どこかにマイルで熊本へ参る〜がんばれ熊本城
二泊三日の熊本旅行記です。
さて、熊本といえば日本三名城のひとつ「熊本城」。地震のあとに物凄い足場が組まれてトランスフォーマーみたいになっていますよね。でも逆に今だからこそ見ておかないとね、いつかピカピカに蘇るときのためにさ。
街を抜けて熊本城へ
最終日は小雨。この日の朝ごはんは「滝川パン」のたまごサンドにしようと思っていたのに、無い。「11時くらいですね〜」ってあなた!たまごサンドを朝から置いてないってどういうことなんですか!(涙目)しょうがないから塩パンとミルクパンを買ってモグモグ。くそう。
たまごサンド朝から食べるでしょうよ
蔦屋書店のフォントが突然のゴシック
どこでもフリー素材のくまモン
熊本城は想像以上に大きくってお堀も立派。天守閣の工事ばかりが取り沙汰されるのでてっきりある程度の敷地まで入れるのかと思っていたら、どっこいほとんど立ち入り禁止なのだった。今は「復興見学ルート」という外周からお城を見るコースが設定されているみたいです。
整った対応ですね、復興ルート
実はよく知らない加藤清正公
早朝で無人の城彩苑
観光地「桜の馬場 城彩苑」も見てみるつもりだったけど、思いの外コテコテのお土産観光場所だったので素通りして熊本城一周ツアーに切り替え。こんな立派なお城、たとえ外周でもきちんと見ておかないと。
こんなに崩れているのか!熊本城復興見学
いやはやしかし行かないとわからないことは多いものだね。こんなに?こんなにまだまだ崩れてんの?お堀も、城壁も、あちこちボロボロと石垣が崩れていてしかも手付かずの場所ばかり。思ってたよりずっとおおごとじゃないか・・・もうちょっと周りは何とかなってるものだと思ってたよ。道中にはシルバー人材センターみたいなおじいちゃんがいろんな場所に配置されていて、担当区画の番をしています。唖然としながら二の丸広場へ。
ヨーロッパばりに広い二の丸広場
復興ルートのフォトスポット
こんな状態でまだ建ってるのミラクルすぎる
両壁が土のうの場所も
加藤清正公を祀る「加藤神社」
わたし日本史選択してたわりに、かの加藤清正公と言っても、明治神宮の清正井(きよまさのいど)を待受にするといいことあるよ的なアレにひょこひょこ出かけていったことでしか知らなくて大変申し訳ございません。熊本城は清正公が築城されたのですね。そして加藤神社もここに。
立派な真っ白の鳥居
気持ちはわかるけどフォントよ
そして、ここの境内は随一の熊本城ビュースポット。熊本城天守閣の部分が一望できるのですが、間近に見るかの復興現場のなんともいえない痛々しいこと。トランスフォーマーとかゆうてる場合ちゃう。なんかゴテゴテのギブスをつけたおじいちゃんでも見てるみたいな切ない気持ちになったよ。いや〜これは大変だ。おおごとだ。
キャラとのギャップがすごい
実際見ると本当に凄まじい再建現場
どうか無事に少しでも早くお城が元に戻りますように・・・清正公にお願いすることはこれだけだわ。お土産にお守りをいくつか買って、頑張れ頑張れと心の中でお城にエールを送って街に戻りました。「是非この過程を見届けてください」と観光案内がされているように、それでもやっぱり見ておいた方がいい。雄大な素晴らしいお城でした。
そして恒例のステッカーチェック
最後のお土産チェック
旅はいよいよ終わりのとき。
空港までのリムジンバスを待つ間に鶴屋百貨店の地下で熊本土産を物色。ここはフロアガイドにちゃんと熊本物産の場所が記してあるのが素晴らしい。B1はお菓子のバラ売りやラーメン、醤油、お菓子、調味料などひと通り売ってて便利でした。
そんなに醤油ばっかり無理
お豆腐売ってるよすごいね
フードコートに桂花らーめんと蜂楽饅頭入ってるの熱いな
余談ですけど、この鶴屋百貨店と周りのアーケードの感じ、なーんか既視感あるんだよなあと思ったら多分スウェーデンだ。なんか配置とか街のトーンみたいなものがストックホルムでみたそれ(多分オーレンス周辺)と何だか似ている気がしました。余談ですけど。
この低さとかデザインも
空港では初日に予約しておいたSWISSのリキュールマロン(冷凍)を引き取り、空港レストランにてようやくご当地名物の太平燕(タイピーエン)。やっと食べれた。リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんを贔屓にしていた私には非常に親しみ深い味で美味しかったです。わたしちゃんぽん麺より春雨の方が好きかも。
紅蘭亭には行けなかったけどこれで十分
熊本満喫した!ありがとうだモン!
ということで、三日間わりとフルに活かして熊本の魅力を満喫したどこでもマイル旅。関西・北陸・関東圏とはやっぱ何かが根本的に違うね、耳にする九州なまり、食材や歴史や街の雰囲気、なんか空気に溶け出しているものが違う。この違いが旅の面白さなので九州にますます興味が湧いてしまいました。
郊外の不便さとかもちょっとした外国にいるみたいで超面白かった。海外旅行もいいけど遠方の国内旅行ってのも楽しいもんなんだなあとJALに再発見させてもらった感じです。
また行くから!
それまでにもっと運転練習しておくからーーー!!
つづく。