アンスティチュ・フランセ関西-京都で「マルシェ・ド・ノエル」
京都大学正門前にあるアンスティチュ・フランセ関西-京都のクリスマスマーケットに行ってきました。
ここはいわゆる日仏会館というやつで、各講座や文化交流のステーション、いやスタシオンとなるだけでなく、素敵なティールーム、いやカフェでお食事もいただけたり、月一回マーケット、いやマルシェ(もういい)が開かれたりしており、たまにヨーロッパにかぶれたいときにピッタリです。インスティチュートがアンスティチュという発音になるだけでこんなに甘美になるのは何故でしょう、フレンチの不思議だわ。お菓子っぽい。
前庭におしゃれな出店いっぱい
会館の前庭にはアクセサリーや雑貨、帽子、そしてもちろんワインやキッシュなどのフレンチな出店のほかに有機系のお店も多数。そんなに大規模じゃないけど、ふらっと立ち寄って軽食をいただくのによいサイズ。
わたしはとりあえずホットワインと、お土産用に北山のパン屋「ラミデュパン」のアプリコットタルトとサーモンキッシュを。それから八百屋さんで銀杏と柚子も買いました。あ、そうそうクレープも食べましたバターシュガーで。
店員さんにはフランス人の方も何人かおられたのだけど流暢な京都弁を話されていた上に、ホットワインをシルブプレしたら「はい、五百万円〜」と言われたのでやむを得ず「じゃあ一千万円で」と返すと「ほな、おつり五百万円です」という当然の流れになり、ちょっと視覚情報との違和感に混乱しました。
キラキラのステージで小粋ミュージック
奥に進むと小さなステージがあって、作家さんの作られたカラフルなキラキラオブジェがピカピカと光っていてとっても素敵。夜はとってもキレイだったようです。日本人とフレンチのコラボのような形で音楽ステージが開催されていました。
せっかくなのでちょっとだけ中に入ったら、カフェにこの季節ならではのシナモンやクローヴの香りが充満していて、わたしの記憶の中に少しだけある「ザ・冬のヨーロッパ」がブワッとよみがえり懐かしくなりました。美術館のミュージアムカフェ、学校のカフェテリア、人の多い湿度の高い室内でスパイスの香りが漂うあの感じ!
フランス人、京都好きだろうなあ。この狭っこくてカルチュラルな風情がとても京都らしいし、かつユーロっぽくもある気がする。それにしてもどうしてわたしが贔屓にしている英国はこういうリベラルな感じの展開にならないのかしら・・・そこも含めてフランスが昔から永遠に羨ましい。
さて、冬が楽しくなるよい昼下がりだった。月一回のマルシェはもちろん、暖かくなったらサンデーブランチにでも行きたいな、とメモしておくことにします。
アンスティチュ・フランセ関西 - 京都
京都市左京区吉田泉殿町8
http://www.institutfrancais.jp/kansai/
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