祇園祭(前祭)山鉾巡行、辻回し見物日記その2
辻回し見物日記前編のつづきです。
一番最初の長刀鉾〜太子山までで12基、あと11基!長い!もう足腰が崩壊寸前だったので、心の中の10%ぐらい「早く帰りたい・・・」と思いはじめている11時前。
鶏鉾(にわとりほこ):エメラルドグリーンの色っぽい浴衣と金色の扇っていう組み合わせが目に焼き付く鉾。懸装品にも鶏がいっぱいいるのかなーと思ったら蝶がいっぱいいた。
鶏鉾は背中と傘に「鶏」って書いてあって親しみ深さがすごい
あと、見送り(後ろ側のタペストリー)のゴブラン織ヨーロッパ感もすごい
木賊山(とくさやま):ていうか木賊ってなんだっけ、と思わずググってひとつ賢くなりました。お医者さんの前にあるアットホームな会所だったなー。
綾傘鉾(あやがさほこ):傘の下にはお稚児さん、棒振りの踊りやお囃子も一緒でなにげに華やか。会所がこじんまりしてるけど風情のある場所だったわ。今度行ったらスタンプじゃなくてちゃんとした方の御朱印もらわなくちゃ。確か縁結びのご利益のあるところやな。
蟷螂山(とうろうやま):きたきた!かまきりやま!ベージュの裃って洒落てるなあ!
大かまきり、手足も首も動くし羽も開く!その度にどよめく沿道。中には尾張のからくり師さんたちが4人係で入って動かしてるってテレビで知りました。まさかの手動だった!
菊水鉾(きくすいほこ):懸装品のブルーが美しい菊水さんは不老長寿。一番上、鉾頭の菊がカッコイイんだ。伝統のお茶会にすごい人が並んでたなーいつか行きたい。
白楽天山(はくらくてんやま):コンビニ前の賑やかな会所で4個仕立ての御朱印をいただいたところ。ここではあまり気づいてないけれど・・・
担ぎ手が全員外国人!有志のインターナショナルチームらしい。しかも二度も重い山を担いで回ってくれたので沿道の拍手もひときわ大きくてとっても和みました。あんなにがたいのいい人たちをしてもプルプルしてた。重いんだな・・・
郭巨山(かっきょやま):御朱印の場所がわかりづらかっただけで、出足が遅いとか言ってごめんね、かっきょやま!
そんな郭巨山の上には何かチャイナな子供が・・・中国の史話にもとづいているからのようだ。
保昌山(ほうしょうやま):最後に行った縁結びの山、保昌山さん!ここだけえらい南にあるので手こずりましたで!おじいちゃんの押してくれたデッカイ御朱印、三個仕立て。
放下鉾(ほうかほこ):天川伝説のマークのよう、と御朱印を見ておもったけどタフマンのマークにも似てるなとあとで思った放下鉾さん!
見送りのフクロウ、素敵!そういえば手ぬぐいにもフクロウ柄のがあったもんね。
岩戸山(いわとやま):山なのに曳き手がいる「曳山」、ここではじめて御朱印行列を経験したんでした。末富のせんべい食べたかった。
岩戸山、辻回しに勢いがあっていい写真撮れました。
船鉾(ふねほこ):くじ取らずのおおとりは船の形。ここも何度も通って鉾立の様子をじっくり見せてもらったなー。
最後に船が来るってのがまた後祭のはじまりってかんじで、ドラマチックでなんか感動した!
前祭山鉾巡行、終了
こうして23基の巡行がおわり、終わるや否や速攻移動してお昼ごはんへ。朝6時半からお昼12時まで、なんとほぼ5時間半立ちっぱなしという過酷な修行でありました・・・。今年は曇り空で少し風もあっておそらくベストな気候だったのですが、もうふくらはぎパンパンで生まれたての子鹿のようだったわ。台湾の子やおじさんたちにお礼をいう暇もろくになく、残念だったけど、そんな余裕が無いほどの疲労。これは体力のあるうちに見ておいた方がよい。
帰って録画しておいた生中継を見て再度復習。ここまでの2週間のお稚児さんの動向や神事、各鉾の解説やお祭りの歴史なども織り込まれていて超面白かった。いやー御朱印集めからの山鉾巡行って、思いがけず初心者にはとっても楽しいコースでした。逆に普通の京都人よりも詳しくなってる、というのは外様特権かもしれません。
ちなみにこの日の夜には盛大なお神輿もでるのですが、それは見たことがあるので今回はすみやかに後祭に移動です。つづく。
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