんや」でひとまずすだちサイダー
「ONOMICHI DENIM PROJECT」瀬戸内はデニムの本場だよね
「尾道造酢」は閉まってて残念でした
「金満堂本舗」でレモンケーキを買おう
ピールのつぶつぶが入ってるレモンケーキ美味しかった
「からさわ」でホームメイドアイスを食べるのだ
店の前で海を見ながらひとやすみ
夕暮れ桟橋の白いベンチ。ああ気持ちいい。
ここで談笑していたおじさん二人に話かけられた。「どこから来たの」「尾道いいとこでしょー」と色々と土地の自慢をされた。どうやら二人はカメラマンらしい。今思えば移住組なんじゃないかな、と思うのだけどiPhoneを渡すとプロらしいあんばいの写真を撮っていただいた。「あの渡船の二階のどこそこの席が一番いい、海から絶対に尾道を見てみて最高だから」「片道払えばお金払わなくても大丈夫、知らないフリしてれば」と攻略法を教えていただいたりした。
結局何となく気が向かなくて乗らなかったけど、次に行ったら乗らないとな。
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