人類史上最強のグリルパン!アナオリカーボングリル 「JET」
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さて、突然ですが大変スタイリッシュな新入り道具がやってまいりました。その名も「ANAORI CARBON GRILL『JET』(アナオリカーボングリル『ジェット』)」。匠による削り出し製法で作られているオールカーボン(炭)素材のグリルパンでございます。ついに!うちにもグリルパンが!
台所道具欲の最終ポイント「グリルパン」
今回は知人のご縁でこちらの高級グリルパンを譲っていただいたのですが、実はもうここ数年ずーーーっとグリルパン欲しいなあ〜ってふんわり探していたんです。海外の料理番組を見ているとグリルパンが登場する頻度って結構高くって(特にジェイミーな)、お肉とか野菜にしましま模様付けながらガンガン焼くんですよ。油落ちしつつもガツッと焼けるあのビジュアルはちょっと憧れ。
さらに、この歳になって糖質制限食に手を出したのも結構デカい。糖質制限の期間って、ごはんやパンを取らない代わりに肉や魚が食卓のメインになってくるので、ドーンと焼いた大きい肉にソースで変化を付ける、みたいな外国っぽい時短メシの機会も増えるのです。となるとグリルパンで美味しく焼きたいなあ、となるわけ。でも、実際ググって探してみたりすると例によって海外鋳物系のストウブ、ル・クルーゼ、あとは南部鉄器が主な選択肢になるものの、意外と日本では選べるバリエーションがない。キャンプ用品方面になっちゃうんですよね。
無かったら無いで何とかなるものを買うのって、これだけ買っててもまだ踏み出す勇気がいるのはなぜかしら(笑)うちには、家庭用精米機、燻製専用土鍋、ソーダストリーム、おひつ、などなど『無くても困らないけど欲しくなる道具』がたくさんあるんだけどな(笑)逆に、この手の物は趣味の範疇なので検討するときは慎重。一応店頭で手に取ってみるものの「デカすぎるし重すぎるな・・・うーむ」って何度も振り出しに戻りました。
そんなわけで、今回ありがたくグリルパンを譲っていただく機会があり是非にと使ってみたのでした。デザインも特長もちょっと一般的な物とは違っているのだけど、結論、俺んち今ものすごく肉ライフがアップグレードされて最高なのでご紹介したいと思います。
飛行機のジェットエンジンをモチーフにしたデザイン
蔦屋家電にでも置いてありそうなスタイリッシュな箱を開けますと、思ってたグリルパンとはだいぶ違う佇まい。この「アナオリカーボン」さんのキッチンウェアって色も形もなんかイタリアっぽい香りがするね、LEON読んでる料理好きのちょいワルおじさんが好みそうです。
メンズライクなアイテムらしく、モチーフは飛行機のジェットエンジン、だから「JET」なんだとか。元CAさんが『たしかに・・・』と思うほどデザインがリアルだと思うよ、なんかバードストライクとか思い出しちゃう(こら)
最初ジンギスカンかなと思った
この溝を伝って油脂が外周に溜まる仕組みらしい
鋳物のグリルパンみたいにワイルドなしましま模様はつかないんだけど、純度99.9%の炭(カーボングラファイト)を削りだして作ってるので、ぜーんぶカーボン。職人さんの工芸品みたいなグリルパンなのです。持ち上げると、鋳物系のグリルパンよりは随分軽くてこれは助かる。重いのって自然に手に取らなくなるからねえ。あの墓石のような、持ったときに「ウォフ」ってなるほどの重さはナシ。
裏はマット、ガス直火・IH・他対応。
意外と薄くて軽い
焼き上がりバッチリでお肉ライフが捗る!
早速お肉を焼いてみなければ!わくわく!普段はなかなか消費が進まないコストコの巨大な肉パック、ちょうど相次いで来客だらけのタイミングがあったので「JET実験期間」としておおいに肉を焼かせていただきました。
カリッと焼けるサムギョプサル
アナオリカーボングリル「JET」、ありがたいことにイワタニのカセットコンロにもちゃんとサイズフィットするので、まずはテーブルの上で韓国に思いを馳せるサムギョプサル大会。(コストコの三枚肉はちゃんと分厚いので超おすすめ!)
お好きな方はご存知かと思いますが、サムギョプサルの専用鉄板って斜めになってて下に余計な油が落ちる仕組みになってますよね。なおかつ分厚い鉄板でしっかりガリッと焼くのが美味しさのひみつ。一発目だったのでどうなるかと思っていたら、まーーーーーガリッと焼けること!本場に劣らぬ焼き具合!油がちゃんと横に落ちていくので本当にキレイに焼けます。
ギョプサルはこうじゃないと
止まらないクオリティ
サンチュとえごま、サムジャン、それからコストコの巨大容器入り宗家キムチ、手作りパジョリ(辛味ネギ)、ごま油、をひたすらローテーション。ハマりすぎてしばらくずーっと家ギョプサル食べてました。今後お客さん来たときも有無を言わさずコレにします。
ちなみに一度比較してみようと思ってフライパンで焼いてみたんですけど、油でジュクジュクになるので全然食感が違いました。ガリッと油を落として焼きたい家ギョプサルのときはやっぱりグリルパンがベスト。「JET」はホットプレートばりの手軽さのわりに本格的な焼き上がりなのが素敵。
チキンステーキもスムーズな仕上がり
続きまして、常備しているコストコのさくら鶏でチキンステーキのディナー。炭水化物オフのときにはボリュームもあるし美味しいし、余ったトマトのざく切りや使い切りたい生クリームなど、ソースづくりが冷蔵庫の掃除にもなるので時短メニューとして定番化してます。焼くだけだもん。
開いて開いて大きくしてあります
脂身オフ&粉ナシでも焦げ目仕上がりなのビックリ
チキンステーキもいまいちフライパンだと納得のいく焼き上がりになった試しがないんですけど、放っておいたらずいぶん美しい焼き目が出来上がっていたので驚きます。しましま模様の鋳物グリルパンよりも面で焼けるのがいいんだろうね。
あと、鉄に比べたら温まりが断然早い気がするなー。『カーボンならではの高い遠赤外線効果と、優れた熱伝導性により均一に高温をキープ』って書いてあるのですが、これが熱伝導性の高さというやつかしら、鋳物パンが熱くなるのをじっくり待つあの忍耐の時間が短いような気が。わたしあんまりじっくり待てないタイプなので助かります。
チーズ敷いてカリッとさせてみた
余ったブロッコリーでハイ出来上がり
高いからちゃんと焼きたいビーフステーキ
調子に乗ってその後コストコで巨大な牛肉パックも買いました。猛烈にステーキ食べたくなるときないですか、上質で柔らかい和牛とかじゃなくて赤身アメリカンなやつ。わたしはよくあるので、厚めに切り分けて冷凍しておくと、いつでも冷蔵庫がテキサス州です(イメージ)
さすがに分配は必須の量ですが
焼き目はとても美しい
豪華ディナーのできあがり
さすがにステーキは焼くコツ要りますけれども手早くいい塩梅に焼けます、JETグリルパン。強火のフライパンだと加減が難しいところ、カーボンだと落ち着いて放置しといてもしっかりキレイに焼ける。不思議。お肉を包んで休ませるとかのステーキグリルTIPSをマスターして赤身ステーキの達人になりたいと思っております。あと、最初に焼き目が必要なローストビーフとかにはめちゃくちゃピッタリなので、クリスマスまでにたくさんお友達を作りたいです。
こういうグリルパンも逆にアリ!な「JET」
ということで、思った以上に手軽でクオリティの高いグリルが仕上がるのでうちの肉ライフのグレードは爆上がり。ありがとうございます。アナオリカーボンさんってターゲットが違ってるのか今まで全然存じ上げなかったんですけど、確実にハイクオリティであることは実感したので引き続きうちの貴重な戦力として活躍してもらうことにします。
あ、ちなみに注意点としては、鉄グリルパンみたいにキャンプ場で放り投げても平気な強度とかではないので、土鍋同様急冷を避けたりフリスビーみたいにぶん投げたりしないようにすることですね。パキッて割れちゃったりしそうだから。その代わり、表面コーティングされてるので金タワシでゴシゴシとかしなくてもスルッと汚れが落ちるのは逆に魅力です。
RINGOっていうココット鍋も面白そうなんだよね
カーボンウェアには興味あるけど、グリルパンは大物すぎる!という方には是非シリーズの『RINGO』にも注目してもらいたい・・・その名の通りリンゴばりに小さいんだけど、熱源にそのままかけられるので材料放り込んで火にかけたらスフレや焼きリンゴができちゃうやつ・・・。オーブン予熱に苦手意識のあるわたしのような人、すぐに壺っぽい鍋が欲しくなるわたしのような人に。
以上、カーボングリル「JET」のご紹介でした。
今後お弁当やSNSでまるっとした肉が出てきたら「あいつまたカーボンで焼いとるな」と思ってください。
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