「円卓」の新月のお弁当<菜食>と「菓子屋のな」
インスタで京都のお店や京都住みの料理家さんなどをフォローしていると、記事中やおすすめで知らなかったお店のアカウントに出会うことがとても多いです。京都のようなスモールサークル・オブ・フレンズな町では特に。それでたまたま知った「円卓」さんは西陣でケータリングなどをされていて、今日は新月のお弁当を出されるとのことで注文してみました、菜食弁当1500円。新月のデトックスっていうことね。
なんというか、クリーンで清廉なイメージのお弁当。キレイね。魅力的なお品書きのひとつひとつを確かめながら食べるのはとっても勉強になります。先日のアウームの鴨敷き詰め弁当もそれはそれで欲を満たす魅力バキバキのお弁当なんだけど、こういうのを食べるとお料理を生業としている方の味の加減がわかったり、自分に無かった食材の組み合わせに刺激を受けたりする。あと、わたしの弁当はとても人様に食わせてお金をいただくようなクオリティではないのだけど、それでも「まあわたしのもそんなに悪くはないかもねー」と地味おかずどうしで比べて薄っすら確認をする心理もある。
今回はクレソンのおひたしの苦味とか、わたしみたいに敵のようにディープフライにしてない春巻きの美味しさとか、三五八漬けやってみたいなとか、菜食だけでも結構ボリュームあるもんだよねとか、あとは何よりこの全体の盛り付けの風情とかを、楽しく学びながら美味しくいただきました。人の、しかもプロの弁当を食べるのって、いいわあ。
「菓子屋のな」の美しいお菓子
ちなみに、円卓さんのお弁当は京都各所のお知り合いのお店でも受け取れるようにしてくださっています。これを機会に知った「菓子屋のな」さんのお菓子が気になったのでこちらのお店でお弁当を引き取りがてらお買い物。
まだ新しくオープン仕立てでちゃんとグーグルマップにも載っていなかったほど。開店も不定期。こちらのお菓子は和菓子ベースなんだけど今どきのセンスとしつらえで季節感と空気感がとてもオシャ(言い方)。香橘羊羹、葉もち、焼き菓子へうたん、あんばたーチャバタなどをいただきました。
ここのあんバター美味しかったな。京都のパン屋名物なのでよく食べますが、あんこの舌触りのなめらかさが和菓子屋!っていうシルキーさで一口目で「うわー」ってなりました。葉もちは白味噌山椒あんは言わずもがな、フレッシュなオレンジあんが柑橘ピールファンのわたしにはドンピシャ。うめえ。あと5個食べれる。
美味しいもの二段攻撃でゆるめと言えどもファスティング上がりだった胃袋には強すぎて夜ごはんはお休みしました・・・。体調万全で次はいただきたい。京都の素敵ごはんやお菓子の発掘は楽しいな、ごちそうさまでした。
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