そうだ、台東いこう

今日の旅メモ(羅東台風直撃)

※ただいま「そうだ、台湾の東側行こう」をお送りしています

えっ?台湾歴代2位ですって?今日は台湾の大型台風直撃によって全部の予定がなくなりました。こういうのもまたアリだな、ってぐらい人生で一番すごい台風だ。いやーこの規模は東京だったら数日都市機能がマヒするレベルなのではないだろうか。

今朝は誰かのアラームがひたすら鳴っている(けど本人は起きない)というユースあるあるで中途半端に目を覚ましゴロゴロした後、近所の店買ったドージャンを一杯引っさげて花蓮駅へ。中秋節直後でもしやと思っていたらやっぱりひどい人・・・。


それはそれは大行列

Google翻訳とプチ勉強して覚えた単語をフル活用。後ろの少年に聞いてジンティエン(今天/今日)のピャオ(票/切符)の列に並び、自販機がイーバイ(百)ドル札しか使えないのにオロオロしていたら、後ろの汗だくの太ったおじさんが両替してくれ、ウォーヤオトウルードン(我要到羅東/羅東に行きたい)と伝えたら一緒に切符を買ってくれたので、シェシェ(謝謝)フェイチャンカンシエ(非常感謝)ブカチー(不客気/どういたしまして)と駅に入ったらホームを間違えてさっきのおじさんにイーユエタイ(一月台/一番線)だよ!とまた救われた。今回の台湾は、事前にちょっと勉強しただけで一杯会話で聞き取れる言葉があってとっても楽しかった。

到着した列車はやけに人が多いと思ったら日立製の最新特急プユマ号!まずもってチケットは取れない人気列車。阿鼻叫喚のインド的大殺到からの大混雑で、リュックを前に抱えたまま指定席の通路に一時間立ちっぱなしの地獄列車だった。


体感ギュウギュウ度は見た感じの3倍


くだんの日立製超特急普悠瑪(プユマ)号


この弁当屋で働ける強い心が欲しい


あっ田舎だ!と直感で感じる駅前の町並み

今日のホステルは駅から徒歩3分。到着するや否や猛烈な雨が降ってきてここからが台風劇場の幕開けなのだった。

見た感じパチンコ屋みたいだけど、とっても新しくて綺麗で清潔なホステル。実際はバックパッカー用は男女1部屋づつしかなく今日の相部屋は日本語の少しできる香港ちゃんとカップルで来ている北京ちゃん。香港ちゃんは2日目だけど今日はもう夜市もやってないし店もロクにやってないだろうという。二人とも朝食すらロクに食べていなかった。

しばらくして出て行った北京ちゃんがずぶ濡れで帰ってきた。「香港ちゃん夜ごはんどうする、私たちstarvingじゃないこれ持たないよ」「お腹すいたね、今のうちに行こうか」受付のお姉ちゃんがただであげるよと心もとない30円のカッパをくれた。NIKEのフードをぎっちり締めてねずみ男になり、ベーカーパンツは折り曲げて短パンにして、部屋用のビーチサンダルを着用。さらにその上からカッパを来て裾にはさみフル装備。香港ちゃんと手を繋いで、ヤバい時の室戸岬のような駐車場を越えて3分先のセブンイレブンへ絶叫しながら繰り出した。ただし慎重に。


空室の窓から何も見えないのを撮影する香港ちゃん

ゴーストタウンに光るセブンイレブン様。シャッターはほとんど閉まっているのでみんなくぐって入る。店内は・・・普通だ・・・!二人で空腹のままにあれもこれも買いまくった。「おでんって香港もあるの?」「これは台湾って感じだよ日本にはあるでしょ?」「でも豚の血とかはさすがにないよね、具は全然違うよ」


昼メシ兼夜メシ兼おやつ

一息つくうちに部屋がギシギシきしみだして震度2.5ぐらいの感じで揺れだした。こ、この建物デカいけど鉄骨RCみたいな作りやしな・・・!こんなに揺れたら寝れない・・・!どうやらスタッフルームの天井から盛大に雨漏りが始まり、エレベーターにも使用禁止の張り紙が。下を見に行ったら玄関のガラスが盛大に割れており、受付のお姉ちゃんがずぶ濡れで部屋を叩き「停電するかもしんないから早いとこお風呂はいって!」と言う。香港ちゃんと二人で急いでお風呂にはいってバッテリー関係を一斉にチャージし始めた。


よし、明日には天気は戻りそうだ

日本ではまず飲まない缶ビールを2本開けて、おでん食べてパン食べておにぎりも食べた。ポテチもちょっと開けた。ニュースでは台北もえらいことになっているから明日は移動できるかしら。羅東夜市や宜蘭のウイスキー工場や温泉街、ちょっと行きたかったけど、いつかまたの機会にしよう。無事だし、ちょっと面白かったし。

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