京都生活

「Sweets Cafe KYOTO KEIZO」の10分モンブラン

こんにちは、今だから行列店のアレを食べておきたい委員会です。
先日「和栗専門 紗織」で高級モンブランを食べたところですが、もうひとつだけ食べたいモンブランが。それが三条会商店街にある「Sweets Cafe KYOTO KEIZO(キョウトケイゾー)」の10分モンブラン。

三条会商店街は、まあ言わば普通のアーケード商店街なんですが、ポツポツいい感じのお店やカフェが隠れててたまにブラブラするには良いところ。ここにあるカフェがいつも物凄い行列でして、普段だったら絶対並ばないのですがこのご時世で行列はゼロ、更にちょうどタイミング的にお客はわたしだけという換気のいい感じでしたのでサクッとお茶して名物にありついてきました。

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町家を改造した室内は天井が高くて開放感があり、中庭を挟んで奥の離れには工房が。早速行列のできる名物『10分モンブラン』を頼んだら、なんか自動的に「作ってるところ見れますので良かったらどうぞ」と考える間も無く押せ押せでガラス張りの工房キッチン前にどうぞと案内されます。は、はい・・・!

離れのキッチンではパティシエさんがスタンバイしていて、生クリームを乗せ、マロンクリームを絞り出し、栗を乗せて仕上げ、最後に皿を掲げてポーズをとるというデモンストレーション(圧のままに写真を撮るわたし)。注文からここまでの流れるような誘導と演出にいかに行列店だったのかを思い知らされると共に、いかんせん人のいない店内でわたし1人のお菓子ツアーはあまりにもシュールで、入店5分は半笑いで戸惑うことに。

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パティシエさん直々にホールに持ってきてくださったくだんの10分モンブラン、ご説明を伺うと「外側のクリームの水分を含んでしまう前に中のメレンゲの食感をお楽しみいただきたいのですが、10分過ぎても美味しく召し上がっていただけます」とのこと。メレンゲ・・・食感・・・?おや、どこかで・・・?

果たしてやってきた10分モンブランは、サクサクのメレンゲとクリームを芯にしてたっぷりとマロンクリームが絞られた既視感ある(小声)一品なのでした。いや!あっちのほうが圧倒的に後発なんだよ、ということは・・・。複雑な気持ちを抱えたままナイフを入れると今月二度目のメレンゲ音、サクサクサクサク。

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高級丹波栗を使ったコンセプチュアルな「紗織」より、こちらは値段も味もより一般的で私達の想像するいわゆるモンブランという感じ。メレンゲ芯のモンブランって昔は無かったよね、10分モンブランというそそるネーミングがまたビジネスセンスだし。ああそうそうモンブランってこうだよね、という安心感と共に美味しくいただきました。別物といえば別物だけど、わたしがもしKEIZOのオーナーさんだったらおいふざけんなって怒りそうなぐらい構造の似た、京都で人気の2つのモンブランでありました・・・。

真横に洋菓子屋さんもできました

ちなみにこのKYOTO KEIZOの真隣には4月24日に新しく「KYOTO KEIZO OKASHI」が出来たところでして、ケーキとか焼き菓子が売っているよ。5月からはソフトクリームなども始まるらしい。うまい具合にテナントが空いたということなのですかね、コロナがはけてまた行列が出来たら合わせて人気がでそう。

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プリン買って帰ったけどすんごい美味しかった。焼き菓子にも洋菓子にもモンブランがあるのが気になるし、ラベルにKYOTOが入ってるのでシンプルにお土産品として重宝する可能性もあるので是非また来たいと思います。ツイッターには書いたけど近所にはベーカリーが最近オープンしていて、ショコラトリーも出来たところで、KEIZOの躍進ぶりがすごい三条商店街界隈であるよ。ごちそうさまでした。

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