祇園祭(後祭)御朱印集め、おわりました
奔走した前祭の巡行が終わると、すぐさま翌日から山鉾建て→宵山→巡行と、同じループがもう一度はじまる後祭。とはいえ、前祭が23基なのに対して後祭は10基、歩行者天国や屋台出店もナシということで一山越えてだいぶ静か。人も少ないので御朱印はサクッと数時間で完了!
こんどは青いピンの方
後祭の山鉾はわかりやすい面白さ
祇園祭といえばより規模の大きい前祭を指す場合が多いけど、御朱印集めはなんだか後祭の方が面白かった!歴史的背景もいろいろ関係するのか、懸装品も色鮮やかで新しい物も多くって、全体的にとても華やか。大きな鉾はないけど、ビジュアルがわかりやすい個性的な山が多いのねー。
大船鉾(おおふねほこ)
2014年に150年ぶりに復活したばかり。前祭も後祭も行列の一番最後は船の鉾が巡行するのは、なんか由来があるのかな?後祭で唯一の「鉾」だからかとても観光客に人気。
祇園祭のしんがりというブランド
先っちょに乗る龍頭新旧バーン
漬物の大安コラボなど売店充実
御朱印が「300円」と明示してあってなんてこった高いぜ、と思ったら正式な御朱印をデフォルトで配布しているご様子。その後にスタンプも押せるよ、という強気な設定だったのでした。でも墨で書いていただくのは素敵です。全部の山鉾がこの価格だったら破産しちゃうけど。
先生と呼ばれていた
かっくいー
スタンプも押しとこ
南観音山(みなみかんのんやま)
朱色も鮮やかに女性の観音様がいっぱい!ここの山は女人禁制を解いたり、囃子方に女性が入ったりといろいろ革新的らしい。オンナの観音様だからってのもちょっとあるのかしらー。
ここから提灯
なんと鮮やかな水引
サクッとシンプル
北観音山(きたかんのんやま)
こちらは男の観音様、ここも新しくてピカピカの豪華な刺繍がたくさん見られて楽しい。新しかったら良いわけじゃないんだけど、復元新調された刺繍は牡丹やら唐草がハッキリわかるから見やすくて助かります。
ここもまたなんとキレイな水引よ
古い木製ハンコがむずい
合計4個仕立てのパターン
屏風祭も素敵でした。奥行き・・・!
八幡山(はちまんやま)
とにもかくにも鳩がかわゆい。はとはとはと。鳩は山の上に置かれる鳥居の上にちょこんと乗るらしい。ああ、なんと愛らしいことか。
ぐるっぽー
手ぬぐいにも鳩がいるよ
まあ豪華
こちらも豪華
そして新旧の鳩
お守りにも鳩だらけ
ハンコも鳩だらけ
役行者山(えんのぎょうじゃやま)
多分来年にはもう漢字が読めなくなっていそうな気がする「えんのぎょうじゃ」。京都らしい間口のせまーい会所(入口は茅の輪くぐり)で、中では人がひしめき合っておった。
御神体が三体もある迫力
修験者っぽい法螺貝スタンプ
鈴鹿山(すずかやま)
後祭の会所の中では一番大きな通りに面しているけど、中は何ともこじんまり。でも小さな売店で大勢の浴衣の女の子が一生懸命歌を歌いながら売店でお客さんを呼んでいてとても可愛らしかったのう。
山って大体こんな感じですね
わたしは金具などを見るのが好きです
手ぬぐいかわいいね
御朱印もまた素朴で
黒主山(くろぬしやま)
なんだここは。噂には聞いていたけど名前になぞらえてアレも黒、コレも黒。売店はまるでバンドグッズの物販のようだ(笑)六歌仙の1人、大友黒主が志賀の桜を眺めるさまがテーマなので、「黒」+「桜(ピンク)」というやんちゃな色合わせとなっております。なんか「黒」の字が見れば見るほどタイムボカンシリーズに見えてまう。
テントが黒い
山も黒い
グッズも黒い
御朱印も黒い
上を仰ぎ見る御神体がドラマティック
鯉山(こいやま)
カープファンの人たちにはいいですね、こちらは鯉だらけ。鯉が滝を登って龍になる「登竜門」、とてもめでたい。
めちゃくちゃ混んでる
あれ、黒主山?みたいな「鯉」
豪華な懸装品とヒオウギ
お兄さんが押してくれた御朱印はもちろん鯉推し
浄妙山(じょうみょうやま)
こんな御神体あるんか!というアクロバティックな御神体の配置。一来法師が浄妙の頭上を飛び越える一瞬、を表現して二体をひとつの木で上下に繋いでいるんだよ。後祭はこういうのが面白いなあ。
マンションの1階が会所
ダブルの御神体くわっ
そして橋にも矢がささりまくっている
手ぬぐいもその模様が。シュタッ くるっ
御朱印はそんなアクロバット山の様子
橋弁慶山(はしべんけいやま)
こちらもダブル御神体、弁慶と牛若丸だー!牛若丸は金具ひとつに支えられて一本足で立っているらしい。アクロバティック山は巡行に耐えうる強度でその状態を保たないといけないのがまた大変だよなあ。
ディーンデルーカ横入ル
いよいよラスト
めっちゃショーアップ
くだんの橋は漆でピカピカ
御朱印ももちろんそれ
御朱印集め、おわりました
ハー、これで全部の御朱印集めがつつがなく終了致しました。前祭のもの凄い人ごみと行列に比べたら後祭のあっさりしたこと。でも後祭は鳩やら鯉やら黒やらのモチーフもの、ダブル&トリプル御神体やアクロバティックな配置など、前祭とは違ったエンタメ度がありますね。初心者には見た目がわかりやすくてとても見やすい!
がんばって御朱印を集めると、それぞれの山鉾の歴史や、豪華な懸装品や、会所の様子や、商品やお衣裳のデザインや、なんやかんやを間近に見られて、(都度都度お金を少々置いてくるので意外とコストかかるけど)祇園祭をより楽しむのにめちゃくちゃ役立ちました。
ちなみに後祭にはデジタル御朱印もあります
24日の後祭山鉾巡行が終わると、長かった祇園祭も終わり。慣れるとこのような新鮮味もなくなるので、最初にギュッと楽しんでおくのがいいよな。
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