韓国・チェジュ島グルメ、わたしの食べた4軒
今回チェジュで食べた「外メシ」は4軒。なにしろグランドハイアットチェジュで至れり尽くせりのお食事ご優待をいただいてたのでうっかり外に出ずに終わりそうな勢いだったのですけど、韓国は街に出て食べ歩くことこそが!楽しみの8割!といっても過言ではない。Naver地図片手になんとかたどり着いてどれも大変美味しくいただきました。
1.白濁スープの豚骨麺!済州島名物コギグクス
韓国で麺をさす「ククス」、わたしはうどんみたいな「カルグクス」が一人飯にちょうど良くて何度かソウルでも食べてましたけど、黒豚が有名なチェジュでは豚骨出汁の「コギグクス」が有名なんだとか。グランドハイアットチェジュのコンシェルジュに教えていただいて、近くの有名店『サムム麺』に行ってきました。
近くには飲食店が沢山あって小綺麗な町の食堂といった雰囲気。遅めの時間だったにもかかわらず次々に人が入ってきて満席!地元の人ばかりだったのでローカルの人気店なんでしょうね。よきよき。ライトなTERRAビールをさとちんさんと一本シェアしてカルグクスを2つ頼むと、おばちゃんが「ヨギ(これ)」とメニューを指さして、汁なし麺と一個づつ頼んで一種類づつ食べな、とアドバイスしてくれました。確かにね!
おばちゃんのおかげで二種類食べられますコマウォヨ。カルグクスは白濁豚骨スープの優しい味。分厚い豚がゴロゴロ入っててボリュームもある。これは飲んだ帰りにスルスル食べてしまう系の麺ですね。見た目はラーメンっぽいけど、中太麺は結構柔らかくて煮麺って感じです。お値段9000ウォン。
一方で汁なしピリ辛麺の方は、コチュジャンと、多分梨とかりんごじゃないかな?優しい甘さがほどよく唐辛子の辛味を和らげていてちょうどいい辛さ。1番印象的なのはエゴマの葉!こんだけ入れても全然クセ強くないんだなー自宅で素麺やひやむぎに山ほどエゴマの葉の千切りとか入れるのアリだわ。ついてきたスープに浸して食べるとまた味変で美味しいの!こちらもまた豚がたくさん入っててボリューム満点。
韓国の食事といえば、大量に出てくる小皿のパンチャン。カクテキ好きのわたしは各食堂の素朴な手作りカクテキを楽しみにしてるんですが、ここのは子供のブロックぐらいある大きめの角切りだったのにもかかわらずしっかり味がしみてて、でも浅漬けでシャクシャクしてて美味しかった。なんでこんなに巨大なのにちゃんと漬かってるんだ!素人自家製カクテキストには理解できぬ、本場の味よ。
グランドハイアットチェジュからはタクシーで5分かからない程度の近さ。ローカルが夜遅くに並んで待ってるぐらいですので、気取らない町の味を楽しめると思います。
サムム麺(삼무국수)
2.市場エリアの新鮮刺身でさっぱりムルフェ
海に囲まれた火山島のチェジュではもちろん海産物もご当地グルメとしては欠かせず。旅の二日目はこの上ない晴天に恵まれて海辺のエリアを歩いていたので、なんだかさっぱりしたものが食べたくなって食堂でムルフェを食べました。papagoでハングル翻訳して(ムルフェ=물회)人気店を検索。地元の会社員や仕事終わりの市場関係者らしきおじさまが立ち寄るような町食堂。広くてキレイ。
ムル=水、フェ=刺身。薬味、ヤンニョムだれ、氷水で作ったスープに生野菜どっさりお刺身てんこ盛りの海鮮サラダスープといった感じ。この涼やかなルックス、夏のバイブス。わたしはムルフェってイカのイメージがあったんだけど白身魚が多いみたいですね。この日はメイタガレイのお刺身でした。この、物足りなさの1ミリもない、盛り。
ちなみにメニューはほぼハングルで全く読めなかったのでこの度各所で活躍しまくった翻訳アプリpapagoで画像検索しました。メニューをカメラで映すと瞬時に画像翻訳してくれます。もちろん完璧じゃないけど、ほら!翻訳されると日本語の手がかりがたくさん!(笑)わたしのは右上のメニューでした、15000ウォン。
パンチャンにケジャン(ワタリガニの醤油漬け)もついていたのが海辺なフィーリング。ごはんはまさかの雑穀米で、野菜量もすごいしこれすごい女子向けのお食事セットなのでは?なんだろう、この表参道のランチセットみたいな見た目は。甘酸っぱい氷入りスープにごはんを浸して食べると美味しいよ、とどこかで見た気がして一応ふわっとやってみたら予想を超える美味しさでスッカラが止まらず(笑)
チェジュの海の幸ってサザエやアワビなんかが有名なんですが、こういうお刺身がヘルシーに楽しめる一品も絶対にアリ。ボリュームのわりにお財布にも優しい。前日死ぬほど焼肉食べすぎてお腹おも〜い!みたいな日なんかにもオススメします。
パルド水産(팔도수산)
3.チェジュ島必修グルメ!黒豚オギョプサル
これだけは食べないと帰れないと思ってました、チェジュ名物黒豚のオギョプサル(五枚肉)。みんな大好きサムギョプサル(三枚肉)に皮の部分が加わった”皮付き豚バラ肉”です。結論、超美味しかったー!
遅い時間だったのでホテルのコンシェルジュに相談して、歩いていけるお店を教えてもらいました。22時ごろで閉まるお店が多い中、このお店は閉店が午前3時(!)と旅人の気ままなスケジュールに優しい深夜営業。
シンプルでおしゃれな店内。早速ガラスケースからチェジュ焼酎「ハルラ山」をいただきます。韓国の焼肉屋さんっておまかせで美味しく仕上げてくれるから遠慮なくゆっくり飲めて助かる・・・!ごま油で食べようかしら、このタレ辛いのかしら、と小さなお皿にワクワクしながらじっくりじっくり焼き上げ待ち。
こんがりカリカリ出来上がり!ハア(ため息)この皮付き豚肉オギョプサル、よーく見ると皮のところが黒っぽい紫色みたいになってるのわかるでしょうか、この部分がサムギョプサルにない「もちもちねっちり食感」を加えていてとっても美味しいんですわ。お約束の汁物も出てきて、全方位的にもう完璧な大満足夜ごはん。
もし二人以上でお食事をする機会があれば絶対にシェアして食べたいオギョプサル。わりと日本でも食べられるサムギョプサルとはまた違った味わいがチェジュ島旅行のいい記念にもなります。
カルマッウンサムギョプサル(칼맞은삼겹살)
4.マクドナルドの地域限定メニュー!
たかがマック、されどマック。汝、マクドナルドをあなどるなかれ。世界中どこにでもある共通言語マクドナルドにはその地域ならではの限定メニューがあります。インドのマハラジャマック、タイのサムライマック、イギリスのビーガンメニューなどなど。月見バーガーとかは日本限定よね。
最終日の三日目はタイトな時間に追われてすっかりランチ難民だったところを「ホテルの前にマックがあるやないか!」と急遽ファストフードで締めることになりました。
チェジュ名産のハラボンみかんのフローズンドリンク(Jeju Hallabong Chiller)や、スプリーム・シュリンプ・バーガー(Supreme Shrimp Burger)は韓国限定。あとたまに外地で見かけるゴールデンモッツァレラチーズスティックもあった。今回はパスしたけどプルコギバーガーってどう考えてもウマいよなー!
もちろん町のレストランやホテルで食べるごはんも美味しいけれど、マクドナルドでも現地ならではの楽しみがあるってことは韓国に限らず海外旅行するときには忘れずにいるといいよね。
チェジュグルメ、たくさんあります!
海に囲まれた火山島のチェジュは海と山の両方があって、名物を巡っても食べ飽きないのがポイント。「また魚かよ!」みたいにならないのすごい大事(笑)黒豚、みかん、魚介類、スイーツ類、まだまだ行きたいところがたくさん。個人的に次に訪れる機会があったら太刀魚食べたいなあ。ローカルグルメの魅力もまたチェジュ島観光の醍醐味です。
Googleマップは韓国では情報が最新でない場合が多いため、Naverマップを使う方が正確な場所を把握しやすいです。ただし店の詳細やレビューなどはオールハングル(地図上での店名はカタカナ日本語表記になっていることが多い)なので、翻訳アプリを併用すると良いでしょう。わたしは食べたい物を韓国語に翻訳して検索したり、店のページをスクショして画像検索するなどしていました。
ああああ、おいしかった!ごちそうさまでした!
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