京都生活

京都「孝太郎の酢」でMYポン酢づくり体験

冬ですポン酢の季節です。関西は大変ポン酢を好む地域だそうでしてスーパーの売り場面積も広いのだそうですね。わたしも色々試していて最近では『旭ぶっかけポンズ』が好きだったんだけど、最近見ないと思ったら夏限定だそうで。好みのポン酢を探すのはなかなか難しいもんです。

老舗でつくる私ごのみの「MYポン酢」

さて、冬が来たら絶対行こうと思っていた創業180余年の老舗「孝太郎の酢」のMYポン酢体験に行ってきました。自分の好みで出汁と果汁を調合して、自分好みのポン酢をつくれるのです。なんて楽しそう。事前に出汁をひいてもらうので、電話予約が必要です。

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ザ・老舗なお店構えの引き戸をおそるおそる開けて、これまた立派な梁のある店内へ。予約が混み合っているようだったので他に誰か同席するのだろうと思っていたら、あれ?誰もいない。聞くとお互い気を使わないように各回一組(定員五名まで)だそうで、おひとりさまのわたしはマンツーマンに。なんと贅沢な!

三種の柑橘からベースを選んで調合します

孝太郎の酢の代表的な商品、だいだい酢・すだち酢・ゆず酢を味見させてもらって果汁を選びます。わたしは2本事前予約しておいたので、だいだいとすだちを選びました。もちろん柚子大好きだけど、やっぱ良くも悪くも香りが強くてごまかしが効くので調合の楽しみはちょっと薄いね!柚子はお料理を引き立てるというより、その香り自体を楽しむイメージ。もともと市販品も多いので、柚子以外を選択するお客さんが多いらしいです。

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 icon-camera ラベルがかわゆい三兄弟

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 icon-camera 白い果汁の方がより明るくできあがるのだ

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 icon-camera だし醤油もうめえ

段階的に果汁を増やして味を探します

ベースとなるだし醤油は鰹と昆布出汁に酒やみりんで調整したもの。こちらのお店では一瓶360mlに対して100ml(28%)の果汁がスタンダードな配合なんだそうです。これを基準にしてどれだけ果汁を増やして自分好みにするのか?

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お店の方に段階的に作っていただいては味見。まずは基準の1.2倍、その次に1.5倍。いやちょっと待ってやっぱりさっきの方が良かったという具合に戻ったりもできるし、1.3倍にしてくださいって中間の味にもしてもらえます。酸味慣れしてきちゃうので、お茶を飲みつつリセットし、空を見つめては舌の上でぺちゃぺちゃ。うーん。

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 icon-camera 増えていく紙コップたち

お店の方がこれだけの強さだとこんな料理に合います、こんなお客さんもいらっしゃいます、といろんな情報をくださるので季節や使い方を想像して、適当なところで「これにします!」とファイナルアンサー。

瓶詰めしてMYレシピを保存します

自分のレシピは保存して(任意)次回からオーダーメイドでお願いすることもできます。わたしのMYポン酢はだいだい酢が市販(28%)よりちょい強めの38%、すだち酢はほぼ半分の46%。なんかわたし、すだちの青い爽やかな香りや皮のほのかな苦味が好きみたい。女性のお客さんは男性より酸味に強いからもっとガンガン果汁入れる人もいるんですってー。

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 icon-camera これがわたしの初回レシピ

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 icon-camera 瓶詰めしていただきます

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 icon-camera できた!俺のポン酢!

オリジナルラベルを書きます

さて、最後にコピックや油性ペンで自由にラベル書き。下手するとみんなこの時間の方が長いらしいよわかる(笑)オリジナルのラベルデザインがとっても素敵で印象的なので、どうしたって素朴になりますが・・・わたしは半ば駄洒落ぎみな一筆で勝負。オリジナルポン酢『酢義森』でいかがでしょう。

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 icon-camera 他のお客さんのサンプル、それぞれの味わい

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 icon-camera これは事前に考えてこないと終わらんな

毎回一組づつなのはこういうオリジナル部分が遠慮なく作業できるように、とのこと。友達や家族と一緒に来て、味の調合はもちろんラベルづくりもわーわー言いながらやるの、楽しいよねえこれ。あ、お店の方がとても丁寧にお話してくださるので一人でも全然楽しめますから、どうぞご心配なく。

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 icon-camera こんなショボいはずじゃなかった

いろんな商品の試飲し放題!

ラベル貼りと梱包を待つ間に、いろんな商品の味見をさせていただけます。わたしは元々ガッツリお買い物するつもりでしたので、ここぞとばかりに気になってたものを試飲試食させていただきました。酢って言ってもこうして見るといろんな種類があるもんだなあ。

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 icon-camera 調味料欲を掻き立てられる並び

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 icon-camera 次々に試飲

すし酢、食卓用かけ酢、黒酢、食べる黒酢、めんつゆなどなど・・・単純なお酢に限らず、お酢を配合した調味料がいっぱいあって楽しい!大手メーカーの市販品ってどうしても甘みがべったりしたところがあるじゃないですか。あれがなくってサラッとしているのでどれもすごく食べやすい。例えばわたし胡麻ダレの甘さが非常に苦手なんだけど、こちらの味見してみたらベタ甘さが無くて、お酢の酸味や旨味がちょっぴり強めでグッとくる感じが美味しかったんだよね。調子にのって何本もお買い物してしまいました。

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 icon-camera さすがにめちゃくちゃ重かった

孝太郎の酢で買ったもの

気になったもの色々買いました、しめて一万円ほど。ちなみにポン酢体験は一本1200円。ワークショップ代金がすごいかかる!とかじゃないところがまた手がつけやすくてありがたい。

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 icon-camera めんつゆ、かけ酢、すし酢、ゴマダレ

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 icon-camera 朝のレーズンと夜のラムレーズン。梅酢が入ってふっくら美味。

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 icon-camera ラベルに改善の余地アリの「酢義森」

ちょっと野菜やお肉を和えて一品、というずぼらおかずもよく登場するわたしのお弁当の戦力になりそうでとても楽しみ。普段からこだわりの高級調味料をズラリと揃えるってわけにはいかないけど、たまにこんな買い物すると調理が楽しみになるからね。とりあえず、早く鍋したい、鍋。

帰りは田丸弥で湯葉にゅうめん

帰り道はあたりを散策。この辺(寺之内)はお茶道具屋さんがたくさんある通りなんですね。大きなお寺が並ぶ中、店先に並んだお値段の張りそうな茶碗を見て歩くのも楽しいです。お昼ごはんには御煎餅屋田丸弥さんの喫茶室で湯葉にゅうめんを。

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いつかこの辺に来たら、とマップにピン刺しておいたのが役に立った。美しいにゅうめんだこと!分厚くて甘い椎茸がお出汁でふくふくになってとても美味しかったです。俵屋吉富さんの喫茶「茶ろん たわらや」も近いので次回通りがかったらここでカキ氷だな。

ということで、年末年始から美味しい楽しみが増えたMYポン酢体験でした。是非誰かを連れてまたリピートしてみたいわ。夏用にもっと果汁の多い酸っぱいのを作る、なんてのもアリだしね。京都観光にいらっしゃる方もトライしてみてはいかがでしょう、きっと楽しいよ。

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