京都「カフェ・アアルト」でシナモンロールの朝ごはん
フィンランドの名建築家アルヴァ・アアルトが手掛けた「CAFE AALTO(カフェアアルト)」が、世界初進出の2号店を12月末に京都にオープン!とのことで、モーニングタイムに出かけてきました。正直なところ、シナモンロールだの北欧カフェだの丁寧なおにぎりだのですぐ「かもめ食堂」というワードを出すのがもうあまりにも出がらしっていうかテンプレすぎて恥ずかしいんですけど(2006年ですか・・・)、ヘルシンキにある本店のデザインやメニューを再現しているとのことで、現地の味とやらがちょっぴり気になりますし。
北欧ホステル「マヤホテル」の一階
場所は柳馬場六角、街歩きにはいい場所。最近出来るホテルってほんと今からまたええ場所抑えますね・・・というの多いなあ。フィンランドのプロダクトデザイナー、ハッリ・ コスキネンが手掛けた北欧好き必見のカプセルホテル「MAJA HOTEL KYOTO(マヤホテルキョウト)」の一階がアアルトカフェです。
このマヤホテル、最近増えてるおしゃれホステルでして、北欧ほっこりデザインなのでカプセルが三角屋根の形だったり、木材をふんだんに使ったデザインでちょっと泊まってみたい。もちろん売店にはマリメッココラボ(笑)おしゃれ風なホステルって結構無垢パイン材とベニヤ板を使ってコスト下げた雑ななんちゃってインダストリアル風も多いけど、ここはコンセプトに従って多少お値段する(6000円位〜)だけの雰囲気ありそう。女ひとり旅あたりで使うには良いかも。
入り口入ったとこにもカフェの椅子
はい、花瓶もイッタラー
さて、玄関を入ると2階からマヤホテル、1階がうなぎの寝床でほっそながーーーいレイアウトがいかにも京都らしいアアルトカフェ。
本家さながらのインテリア
奥に進むと意外と客席あります、テーブルや椅子、ランプなども本家インテリアのリプロダクトらしいのでかなり雰囲気を似せている模様。というのは、壁に飾られたヘルシンキのアアルト・カフェの様子や歴史写真でわかります。なるほど、そっくり。本家は大きな書店の中に入ってるカフェなので、逆にこっちの方がカフェっぽいっちゃカフェっぽい気も。
奥行きあります
金色のランプがモダンだが奥には石灯籠
トイレもなんだかやたらとオシャレ
ヘルシンキのアアルトカフェはこんなかんじ
この展示は変わるらしいですよ
テーブルの上にはバラが一輪。シャープな感じのインテリアにこれがあるだけでなんだか洒落た雰囲気になりますわね。ヘルシンキの本家は本屋(アカデミア書店)の中だそうだから、蔦屋書店みたいにガヤついてて普通〜に使われてる庶民的なカフェなんだろうねえ。
やっぱり気になるシナモンロール
張り切って朝ごはんをいただきます。ホテルの1階に位置してるのもあって朝7時から営業、モーニングがいろいろ揃ってる。夜も22時までやってるみたいだけど、メニューを見る限りではそんなに重い食事は置いていなそうね。オープンサンドとかスナックやケーキが主体みたいです。売りはサーモンスープとシナモンロールかな。
朝食メニュー。シンプルながらもお高めなのは雰囲気代
サンドイッチメニューが多かったかな
迷うことなく本日の目的、シナモンロールをオーダー。ドリンクとのセットで1000円なので紅茶を頼みました。お茶はルイボス、ミント、ジャスミンなども。紅茶ポットは小ぶりで一杯半ぐらいのボリュームなのがちょっと残念かな。もっとガブガブ飲んでゆっくりしたい。そしてやってきたシナモンロール、なかなかデカい!
フォトジェニックな外観
紅茶はミニポット
本家フィンランドからやってきたシナモンロールはまさに主役、という皿いっぱいのサイズ。たっぷりのシナモン、向かい合った渦巻、つぶつぶ砂糖、そしてカルダモンの香り・・・。リベイクされていて温かいのがサーブされます。
きれいな成形だな〜
個人的にもうちょい外側しっとりが好き
カウンター下にどっさり並べられてます
久しぶりに食べたな、こういうカルダモンの味がするシナモンロール。わたしはシナボンぐらい邪道なしっとりべっとりアイシングなタイプも好きなので、物足りなく感じたぐらい。ま、朝ごはんにはこれぐらいがちょうど良かろう。美味しくいただきました。ていうか、あの形をみると久しぶりに作りたくなっちゃいました。
ところで全然人がいない件
この日は連休中日の日曜日。プレスリリースで見たときは河原町界隈ならさぞかしミナ・ペルホネンのワンピースとか着た女子などで混みそうだな〜と思っていたし、最近京都では朝観光や朝食ブームですので早朝から観光客が歩きまわってる中、チャリを漕ぎながら幾つか行列店を横目に見てきたのですが・・・誰もいない!連休なのに!
写真撮り放題
だって誰もいないから
いい感じの写真撮れちゃう
まだオープンして1ヶ月だしこれからいろいろな媒体で紹介されると混み合ったりするのかな認知度まだ低いんだよね、と思いつつ、一方で、外国人旅客には北欧刺さらないしな・・・そもそもかもめ食堂がささる層もだいぶ年とってきてシナモンロールって話でもないかもだしな・・・ホステルに泊まる層と北欧おばさんって乖離してるかもな・・・と不安な気持ちになるほど誰もいませんでした。(あとで数人増えた)
いまどきのトイレ
しかしながら、この界隈で気軽に入れてゆっくりお茶できて、なおかつそんなにヤングや外人さんで混んでない(これ大事)カフェってなかなか貴重ではないかと思うので、散策の休憩スポットとしてピンしておくと良いかも。わたしもそのうち普通にお茶しに行こうと思います。
ということで、拍子抜けするほど静かにモーニングがいただけてしまったアアルトカフェでした。北欧モノがお好きな方は少なからず30〜40代にはいると思いますので、機会があれば話のタネに是非。
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