おでかけとイベント 京都生活

お弁当の詰め方ワークショップ@阪神百貨店

たまの勉強。ふとインスタで見かけて気になった「お弁当の詰め方」のワークショップに行ってきました。自分の弁当って結構テンプレ化するので特に詰め方に悩んでる訳でもないのですが、逆にマンネリだからこそ得られるフレッシュなヒントがあるのではないかと。場所は大阪梅田の阪神百貨店。

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阪神百貨店は2021年の秋に大型リニューアル。当時「阪神おべんとう部」と称したコミュニティを作ってチオベンさん&輪島キリモトさんとコラボしてたりなんかしてて、遠巻きに気にしておりました。そのときに率いていらっしゃった阪神梅田本店ナビゲーターの真造さんが本日のワークショップの先生。キッチン用品フロアのオープンキッチンで、さまざまな通りすがりの人々の好奇な視線を浴びながら(笑)教えていただきます。

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その前に、わたしは600ml程度のお弁当箱を自前で持参すべきところ、保育園送りついでに出たバタバタですっかり忘れていたことを思い出しまして困った時の中川政七商店(2階にあった)で買いました、新しい弁当箱を・・・別にいらんのに・・・でもこの「ごはん粒のつきにくい弁当箱」はちょっと気になっていたので良かろうと思うことにしました。色はちょっと仕出し屋っぽいのがいい、朱色。

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今日は詰め方の教室なのでおかずは既に調理済み。阪神百貨店のデパ地下で売ってるすっごい高いたまご(黄色い!)とか、ぷりぷりのスナップえんどうとか、こだわり調味料などのいつもより段違いに高級な素材で作っていただいてます。

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せっかくなので、と卵焼きだけデモンストレーション。だしエキスとお水、みりんとお醤油。ああ、人の卵焼き見るのって楽しい。エンボスの鉄製卵焼きをご愛用です。鉄って頑丈そうでいいね。普段結構小型なのを使っているわたしにはちょっと大きいかも。

そしてのちに食べて思うのですが味が上品!だし巻きらしい控えめさ。わたしが思う「だし巻き」はもうドボドボに出汁の入った居酒屋仕立て。なので、普段はもっと甘くて白だし時短方式かつ中身によってはマヨや粉チーズや牛乳やコンソメも入る俗っぽさ。こんな控えめなことにはなりませんよなんたってブラジルのお菓子ぐらい甘いので育ったからね・・・。

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さて、さらにおかずをもう一品。チオベンさん直伝のアスパラと生ハムとバジルの春巻き。香りのあるもの、味のあるもの、と巻くと味のバランスに失敗しないそうな。味はチオベンさんは確か小さい春巻きの皮を2枚使って巻いていたように思うのですが、今回は通常の大きいのをぐるっと巻くよりしっかりした春巻き。やっぱ春巻きはなーいいよなー衣の手間なくて揚げ物ってのは弁当おかずとして最強だよなー

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そしていよいよ詰め方に。まずはごはんに傾斜をつけて・・・というのは同じですが、わたしは置き方も斜めにする人なので(楕円形の曲げわっぱなどでは有効なデザインだとは思うが場合によるね)この時点でふむふむと違いを発見。今日は参加者5名も先生もみーんなオベンター。みんなそれぞれの手癖があるんだよね絶対。

そして絶対的に違うポイントを発見。それは斜めにしたごはんを手前に置いて、おかずを奥に入れていく、ということ!衝撃!斜めに傾斜をつけたからにはその坂道に載せるようにしておかずを寝かせて詰めていくものだと思っていたら、あらびっくり。逆だといきなりお弁当の壁におかずを置くことになるけど手前が傾斜である必要あるのかな?自分と違うやり方ってなんて新鮮なのかしら。

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出来上がった先生のお弁当、詰め方はやっぱり自分の手癖と違う点も多々。まず一番最初に奥に敷いたレタスの額縁、わたしは基本的に仕切り扱いのことが多いので葉物が一番外に来るの、新鮮。あと無意識に全体の高さも合わせているので(←A型)米の上に結構乗せていくのも、新鮮。あと緑のレタスの隣に緑色のピーマンきんぴらは置かないかな、とか自分の中でのこだわりも発見しました。

春巻きの下に湿気防止に葉物を敷いたり、違い違いに入れたり、野菜の持っている色を全部生かして見せる(例えばブロッコリーを垂直のみで入れると真緑しか見えないとか)などのTIPSはすぐに活かせそう。そんなこんなで出来上がったわたしの弁当と他の参加者さんのお弁当がこちら。

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ハッ!今気づいたけどほとんどみんな先生の言う通りにしている・・・!わたしだけレタスも壁に敷かず、米の位置も逆で完全オリジナルだww まあ、それはそれでいいと思うのです。私なりの美的センスでこの配置は正解なのだ。こだわりはたまごを縦や横に入れず斜めに入れて立体的に作ったところ。あとなるべく隣り合わせの食材の色にコントラストが生まれるように配置したいといつも思うのですが、これはもう登場おかずによるのでなかなか難しいところですな。

実食しながら思ったのはやっぱちゃんと副菜おかずも下味大事だな、ということ。ブロッコリーは塩とごま油ベースなのですが生姜が加えてある。こういうひと手間で味が違うんですよねえ。めんどくさいと塩茹でポンなことあるから(まあこれも美味しいんだけど)塩ナムルベースの軽い味付けは汎用性が高いからもうちょっと普段から深くつかいたいな。

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あと先生は毎日ほとんど作り置きなく作っているそうなのですよ。むりむりむりむり。せめて火を通しておかないと無理。しかし火を通しておいたものに味付けってあんまりしないもんで、やっぱりちょっとした味付けって茹でたての方が染みるし美味しいよね。そこで副菜おかずの美味しさに差がつくのよ。先生が大さじ三杯で無水調理できるし時短です、とおっしゃっていたビタクラフト、わたしも持ってるけど全然無水で使ってない(笑)ちゃんとしよう、ちゃんと。

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帰りには参加費3000円にしては豪華すぎるような気がする調味料三種もいただき、大変興味深く終了しました。「(プロの)人のお弁当を食べる」のも勉強になりますが、「人の詰め方を知る」というのもまたその理由や工夫がわかって面白いですね。あんまりお弁当に関するワークショップって無いから自分でもやってみたいと思うけど、そこまで確固たるセオリーが自分の中で整理されていないなあ。毎日出たとこ勝負のお弁当づくり、引き続き頑張ります。

これまで名物イカ焼きorとん蝶or食パン買いに行くか、地下にミックスジュース飲みにいくついでぐらいでしか踏み入れてなかった阪神百貨店。この日初めて上から下まで見たけどリニューアル後はガッツリ暮らし系クラスタによりそうラインナップになってて敷地意外とコンパクトだけどこだわりの詰まった面白さだった。世代的にドンピシャ系。ついでにTシャツ買ったり、催事の大ワイン祭でひとりパテ食って飲んだり、地下でスイカジュース飲んだりしてまんまと寄り道して散財しながら帰りました。

最後に阪神百貨店と言えばなセレクトパンコーナー「パンテラス」で買った「YOSHIHIRO IKEDA」(大阪府豊中市)のレーズン食パンが期待を上回る密度だったのでちょっと見てください。

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中央部は逆にレーズンの味しかしない(笑)でも最近ぶどうパンブームのむーさんは「ブドパンオイシー」と言っていました。よかったね。でもこれは普通のブドパンじゃないからね。

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