京都の朝ごはんが食べたい「汽 [ki:]」
京都の朝ごはんが食べたい。
今年は夏の渡英予定に備えて勝手に誕生日休暇を自粛する代わりに、京都観光に勤しむことにしています。今日はレバノン料理のピタサンドを提供するおしゃれモーニングが人気の「汽 [ki:]」へ。予約はtablecheckで。なんか近年京都のレストラン、外国人対応もあってかtablecheck予約が急速に拡充していて、淡々と予約できるので結構助かります。
実はブログに書こうと思って1年半前に一度来たことあるんですけど、すっかり書きそびれてたのでこの機会にもう一度来ました。移り変わりの激しい京都の飲食店のなかで、それでもあいかわらず人気なんだからすごいね。
京都で気になる新店できたなと思うと最近は結構この五条楽園(かつての遊郭エリア界隈)のことが多くて、この界隈はこだわりのあるショップが点在するエリアに変貌を遂げつつあるね、という感じ。「汽」はシェフがおばあちゃんちを改築してレバニーズのお店にされたのだとか。ヨーロッパあたりだとレバニーズレストランってそんな珍しくないと思うけど、日本ではあんまり数多くないかもね。
入り口で最初に注文。ワンドリンク制なので合計2500円ぐらい。いいお値段す。
みんなで食卓を囲む長テーブル形式
今回は「チキンとファラフェルのピタ」「阿波番茶xレモングラスのホットドリンク」を注文。ちなみに以前、夏に訪れたときは限定品の「ラムのシュワルマとファラフェルのピタ」に「ライムマンゴー唐辛子のコーディアルドリンク」をいただいて3400円でした。ボリューム感を考慮したコスパを考えると、下手な老舗料亭の和定食より高級な朝食であることは間違いない・・・!
だんだんと朝日の差し込んでくるテーブルで、ドリンクとカリフラワーのスープ、炭化させた余り野菜を練り込んだグレーのピタブレッドがサーブされて、そのあとにスパイスの効いたメゼが数種類乗ったプレートが。ソイクリームのソースやフムスなどと一緒にピタにいっぱい詰めて、混じり合う味のハーモニーを楽しむのがピタサンドの醍醐味。
ひとつひとつのメゼは自分でも似た感じで作ったりはできるんだろうけど、この種類の多さ、味の展開の広さは自作ではだいぶ手間がかかるので(特にファラフェル)外で食べられるのって貴重なんだよね。わたしピタサンドが大好きで溜池山王「ピタ・ザ・グレート」とかたまに見かけると買ってたの、懐かしいな。もう今では店舗もやってないみたいですね、ひとむかしだなあ。
このメゼのひとつひとつが、クミンが効いていたり豆や米やハーブだったりと印象的な味なので、ちびちびとひとくち食べてみてはピタに放り込み、というのを繰り返して独自のピタサンドをつくって美味しくいただきました。うむ、所詮サンドイッチなので詰めてしまうと食べるのは一瞬なかんじです。
このボリュームぐらいならお腹いっぱいでもう無理ってほどではないので、洒落た珍しい朝食を素敵にいただきたい人向けかな。あと、知らない人たちと長テーブルで相席でいただく、ってのも特徴的なのですがどうしても話も聞こえちゃうしパーソナルスペース的には少々気になるかも。わたしは。あと、次の回転に向けてか結構サクサクと済んだお皿も下げられちゃうので、例えば「今日どこいくう〜」とかまったりと話をするような朝食時間には向いていない。ちょっとエキゾチックな朝食を話題のレストランでサクッといただきましょうよ、っていう女性同士の朝ごはんとかにいいかもですね。
五条楽園といえば、の「梅湯」も近所にあってここは朝風呂もやってるのでひとっぷろ浴びてからの朝メシってのもいいかもな。京都の朝ごはんの選択肢のなかでは、ちょっと毛色の違うレバニーズの朝ごはんでした。
ごちそうさま。
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