日本旅めぐり

どこかにマイルで熊本へ参る〜ASO BASE BACKPACKERS(と、居酒屋ひょう吉)

二泊三日の熊本旅行記です。
初日の夜は阿蘇駅前のバックパッカーズホステルに宿泊しました。せっかく阿蘇に来たなら温泉に、というのが一般的だと思うんですが、わたしの場合「安価な温泉宿に一泊とか逆にもったいなくね?」と思っているので、いつもどおりの二段ベッド2900円。どうせ泊まるなら星野リゾート阿蘇ぐらい行きたい。

ふもとには山をぐるりと囲むようにして民宿やペンションや温泉旅館がありますが、点在していてどれも車無しで辿り着くのは超大変。近年はサイクリストや外国人観光客の影響で安価なゲストハウスが増えている様子ですが、とりわけ「ASO BASE」は駅前すぐ、の立地がわたしのような丸腰観光客にはピッタリでした。

阿蘇駅から徒歩3分、本格的ゲストハウス

場所はJR阿蘇駅から徒歩3分、もかからないぐらい。道の駅からだと1分、道路渡ったらすぐそこ。外にはサイクリスト用の駐輪スペースも完備。ちなみに向かいがローソンという便利さではあるが、代わりにそのほかには本当に何もないクワイエットプレイス。

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 icon-camera 人んちっぽい外観

ゆったりした共有部分

こちらは共有部分が広いのが特長的で、外にはウッドデッキ、リビングには大きなテーブルや畳の小上がり、二階のベランダにはソファ、とくつろぐ場所には事欠かないのが素敵。都会のホステルじゃこうは行かないよなー贅沢贅沢。戸建てまるごとホステルになっているせいか、なんかこう実家感みたいなくつろぎの空気があって気を使わなくていいね。

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 icon-camera さすがにそろそろ寒かったウッドデッキ

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 icon-camera 広めのリビング、奥はランドリー

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 icon-camera 阿蘇山を望む二階のソファ

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 icon-camera パソコンコーナーもあるよ

自炊バッチリ!のキッチンコーナー

キッチンファシリティは特にきちんとしてて、清潔で、もちろん自炊も自由。夜になると周りに飲食店とか何もないからなー。夜は韓国人ヤングが鍋いっぱいに辛ラーメン茹でて食べてました。簡単なホットドリンクは無料で備えつけてあります。わたしは冷蔵庫だけお借りしました。

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 icon-camera カウンター席で朝ごはん食べた

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 icon-camera うちもこれぐらいの広さ欲しいわ

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 icon-camera ドルチェグストが置いてあったよ

2階は静かな客室エリア

階段を上がるとドミトリーと個室があって、わたしは女子専用ドミトリーに宿泊しました。トイレも洗面所も清潔でキレイ。何より細かい備品とか設備に気遣いがあってそれが良かった。そうそうこういうところだよね〜っていうささいなポイントが大事。

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 icon-camera じっくり書き物ができる机コーナー

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 icon-camera 初めて見ました着替え室これはよい

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 icon-camera ドライヤーの収納やアメニティもきちんとさん

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 icon-camera 洗面所の化粧品は無印だよ

女子ドミトリーの4人部屋

謎の青空壁紙が気になる女子専用部屋。他に男女ミックスドミトリーもあるし、ダブルベッドの個室もあるし、申し分ない選択肢。良かったのはドミトリーの入り口がカーテンだったこと。まあセキュリティに問題あるかもしれないけど、これ人の出入りに当たって全く音がしないので超良かったです。バタンバタンするの本当にストレスになるからねー。

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 icon-camera ドミトリーはドアの代わりにカーテンが

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 icon-camera 女子部屋、一番下が物入れ

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 icon-camera 謎の青空壁紙どうして

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 icon-camera まず環境を構築してコクピット状態にするのだ

リビングで外国人観光客と飲み会

深夜、小上がりでハイボールを飲みながらビーズクッションによっかかり漫画を読むという至福の時間を過ごしていたのですが、ひょんなことから白岳焼酎をCCレモンで割るという独特の飲み方をしていたスロベニア人のメンズ二人と飲み会になり、1時頃まで他愛のない話で盛り上がりました。

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 icon-camera ちびまる子ちゃんを読んでいたのだった

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 icon-camera ヒッチハイクのダンボール看板初めてみたよ

彼らはこれから宮崎に行こうかな〜みたいな適当で比較的行き当たりばったりな一ヶ月のバカンスを満喫しているところで、そういう長期休暇も楽しみ方も日本人には難しいものだからとても羨ましかったです。阿蘇にいるのに外国のホステルにいるみたいな異文化交流だった。やっぱりこの種類の宿は日本人が少ないのが面白い。

夜の阿蘇駅前探検、居酒屋ひょう吉

阿蘇駅前はマジで夜になるとローソン以外何もなくなってしまうので、本来なら道の駅で食材を買っておくとかコンビニ弁当を調達するとかが正解。が、そこをあえて超ローカル居酒屋で焼酎を飲みたいと目論んで夕飯はこの辺唯一の深夜営業「居酒屋ひょう吉」に出かけてきました。

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 icon-camera マジで何もないんです

夜の阿蘇駅前を南に下っていくと夜8時にはもうゴーストタウン。人や車も時折通るけどここまで真っ暗で静かな道ってのが久しぶり。危ないって感じではないけど気をつけないとね。わたしこういうとき頭の中で韓国映画「殺人の追憶」の怖いシーンを思い出しちゃうのよね。

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 icon-camera シーン

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 icon-camera ゾンビ発生後の終末世界

グーグルマップを頼りにするも詳細な場所はいまいちわからず。道だか何だかわかんないところをおそるおそる曲がり、それらしき建物の脇の路地をのぞき込むと・・・ようやくそれらしき長屋の一角を発見!あの赤ちょうちんだ!いやいやいや無理でしょこんなの見つけるの(笑)

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 icon-camera このへんらしいけど・・・・

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 icon-camera あれかーーーーー!

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 icon-camera こんな緊張する居酒屋はじめて

すすすすいませーんと入るとごくごく普通の居酒屋さんでカウンターにはサラリーマン男性が夕飯の最中、テーブル席にもお客さん。あんな暗い道通ってみんなそれぞれやってくるのかすごいな・・・いや待てよ、この居酒屋、実は木の葉で出来てて翌朝来たら無くなっててあれはキツネの仕業でした〜みたいな話じゃないだろうな・・・民話?

しかし、店内BGMはずっとサザンオールスターズ。これが新橋駅前だったらごく自然なのだけど、真っ暗な山の中にあると俄然シュール。ひとまずキツネかもしれないお姉さんに馬ホルモン2000円と焼酎を奮発オーダー。

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 icon-camera こんな感じだけどサザンしか流れてない

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 icon-camera 馬ホルモンこりこりで美味!

カウンターに座っていたので、そのうち気さくなサザン好きのご主人に話かけていただき、サザントークや旅や九州醤油の話など。ドラムの松田さんが宮崎の人だってトリビアなどを教えてもらいました(笑)「料理好きなのかい?」と気のいい兄貴が九州醤油をたっぷり使った馬煮込みをサービスしてくれて、焼酎をおかわりしたら更に赤身の馬刺しまでサービスしてくださるというきっぷの良さ!ありがとうございます!

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 icon-camera 甘くて濃ゆい馬煮込み

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 icon-camera 甘い醤油で馬刺し

高価な馬肉のメニューばかり、腹いっぱいで飲み食いしたのにおかしいなお会計3000円だよ。馬ホルモン2000円じゃなかったっけ?すっかり兄貴の人の良さやおおらかさに甘えてごちそうになってしまいました。サザンは身を助く。ちょっと勇気を出して来てみてよかった〜!明日落ち葉になっててもまあいいや〜!(なりません)

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 icon-camera 帰り道、影が濃い

上げ膳据え膳の温泉もいいけど、ひとり旅だったらやっぱこういう探検の方が面白い。何も無いわりに面白い出会いに恵まれてなんだかとっても満喫した阿蘇駅前の夜でありました。でも次は星野リゾートに泊まりたいです。

つづく。

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