シェア畑で週末菜園

レンタル農園日記〜むーさんと畑じまい

2年間、お世話してきた畑じまい。
レンタル農園はまた次に使う人のために、最後の収穫が終わったら全部引っこ抜いて土を起こし、きれいにして引き渡さないといけない。

12月下旬、大根とカリフラワーの収穫

クリスマス前に最後の大収穫。大根は小ぶりなはずの品種だったけど放っておいたらまたもやしっかり伸びていた。カリフラワーはずっしり重い。

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 icon-camera 立派な大根2本引っこ抜いた

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 icon-camera 深く埋まってるカリフラワー

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 icon-camera 真っ白でずっしり

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 icon-camera 冬の農園の楽しみは抜いたら終わっちゃうんだな

大根は煮物やゆず大根やスティックサラダになり、カリフラワーは蒸して食べた。

毎週止まることなく育ち続ける地獄の夏野菜ターンと違って、冬の根菜などは大きくなって引っこ抜いたらこれで終わり。あとはじりじりと育つ茎ブロッコリーの蕾を少しづつ取っては春が来るのを待つのみ。仕方ないけど冬場は裏ターンって感じであんまり面白くはないんよね。それもあって12月いっぱいでやめることにしたんだ。

12月29日、畑じまい

もう先生たちも年末年始休業に入って誰もいない畑。最後にむーさんも連れてきて、茎ブロッコリーを収穫、引っこ抜いて解体し土にクワをいれた。鳥よけの網やポールを冷たい水で洗った。

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 icon-camera 最後の収穫、茎ブロッコリー

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 icon-camera まだこの先も収穫できるけどやむなく解体

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 icon-camera また元に戻った我が家の2畝

いざ最後となると、なんとも寂しい。
結局うちの子はどうしようもないヘタレで食育には程遠かったけど、まあこんな風にタネを撒いたり土をおこしたりして色々な野菜ができるんだってことを知れたのは悪くなかったと思うことにしよう。わたしの方が楽しかった。大変だったけど、大変なんだってことが知れてよかったね。

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 icon-camera マルチの長さを測ったものさし

IMG_6807いろんな冬場の種

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 icon-camera いろんな肥料混ぜて施肥したなあ

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 icon-camera 支柱もハウスも立てたなあ

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 icon-camera がらんとした休憩テント

最後に先生に手紙を書いた。
プリントの裏に「ありがとう」とむーさんも書いて、畑の目印ブロックに挟んでテントに置いといた。先生たちは朗らかでとてもよくしていただいたので名残惜しい。

もうこれで最後だよ畑にはもう来ないよと言うと、むーさんが「もっとブロッコリーたべたかった」とポロポロ泣き出した。いやあんたが何もせえへんからやろがい、とイラっときて「だって夏にきゅうり取りに来ても蚊がいやだって来なくてママひとりだったじゃん、お手伝いしないでテントでゲームしてたじゃん、ママだってもっと畑したかったけど全部ママだけしかやらないじゃんつかれちゃったよ」と愚痴ると、もっと泣いた。そこから吐くほど号泣した。

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「ままごめんなさい」「はたけヤダいわなかったらよかった」「やさいすきだった」と嗚咽しながらファミレスで号泣しつづけて小一時間。むーさんが後悔の言葉を口にするのを初めて聞いた。大粒の涙を流しながらたらこスパゲティを食べる。

とはいえ、畑を続けたところで同じなのはわかりきっているし、小学生になってからそんな時間が捻出できるとは思っていないので普通にやめるのだけど、何がそんなに未練だったのかは
よくわからない。収穫だけしてそんなに名残り惜しがられてもしらける。「シェア畑」の偉いひと、無料案件で空き区画貸してくれないかしら、むーさんが心を入れ替えてがんばるそうです。

結局、畑ポイントで貯めたミニキャロットやハーブの苗をきちんと育てられたら、おじいちゃんにでも出資を頼んでください、ということでディールした。しかし、むーさん、もしや別れ話の段になって急に未練がましくすがるタイプの男ではあるまいな。あまりに凄まじい泣きっぷりだったものだから。

ということで、短いレンタル農園の2年間はこれにておしまい。
楽しくて勉強になる趣味でありました。お財布的にも時間的にも余裕ができたときにまたやってみたい。都会でこんな体験ができるってのは素晴らしいことだと思う、ほんと。

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