こども号泣!嵐電妖怪電車
お盆の数日間だけ開催される嵐山電鉄のイベント「妖怪電車」に乗ってきました。四条大宮から嵐山までノンストップで走る特別電車。妖怪の扮装をしていき妖怪認定されると、妖怪運賃50円で乗ることができる、というお盆ハロウィン企画。
昨年の人気一番妖怪がポスターに
四条大宮からいざ乗車
1日5本程度の運行なのでお盆はさぞかし混むだろうと30分前に行列へ。一回100人程度の限定(電車は2両だった)なのだけど、まあピカチュウとかじゃないので乗れますね。お客さんは大方一般人間ですが、よーーーく見ると顔に目玉のシールが貼ってあったり、かっぱの被り物してたり、猫カチューシャしてたり、妖怪認定のハードルは結構低い模様。
普通の人間なので220円払う
駅員のおじさんに「妖怪ですか?人間ですか?」と聞かれて「すいません、人間です」と謝りながら切符を買う(笑)今年はどうも妖怪が少ないらしく、嵐山駅で行われている妖怪人気投票の参加者が少ないようだ。オトナがちょっと本気を入れたら覇者となって来年のポスターを飾れそうな気配だったので来年は真剣に考慮したい。コスプレやモンスターではなく、きっちり妖怪、という点にフォーカスしておとなげなくやりたいものです。
昨年の覇者「ようかいわっ、じん」
妖怪電車専用乗車券
シンプルなわりに無表情感が不気味さを醸し出す昨年の人気投票ナンバーワン「ようかいわっ、じん」がウロウロしているので、「みーつけた」と声をかけると限定シールを貰える企画が今年からスタート。貰う気まんまんの四十路だったがあまりにも子供たちが無邪気に鈴なりだったので申し訳なくなり遠慮しておいた。
妖怪電車の粗めな装飾が愛しい
さて、ほどなく特別電車が到着。一斉にバーっと中に入り込んであっという間にほどよくギューギューの満員御礼。駅広告のところには妖怪のポスターや解説が貼られ、つり革にゴム手袋、天井に布・・・かと思ったら簡易な一反木綿、網棚にマネキンの首、など文化祭的なほっこり装飾満載の車内なのであった。
赤い貸切ランプ
一応暗くなっておる(もっと夜の便がベター)
このシュールなボール装飾はなんだ
子供絶叫、大人爆笑の妖怪地獄
そしていよいよ、出発間際になってドロドロと音がなり妖怪が乗車・・・おそろしい顔の妖怪たちが次々に車内を練り歩いてなまはげのように子供たちを恐怖に陥れていくのである・・・。
意外とホントにこわい
・・・という演出なのですが、なかなかに凝ったお面、そしておそらく中が女性のせいもあってか背が低くてうまい具合に人影に隠れられるので、ふと見失っては現れる感が意外によかった。わたし、普通に立っててふと横を見たら至近距離でこちらを見上げられていたときはマジで飛び上がりました。やめてー不意打ちはやめてー。
絶対に顔を上げない子供
三つ目の赤ちゃんw
動きがこわいんだよ
子供の反応はバラバラ。耳を塞いでずーっとワーって言ってるビビリ封鎖型、絶叫&号泣しながらライトセーバーを振り回して倒そうとする阿鼻叫喚型、積極的に笑顔で握手を求める恐怖無縁型などなど。車内には絵に描いたようなギャー!という大絶叫と、それを見て大爆笑する親たちの声がこだまして何ともほっこり。わたしも笑いすぎてお腹痛くなりました。
で、ふと笑い終わって横を見たらまた妖怪がジッとこっちを見上げている。やめてー不意打ちはやめてー。ほんとにー。
それにしても、昭和の子供時代には夏休み恒例「あなたの知らない世界」とか、つのだじろうとか、なんか小さくて分厚い心霊写真本とか、恐怖関係コンテンツって山ほどあったけど、今の子供って何が怖いんだろう・・・洋モノ・・・?
嵐山駅では妖怪がお出迎え
そんな地獄列車はほどなく嵐山に到着。コスプレ妖怪も、劇団員妖怪もみんな下車してあちこちで記念撮影。妖怪電車運行中はちゃんと駅の電光掲示板にも「妖怪電車」と発着の情報が書かれていてちょっと感動。
ハー笑い疲れたぞろぞろぞろ
妖怪電車が紛れる時刻表
カラッ傘が高すぎて入らん
お、おもそう・・・・
いやーたまたま知ってちょっと覗くついでに乗ってみただけだったけど、思いのほか面白かった嵐電妖怪電車でした。願わくば来年はちょっと何人かで募って本格的な妖怪扮装とかやってみたいですが、問題はそれで嵐山駅に着いてからどうするかってところだな、なんかそのままトロッコ電車とか乗りたい(笑)
嵐山妖怪電車
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