はじめての一般参賀(桜田門コース)
12月23日、ワタクシ念願の一般参賀に行ってまいりました。昔からテレビでその様子を見ては「来年こそは・・・」と思っていたのに、会社員時代は祝日に浮かれてその機会をあっさり逃し夜のニュースで思い出す、というのを繰り返して早幾年。地方民は正月大体田舎にいるし、今年の天皇誕生日は三連休!レッツゴー!
色々なブログをググってみると幾つか入り口はあるのだけど、初心者向けはどうやら桜田門コースらしい。初回のお出まし(午前中3回あります)の10:20AMめがけて、8:50AMに霞が関駅A2出口にて待ち合わせ。(そしてわたしだけ遅刻して後追いという無様さ)
そんなわけでこんな風に参列してきました。
シーーーーン
さぞかし人でごった返しているだろうと思われた霞が関駅は人もまばら。え?合ってる?と思いながら外に出ると、祝日朝の霞が関はこれまたゴーストタウンのようにシーンと静まり返っておる。目を泳がせながらひとまず皇居方面に向かいます。道すがらが普段見ることもない省庁ばかりで楽しいね!まず、A2出口横は総務省。からの、
右手に法務省
左手に警視庁
桜田門から見たお堀
警視庁のこと桜田門って呼んだりするけどこんなに目の前なのね・・・と、とても東京在住とは思えない今更な感動を覚えながら桜田門から入場。警視庁からはイヤホンをつけたSPみたいな人がわらわら出てきます。何もしてないのに建物のオーラが怖い。ごめんなさい。ちなみに桜田門外の変は1860年。
何やら人が
門を入るとボーイスカウトの子どもたちが日の丸の紙旗を渡してくれた。広場のセキュリティチェックに向かいます。ここを9:00に通過した友人たちは全くセキュリティ行列ナシだったのに10分後にわたしが通ったら行列だった。9:00には門内に入るのが良いようだ。ただし、そのときは旗を配っていなかったらしく友人らは(周囲の人も)旗ナシでした。
おお!あの旗!
遅刻があだ
皇居正門(二重橋)を見ながら
粛々とレーンに並びます
そんな人がたくさんいる光景
何とか友人と合流。この日は半袖で問題ないほど猛烈に暖かい日で汗ばむほどだったけど、例年通りの冬気温だったらそれなりの装備が必要だなあ。トイレがないので全員朝から水分を断ってきたのに、まさかの気温20度で口の中カラッカラのわたしたち。
9時半ごろに皇居正門が開門して並んだ順番に移動。前の方は前泊組や若干ハッとする礼装スーツな団体の皆さんも多し。あとは皇居に限った話しじゃないがやっぱり外人さん多いね!台湾の団体さんからメタルTシャツガイまで様々。年に2回だけの機会だから旅行者だったら幸運なタイミングだね。
皇宮警察のおりこうさん
皇居正門からイン
坂を登ってまだまだ行くよ
ここが!あの!
話しに聞いていたとおり、押し合いへし合いもなく、ざわざわと喋りながらゆっくり長和殿前へ。ベランダ正面を中心に少しづつ広場へ人々が流し込まれるのですが、こういう場面になると俄然ポジショニングの血が騒いでしまうのがバンドおばさん。ひとまず前が女性(ライブでの鉄則)の正面でしばし待つ。
正面ポジショニング
じっと待つこと20分。
お出ましの瞬間
ハーーびっくりしたーーーー。
御簾の後ろの引き戸がほんの数センチ開くか開かないかの瞬間に、周囲からとんでもない量のバンザイが起こって飛び上がりそうになった。プロサンガーのタイミング力よ。ひたすら撮るひと、叫ぶひと、旗を振るひと、ニコニコするひと、ともかく様々に、お祝い。後ろのおじいちゃんをふと見たら、ずーっと無言で手を合わせていました。なるほど、ずっと長年テレビで見ていたこの様子はこんな空気感や音や雰囲気だったんだなあ。勉強になった。
そして粛々と帰還
宮内庁庁舎
さて、お言葉など含めて数分で退出となり、ぞろぞろと坂を下って桔梗門へ。あれ?記念品とか売ってるって聞いてたんだけどなあ。「物販は?物販は?」としつこく探し求めていたら出口直前でありました、ブッパン!
物販白テントに血が騒ぐバンドおばさん
夏フェスばりの混雑ぶりだぜ・・・どんな認可かよくわからないですが、菊モチーフの各種お菓子、タオルなどの雑貨や衣類がそれはもう飛ぶように売れているのでした。でもお釣りのいらないポッキリ系価格設定で意外と客はけはスムーズ。
わたしもせっかくなので帰省のお供にするかと「菊紋まんじゅう」(8個入り1000円)と、そこはかとなくミギーな重厚さが感じられるプラケース入りの記念ボールペン(1本1000円)を買って帰りました。お友達は「二重橋サブレ(レモン味)」。なぜレモン味なのか。
ジャケ買いの菊紋まんじゅう
何であれ文具に弱い
さーてと記念品をぶら下げて外に出たところで我々はテレビ取材のインタビューに引っかかり、お友達が「生前退位」というキーワードをもって全国ニュースに数秒登場する(わたしも見切れている)という別の記念にも恵まれて、非常に印象深い1日となりました。カラカラのわたしたちはこの後速攻スタバで水分補給の後も半日水分を取り続けましたとさ。
パウリスタでティーソーダ
浅黄幕(青白幕)や、皇居のいろいろな門や、ドローン投げたらパクっと粉々にしてくれそうな警備犬など、普段見られない物や人がたくさん見られたし、色々わからないことをググって勉強になったし、関係ないけどなんか風水的に物凄そうだし、お祝いは勿論だけどエクスペリエンスとしても行ってよかった。旅でいつも思うように、テレビや誌面で見るのと実際見るのとは全然違うね。