さよなら歌舞伎座御名残公演
昨日歌舞伎座がついに大千秋楽を迎えた。ヤフオクで詐欺が出たほどの超ウルトラ争奪戦を勝ち抜いて今月は二部・三部をゲット。千秋楽前日に二部を見に行ってきた。
通りの向こうの御弁当屋弁松さんの前でも沢山の人がパシャパシャ写真を撮っている。
隣の甘栗屋のおじいちゃんは残念なことにこれで店じまい。おじいちゃん、実はなんと東大卒のエリート現役俳優さんらしい。なんてかっこいい。
さよなら公演になってから足しげく通った初心者ですが、狭さと古さ含め体感できといてよかったと思う。あの建物の中がどうなっているのか、知らない都民は物凄く多いはずだから。
最後の演目「助六」は団十郎、菊五郎、仁左衛門、左団次、玉三郎、勘三郎、三津五郎の超豪華キャストだったし、今回は人間国宝(そして嫁さんが扇千景)坂田藤十郎の「藤娘」目当てに行ったんだけどあんまり綺麗で上手で絶句だった。おじいちゃんが小娘に見えるのです!一等席奮発した甲斐がありました。
ちなみに、私は小学生のときに藤娘を踊ったことがあるのですが、恐ろしいことに間奏の三味線とか最後の歌詞とかをほぼカンペキに覚えていた。人間の脳みそって、幼少期の記憶って、すごい。
今朝のおめざは歌舞伎座のめでたい焼き(自家冷凍)。中に紅白の白玉が入っているんだぜ。歌舞伎座を半分甘味どころとして見ていた私ですが、思い残しのないようにあんず大福も葛流しも小倉アイスも人形焼も沢山食べれて満足でした。
3年後、シートピッチやバリアフリーの改善はいいけど、あの正面の破風まわりだけは本当にいい具合にしてほしいものだなあ。
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