京都生活

いざ定番!京都嵐山観光 嵯峨野トロッコ列車〜京馬車〜保津川下り(後編)

さて、亀岡の山の中までトロッコ列車に揺られ、乗り換えて馬車に揺られてやってきたのは船着き場。帰り道は嵐山まで船で帰ります。これが名物「保津川下り」。おひとりさま4000円するので結構ハイクラスな観光ですが、乗ってみるとまあそれぐらいかかっちゃうかな、という感じ。異議なし。

意外とあっさりしたスタート地点

馬に連れられてきたのはめっちゃ普通の橋。嵐山みたいな和風船着き場じゃないのね。コンクリートの橋の下にポンポンと止めてある船。まずは予め買ってあったチケットを受付に提出して番号が呼ばれるのを待ちます。まるで病院のようだ。

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 icon-camera あ、ここ?みたいな船乗場

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 icon-camera 病院の売店みたいだ

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 icon-camera 無料コスチュームは一応着て写真を撮る

繁忙期だとここでの待ち合わせも最長2時間に及ぶこともあるみたいで、こんななんもないのにそれはそれで大変ですね。今回は5分待ちぐらいで「◯番〜◯番は84番の船に乗ってください」というアナウンスを受けて乗船。橋の下の船乗場に向かいます。やっぱり9割外人さん。

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 icon-camera 早く行っていい席取りたい

船に揺られて渓流どんぶらこ

乗り込んでベルト式救命具を装着して出発。船乗りは3名(三人水)。人数とか水の多さによって人数を5人まで増やしたりするとテレビで見たことがありますが、これは飛行機のCA配置と同じ考えだな。三人ともしゃべりが達者で面白かったので乗るならよく聞こえるよう前に乗った方がいいかも。

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エンジン役の漕ぎ手である櫂ひき、前方の竿さし、後方の舵取りのチームワークで船が進むんだけど、この竿さしは若手の役目らしく物凄い運動量・・・!竿を川底にさしては全体重をかけて船を押し出し勢いをつける役目なのでごっついハードワーク。そら焼けるしマッチョになるわけやわ・・・。

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保津川下りって超絶ハードなラフティングみたいなことになるのかと思っていましたが(実際各種ラフティング下りもあるらしい)多少の急流に揉まれる(そして濡れる)ポイント以外はゆったりしたもんでした。しかしながら所要時間は一時間半!30分ぐらいで帰れるのかと思ってた!

夏は直射日光に加えて水面の照り返しがひどく、かといって屋根をつけると最前列の人ぐらいしか外をちゃんと見られないそうで、結果的に曇天がベストだったみたいです。6〜7月は空いてるし天然記念物の岩つつじが見られて船頭さんもおすすめの季節。ただし「今日は田植えの時期で水が濁ってるの堪忍な〜いつもはもっともっと透き通ってキレイなんやけど〜」って何度も言ってた。いろいろコンディションあるんやなあ。

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 icon-camera あれが岩つつじ

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 icon-camera 前の兄ちゃん背中ずぶずぶで大笑い

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 icon-camera 今度は下からトロッコに手を振るのだ

船頭さんによると思いますが、今回のおじさんは「全然喋られへんもん」と前方6名の日本人以外はすべて切り捨てて英語解説などはせず、ひたすら身内だけで爆笑しているという海外観光客を見捨てたいさぎよい案内ぶり(笑)桜が散るとこの辺に花びらが溜まるとか、あれが愛宕山ですとか、あの岩はなになにですとか、保津川下りの歴史とか、客いじりとか、日本人的にはガイドが面白くてとても楽しめました。

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 icon-camera よく見るとスヌーピー岩

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 icon-camera 明治から架替えてない陸橋

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 icon-camera よく見るとライオン岩

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 icon-camera よく見るとオットセイ岩

ちなみに濡れ具合ですが、まあ前方サイドは濡れるね。二列目のわたしも足元はサンダルびっしょりでした。一列目にはうっすーいビニールもらえるけどあんまり意味ない。船頭さんいわく、3回目4回目の人らは水着で来る人もいるらしいです。でも多少は濡れないと面白くないよな。秋冬は厳しそうだからスーパーの袋履くとかしたほうがいいかもね。

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 icon-camera カイには水をかけながら摩擦熱を減らす

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 icon-camera 紅葉時期にまた絶対来るぞー

ほらきた売店船「琴ヶ瀬茶屋」

行程も終盤になると、鵜飼を見たときに遭遇したのと同じ売店船が登場。船頭さんたちは飲み物をここでゲット。物珍しさに中国人たちはイカ焼きをゲット。相変わらずなんでも乗せで楽しげな船だなあ。

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 icon-camera あっ!あのときと同じ売店!

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 icon-camera 向こうからやってくるのは優雅な星のや送迎船

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 icon-camera 我々もあの貴族の館から見たらただの風景に過ぎない・・・

嵐山に無事到着

一時間半の船旅、最後の急流も越えて流れも穏やかになったしそろそろ眠くなってきたなって頃合いに嵐山に到着。カップルのボートが散見されてくるとそこは船着き場。意外と長丁場だった船涼み、船頭さんたちの特殊技術も間近で見られてとても楽しかった。おつかれさまでした。

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 icon-camera 渡月橋が見えてくるよ

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 icon-camera ずぶずぶのサンダルで下船する

初めての保津川下り、緩急交えての流れに身を任せる船自体も面白いけど、船頭さんたちのゆるーいジャングルクルーズ的トークや、操船の技術、そして何より思いっきり山に囲まれた大自然のマイナスイオンが素晴らしいね。これは乗ってない地元民も乗ったほうがいいと思うわ。

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 icon-camera すごい仕事だなあ

嵯峨野トロッコ列車と保津川下り(あと馬)、ちょっと時間かかるし高いしと思って全く興味持ってなかったですけどやっぱり行ってみるとド定番ってハズレないのねえって思った。かならず紅葉の時期にまた行きたいし、あと、きっとそれでも絶対寒いと思うけど冬のお座敷暖房船にも乗ってみたい。ずぶ濡れになる方のハードラフティングコースもやってみたいなあ。二度も三度もと欲が出る保津川下りでした。

WEB保津川下りホームページ

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