そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day15 セビリアからマドリッドへ)

コリアンカップルの目覚ましで起きた。最近は翌日着る服をあらかじめ着て寝るというのび太的習慣が出来たので、パパパと速やかに準備。

昨晩トラブったWi-Fi不通はただのデータ超過という俺マターだったらしいのだが、ご不便でしょうからと現地に解除依頼してくれた。グローバルデータのカスタマーサポート、早くて手厚くてナイス。裏でアプリアップデートが勝手に走って超過なんてこともあるようなので、今後は街での利用も最低限にしなくては。

タクシーでサンタフスタ駅に行き、プリントしたつもりのEチケットがあっさり印刷すべき箇所を間違っていたのでみどりの窓口やカスタマーセンターを訪ね歩いて発券機でプリント。ついでに3日後の寝台列車の分も。カフェのモーニングセットにカーニャが入ってるよ、コーヒーと一緒に…。


サンタフスタ駅の朝8時


8:35 コルドバ経由マドリッド行き

スペイン国鉄renfeの新幹線AVEは大変快適。新しくて静か、各座席にゴミ箱がついてて、最初にイヤホンが配られて前のモニターの映画が観られる。カートも来るし、カフェテリアあるし、荷物置き場も大きいし。ホームで2度改札とセキュリティを通るので車掌は来ない。合理的だね。窓側を予約していたので、景色を見ながら買ったままだったニューオーダーの新譜を聞いていたらロンドンに行きたくなった。本当はロンドンに1番行きたいんだー!


カモノハシ系


荷物置き場は早いもん勝ち


シンプルでタイディ

トラブルで遅延して12:00にマドリッドアトーチャ駅到着。駅前で日本人がいたので写真を撮ってもらった。チェックインまで2時間あるので、駅前のソフィア王妃芸術センターでゲルニカでも見るかと歩く。8ユーロか、観光費用高くつくなあヨーロッパ。


駅前に置くには怖い

シュ、シュール…!ただゲルニカを見に来るには勿体無いほどの現代アートの応酬で次から次へと頭の中がはてなマークでいっぱいになり、たいそう疲れた。たまにちょっとぐらいならいいけど、あんだけシュールなアートを大量に見るとしんどい。2時間歩いて疲れ果て頭が痛くなり、新館の半分と本館の三階は丸ごと飛ばした。206にあるゲルニカの前に細かめのダリとミロとキュビズムの連打!もうお腹いっぱいです!

ゲルニカは思ったよりサッパリと展示されていて、重苦しいイメージとは裏腹に白い部屋でずいぶん爽やかに見えた。頭が痛くて早々に退散。私はジョルジュブラックを観れたことの方が嬉しかったな。要するに、アートはよくわかりません。


裏口から入っちゃった


とにかく広くて広くて大変

タクシーで宿へ。マドリッドの中でも随一のショッピングストリートであるグランビアにあるのだけど、それにしてもマドリッド、都会すぎ。日曜の表参道かと。いや違う、新宿だ。どこまで行っても新宿が続いている。ふわー。近所のオシャレカフェで紅茶とイカリング食べたけど、セビリアのタパスとは全然違って美味しくなかった。でも値段は倍だった。


超都会なの


だからイカリングもまずいの

ひとまず歩いてスペイン広場、王宮、アルムデナ大聖堂、と巡った。面白くない…。もう全然感動がない。お金払って中に入るのもやめた。マヨール通りを通ってマヨール広場に行く途中でスーパーに入り、水とバナナとビールと1ユーロのサラミを買った。物価高いしいい感じの店も見つからないからもうこれでいいや。


スペイン広場ね


大聖堂的なやつね


王宮は外からでいいよ

と思ったらMercado de San Miguelという良さげなマルシェが。スウェーデンで行ったエステルマルムみたいに小さな店が並ぶオシャレ市場。スペイン独特の食べたいものが少しづつ食べられる。観光者向けだから高いけど明日こよう。


楽しげなマルシェ

マヨール広場は工事中。四方のうち一方は建物が印刷物だった。このパターンよくあるな…ブランデンブルグ門も熱田神宮も、あとなんだっけ。絵かい!っていうパターンによく遭遇する。ここもあんまり面白くないなあ。


左は絵


めっちゃ人いるプエルタデルソル

私が最後に買いたいと思ってた靴がどうやらパリでは手に入らなさげなので、マドリッドのstockistらしいデパートEl Corte Ingl?sを2店舗巡ったがそんな高級な靴はとんと見当たらない。ツアリストデスクで聞くと、セラーノ店が1番大きいから行ってみたらとのこと。靴、楽しみにしてたのになあ。イギリスの靴はイギリスじゃないとちゃんと売ってないかー。

帰ってきたらPRIMARKに100メートルぐらい入店行列が出来ていた。新しいのかなこれ?なんで?ひたすら人やけして、ホステル裏の薄暗いカフェバーでモヒート(史上最甘だった)を一杯だけ飲んで帰宅。


近所のバー

うーんマドリッド、あと2日もいるけどこれは暇だぞ…?公園で本でも読むか?

部屋に帰ったら隣にソウルの一人旅女子がいた。とてもフレンドリーな子で缶ビール飲みながら私の生ハム食べて色々な話をした。彼女も仕事を辞めたらしいがまだ21歳なので「あのねえ、あと3回は会社辞められるよ」と言ったら笑ってた。ちなみに彼女もマドリッドあんま見るとこないよという(涙)セゴビアかトレドでも行ってみたら?とのこと。

そこに新しく到着したのが白人の痩せたアメリカおじいちゃん、ジェリー。あまりの人種ミックスぶりに密かにツボったがとても気さくで(そもそもこんなとこにこの歳で泊まる程度には旅回ってる人のようだし)10年前に食べたピザが食べたいから探してくるよ、おやすみーと行って出て行った。荒んだ心が若干洗われた、今晩のドミトリー。

ああああっ!セビリアにシャンプーバーとビオレ洗顔忘れてきた!!うううぅ…

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