京都 吉田山山頂の森林浴カフェ「茂庵(もあん)」
家にずーっといるとクサクサしてとりわけ天気の良い日には(仕事もせずに)出かけたくなるのです。ちょっと気分転換にと気になってたカフェに行ってきました。京都大学の東側にある吉田山のてっぺんにある、森に囲まれたカフェ「茂庵」。
吉田山を登って森の中へ
吉田山、別にそんな高い山でもない街中のちょっとしたハイキングコースって感じですが、登り口によっては結構歩くらしいので事前プランニングが必要です。わたしは一番歩かなくて済みそうな神楽岡通り口から入ったので5分で着きました。
この辺は高級車の止まる豪邸が多いな
石段を登っていくので比較的イージー
吉田山から見える大文字、くっきり!
成功した実業家が吉田山の上に作った広大な茶苑が起点になっているらしく、いまでもお茶席が開かれてたり、「清閑亭」「田舎席」がレンタルお茶席として貸し出していたりします。あと、古い町並みも残っていて道中もなかなか趣深い。猫もいっぱいいるけど逃げられた。
古い長屋がいっぱいある
お茶席、立派だなあ
石段を上がりきって茶苑ゾーンに入るとあれ遭難したかな?という細い道になり(道を間違ってた)周りを完全に森に囲まれます。それにしても森林っていうのは癒やし効果バツグンだねえ。真夏でもひんやりしていて、空気が美味しくて、フィトンチッドに包まれるこのやすらぎ感・・・スーハーースーハーー
とりあえず上に行けば何かあるだろう
なにやら人家を発見
有形文化財の古民家カフェ「茂庵」
パッと開けた山頂にあった大きな木造建築。これがいまも残されている立派な旧食堂棟で、現在は人気カフェになっている「茂庵」。本当に緑に囲まれまくっている立地。
なんて立派な建物でしょう
こちらが正面。すてきねー
きっと大勢のお客さんが来るんだろうね、1階には待合室。靴を脱いで上がると広々としたカフェスペースが広がっています。わお。天井も高くて風の抜ける季節にはとても気持ちがいいねえ。
1階の待合室
お客さんがいっぱい
緑いっぱいのカウンター席
カウンター席に座ると向こうの方には京都市内を一望できる眺め。いまは緑もさもさで余り見えないけれど、こうも新緑に囲まれているとそれだけで癒やし効果あります。ホントはランチのピタパン食べたいけど、ぐっとこらえて今日はスパークリングワインだ。美味しそうなケーキもあるよ。
つらい
悔しいからプロセッコ飲んじゃえ
大正時代のレトロな美しさ
うっすらかかってた栗コーダーカルテットの音楽と、初夏の風と、窓の外のグリーンとでまったりした空間のひととき。勉強する人あり、おしゃべりする人あり、ウトウトする人あり。ちなみにホームページでは「現在の混み具合」をQRコードでお知らせしていて、意外に頻繁に更新なさっているので参考になると思います。
鎌倉の山の中にも、鎌倉大仏ハイキングコースの中に「樹ガーデン」ってこんな森林浴カフェがあったなあ。あそことても好きだったわあ。森林浴系カフェは季節ごとに楽しめるので、またふと思い立って秋や冬に立ち寄ってみたいものです。
茂庵(もあん)
京都府京都市左京区吉田神楽岡町8
http://www.mo-an.com