三宿・「シニフィアン・シニフィエ」に行ってきた
何かと話題のブルジョワジーなパン屋さん「シニフィアン・シニフィエ」。高い犬みたいな名前ですが哲学から来ている名前です。あまりにホームページがカルト風味なのが微妙ですが、つとに評判が高いのでパン好きは気になるお店です。
場所は三宿交差点から徒歩5分。三宿って渋谷>池尻大橋>三軒茶屋という駅並びのちょうど大橋=三茶間に位置しているので、アクセスが悪くてほとんど行かないんだな。でも個人的に「三宿で飲んでる」とか言われると「代官山でお茶してる」「六本木でメシ中」以上にお洒落に感じられる、のですが都心の皆さんいかがでしょうか。
お店は小さな広場の前に立っていて、半地下のL字型。最初からイートインのつもりだったので時間を外して14時、お客は私ひとり。パンはショールームのように少しづつ並べられていて、ワインセラーもあります。
こちら、3種のチーズを楽しむプレート(1575円)。
ソフトドリンクじゃなくても同じ値段なんだ、それはいいね。
パルミジャーノレッジャーノ、牛と山羊の温かいラクレット、ブルーチーズ、いちじくのドライフルーツ、バゲット、ルヴァン、パン・オ・ヴァン、あとはヘーゼルナッツのパンとチョコとハーブのパン。
とてもワインに合うおつまみ系ハードパンで、ちびちび濃いチーズといただくにはピッタリですな。最近進出してくる有名海外パン屋さんは大体バゲットが有名だけど、正直なところハード系が苦手なやわやわ食パン星人の私は、これがどんだけ美味しくて有名なのかは正直わからなかった。でも少し温められたルヴァンはもちもちで酸っぱい系でも食べやすかったし、チョコとハーブの入ったパンは一口食べると「おお!」と思うほど斬新なローズマリーの香りで、エルメのピンクペッパーやジャスミンのマカロンを思い出す意外性だった。
・・・・でもやっぱよくわかんねえ(台無し)
ちなみに「パンはおかわり出来ますよ」とのことでしたが、食べ終わっても一向におすすめしてくる気配が無かったので「こりゃ食べさす気ないな」と思ってやめといた。ネットで見ると、2回以上おかわりすると断られるらしい(笑)だったら最初から「2回おかわり出来ますよ」って言えばいいのに、カッコ悪いから言わないのかな。なーーーんかちょっと接客も個人差がありそうだし、たいがい有名どころに行くとこうして微妙な失望をするから残念なのだ。君ら、接客業なの意識してる?パン屋やとおもてない?と思う。志賀シェフの理念もお洒落なインテリアも、ここが微妙だとうわべだけに見えてしまうのに、もったいない。
せっかく来たので、3種類の粒胡椒とカシューナッツの「ピカン」と、マッシュポテトを練りこんだ「パン・オ・ノア」のスライス量り売りを買った。ビビった。ハーフでも1800円てどんなパンだよ・・・。一本頼んだらちょっとした飲み会の会費じゃないですか・・・。というくらい、噂どおりのお高さだけど、犬グッズの店ばっかりある通りに立っているこの土地柄と、ポリシーと手間を感じるこのラインナップではやむを得ない感じだねー。
結論、たまーに行ってワインでワンプレートやるか、特別な日に奮発しておつまみ系ブレッドを調達するときにはぴったりのお店。個人的には、観光きどりでいただくくらいがちょうどいいかな。味は好みがあるので是非行って確かめてみてはいかがかと。
■シニフィアン・シニフィエ(Allabout)
■シニフィアン・シニフィエ HP
■シニフィアン・シニフィエ(食べログ)
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