そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day29 パリ)

人の目覚ましで目を覚ますのがホステルの定め。起きられないならかけないでくれ…せめて止めてくれ…。二度寝して8:00起床、ラウンジで昨晩スーパーで買ったサンドイッチとフルーツジュースとバナナの朝食。雨やん…萎えるわーとウダウダしているうちに10:00、ひとまず出発。

10区に宿があるので頑張って下ったら3区(マレ地区)やな…ひとまず散歩でもするか。レピュブリック広場までひたすら歩く。途中よさげなカフェやBENTOショップ(食べてみたいよなー)や素敵なデザイン書店など、立ち止まりながらが楽しいお散歩。平日昼間なので素敵なオフィスで真剣に働いている人の様子を見るのも楽し。雨もひとまずやんだ。

30分強でマレ地区のフラン・ブルジョワ通り。オシャレゾーン、はたまたゲイとジューの皆さんが多い街として有名なマレ、洋服屋さん多いですねー。もう、嫌な街よまったく!踏んづけてやる!ウインドーショッピングをキメるフリをして今度はプリンセスタムタムを発見して派手にお買い物。なんやかんやで買い物してるっていう。

その後はロジエ通りのL'As Du Fallafel で定番のファラフェル。天気も天気なんで店の中に入って生絞りキャロットジュースと一緒に早めのランチ13ユーロ(1850円)。テーブルにあった薬味ガンガンかけた。緑の酸っぱくてホットなやつの方が好み。素揚げした茄子が挟まってるのが美味いよねえ。


マレといえばここ


ファラフェルは外6、中8ユーロ

セーヌ川に向かう途中で着物屋さんに出くわした。へえ、ジャポネな店があるもんだね。隣のVent De Terreというハンドメイドの革カバン屋さんがシンプルで素敵だなとちょっと入ったらデザイナーのおばちゃんがいて色々触らせてもらった。たまたま出会う店って楽しいね。高くて買えなかったけど赤いポシェットがフレンチで可愛かった。


ゴルチェコラボのKUSUMIティー


キモノヤ


Vent De Terre

サンルイ島に渡り、そのままシテ島まで突っ切って久々のノートルダム寺院。観光っぽいところやっと来た!登ったことはないけど、もういいや色々今まで登ってきたから…。記念撮影だけして川沿いにパリの新橋ことポン=ヌフまで。えっこんなとこにまで欄干に鍵がいっぱい!映画のせい?みんなあんなに寒々しい恋人になりたいの?いいの?


今日の大聖堂(最終回)


とにかく暗かったです


なぜ鍵をかけるのか

川沿いを更に歩いて14:00、何気に行ったことないシリーズ第一弾オルセー美術館。よかった。わかりやすくてよかった。展示もテーマや背景など関連付けがハッキリしているので見やすいし、今まで宗教画ばっかり見てきたから生活感のある絵画は安らぐわ。セザンヌやルノワールなどの見たことある超有名印象派絵画とか、おおおおモノホン!ってなるな。昔結構スーラとか好きだったの思い出した。ガイド音声がまた懇切丁寧で数も多くて回りきらないので結構飛ばし飛ばしだった。


このアングルよく見ます


これってここにあるのかー


名画がサラッと揃い踏み


ディジョンでは街中にあるポンポンのしろくま

今、期間展示で「Splendeurs et mis?res. Images de la prostitution, 1850-1910」(直訳:壮麗と苦難。売春のイメージ)をやっていて、それがなんなら一番面白かった。着飾った売春婦、踊り子やバレエダンサーとそのパトロンおじさんなど俗っぽさバリバリの(とはいえアート的には重要な歴史のひとつ)絵画盛り沢山。ロートレックはもちろん、マネのOlympiaやドガの踊り子もしれーっと折り込まれており、赤いカーテンで仕切られた18禁ゾーンには無声フィルムや写真などもあって、真っ赤な壁に巨匠を通した当時の風俗をこれでもかと掲げた展示。最終的には薬瓶とかカルテとか病人の写真まであった。社会的背景が肝な展示なので、こっちの音声ガイド付けたらよかった!私のバカバカバカ…!ってぐらい大規模で面白かったです。


売春婦のイメージ展


レストランもキレイねー

駆け足で2時間半ほど居て16:45、メトロで二駅西に行きついに来ましたエッフェル塔。ケ・ブランリー博物館に入るには時間も足りなそうだったので、せっかくだから毎正時のキラキラライトアップを待とうと1時間ほどあちらこちらで撮影タイム。私が15年前に来た時はそんなもん確か無かったですよ、あんなん。待ってる間に売店でホカホカのヌテラバナーヌクレープをシルブプレした。5ユーロもしたけどいいの、ずっとこれが食べたかったから。ああうまい。安易なヌテラのクレープ大好き。日本のテキ屋がみんなヌテラにしたら絶対もっと売れると思うんだけど。


ついに来たねえ


クレープも格別である


キラキラばーん

橋の上でキラキラを見て1人でフォォォと静かに5分間感動したのち、今度は北に歩いてシャンゼリゼへ。もうクリスマスの準備は出来ていたけど点灯はしてなかった、残念。この辺まで来るとお店もハイクラスなものが多くて、途中でElie Saabのウインドーにあった沢山のドレスがあまりに素敵でしばし見とれてしまった。憧れのブランドだわあ(ユニクロのフリースで言う)。

NIKE PARISのロゴTシャツあったら欲しいなあと思ってたんだけど、シャンゼリゼには微妙なのしかなかった。ついでにadidasにも行ったけど、憤りを覚えるほど鬼ダサかった。もっとラスベガスみたいにあけすけにご当地NIKE Tシャツ作ってくれたらいいのにい。私とか中国人がきっと沢山買うと思うよー。シャンゼリゼの大きなモノプリで色々見たけど結局買い物はせず、地下鉄で帰宅。


はるか遠くに凱旋門

宿のカフェで軽く夜メシ。メニューにライトミールでエスカルゴがあったのでワイン飲みながら挑戦してみたが、あれは出しづらいしガーリックバターって美味しいねと言うモノなんだと理解した。最後の一個がどうしても中身がちゅるっと出てこないので、カフェの片隅でガンガンナイフで殻を叩いてかたつむりを破壊した。


腹にはたまらない

この宿、共同冷蔵庫とかないんだなあ。大量にバター持って帰りたいんだけど、どうしようかなあ。うーむ。とか言ってそういえば調べそびれてたな、と布団の中でパリでやってるライブを調べたら何と今晩ニューオーダーのライブだったらしい。何てことだ、時すでに遅し。泣いた。

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