純喫茶「COFFEEユニオン」のたまごサンド

やっといけた。烏丸御池で時間つぶしの必要があったので念願の喫茶ユニオンへ。いわゆる純喫茶として有名で、見た目も内装も時が止まったような古いお店。純喫茶っていうより、リアルレトロな昭和喫茶といったほうが正しいかもしれない。マジで普通に古い。

 icon-camera いなたい

一歩入るとまず匂いが古い。なぜ古い店は同じ匂いがするのかしらねえ。インテリアも椅子の高さや見たことないぐらい古い三菱のバカでかい冷房、多分機能していないであろう大きなスピーカー、列車みたいに一方向を向いた二人席のレイアウト。渋谷の百軒店を思い出すなー。

置いてある読み物がアサヒ芸能とスポーツ新聞！みたいなところがいかにもで、ここにクウネルとか置いていたら話は違うのよ。自分がレトロ喫茶という自覚がなくて、常連さんに愛されて長くやってきたら自然とこうなったっていうリアルな古さがひしひし。

アイスティーとたまごサンドを頼みました。古い喫茶店には珍しく天窓から光が入るので午前中はなんとも明るくて、空気もゆるくって、まるで台湾の朝ごはんみたいな雰囲気。10時を過ぎると観光客と思しき物珍しげな人々もちらほら。

まず、アイスティを一口飲んでデフォルトで激甘いガムシロ入りだったのに苦笑。そうそう、こういうお店は否応なしに甘いお店あるよね。たまごサンドはいつものように分解してみましたが、平べったく焼いた薄焼きたまごのレイヤードが特徴的でこの辺もまたいろいろとなんだか台湾っぽい。台湾朝食の蛋餅みたいなイメージ。

中に塗ってあるのは多分、バターと辛子とマヨネーズだな。たまごも塩っけがあって甘かったりマヨリッチだったりのタイプではないので朝からペロッとイケるあっさり感。パンもフワフワっとしてて美味しい。分厚いたまご焼きのサンドイッチもいいけど、最近はこういうたまごサンドの方が好みだなー。

こういうリアル古いお店には独特の空気感とか常連さんの醸し出す結界みたいなものが感じられるゆえ「ちょっとお邪魔します」という気持ちで伺うから、なんかあんまり普通のカフェみたいにゆっくりは出来ないのよね。でも朝7時半とかからやってるみたいだし、天気のいい日に意外と明るい店内でぼーっと朝ごはんを食べるってのもいいんじゃないかしら。次はバタートーストかチーズサンドにトライ予定。

-京都生活