そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day14 セビリア)

朝8:35のバスでセビリアに移動。洗濯物の乾きはぼちぼち。日が沈むのが遅い代わりに、朝は遅くて暗く人通りが少ない。ALSAバスは少々遅延して8:50出発、2時間で着いた。

街は変われど相変わらずWi-Fiは繋がらず要初期化の様子。取説持ってきてないし。ああ心細い。ただしオフラインマップでも現在地は把握できるのでひたすらgoogle先生に感謝。1.5km、歩いて行けそうなのでクリストバル・コロン通りをテクテク南下。左手に闘牛場(Plaza de toros de la Real Maestranza de Caballer?a de Sevilla)が見える。牛ファンとしてはかわいそうだから見るの嫌なんだけど、一回ぐらいシーズンに行って見たかったな。

橋のほとりにチュロススタンドがあったので朝ごはん代わりにチェック項目のひとつ、Churros con chocolateを食べた。ココアにチュロスを浸して食べる。日本のみたいにハードなディープフライじゃなくて、台湾の油條よりも浅いぐらいの軽い揚げ方。軽い。うめえ。瞬殺。


パリかと見まごうチュロススタンド


ココアにびたびたに浸す

セビージャ、なんか都会。ちょっと垢抜けてる!グラナダの入り組んだ小狭い感ともコルドバの地味感とも違う、いいとこ取りの程よい開放感。カセドラルの近くまで来ると道も広く、静かなトラムやたくさんの馬車が通ってる。馬いるのに臭くない!ハエ少ない!都会の象徴、スタバもあちこちにある!俄然テンションが上がりました。でもジプシーのローズマリー攻撃(受け取ると手相を見られます)は相変わらず。

宿は新しいモダンなホステル。鍵はなんと指紋認証。観光地のど真ん中。中途半端に安いホテルよりも新興ユースの方がよっぽど快適、ってのを今回は改めて実感。一階のタパスのなんと素敵なこと。荷物をロッカーに入れて、イモトのWi-Fiお問い合わせの返信を参考にadmin入って初期化したけど直らなくてクレーム出して、13:30、さあ観光。

まずはセビリアの大聖堂。長蛇の列でネット予約してこなかったことを後悔しきり。30分並んでようやく入れた。コルドバでもそうだったけど、日本語のパンフレットの訳が超わかりづらい。わかったところで誰がイシドロでサンミゲルなのかよくわからないのでいいんですが。MSゴシックぐらいはどうにかならないものでしょうか。アウトライン化してもダメでしょうか。

今日の大聖堂(連載)もすごかった。周りの礼拝堂はともかく、真ん中のやつ!一番上にキリスト、その下がお弟子曼荼羅みたいになってる金ピカのやつ!なにがどうなったらあの装飾プランが生まれるのか。エグすごい。偶像崇拝ってすごい。キリスト教ってすごい。いやーすごいですよね宗教って。


エントランスびゃーん


何でこうなるのか全然わかんない


大聖堂ばーん


キリスト教曼荼羅ばーん

一応ヒラルダの塔にも登った。石段じゃなくてスロープなのでまだ登りやすい。一望するセビリアの街は白くて美しかった。ヨーロッパ!イメージ通りの南スペインってこんな感じよ。セビリアいいよ、これこれ。

続いてアルカサル。ピスタチオアイスを食べながら、また恐ろしく並んだ。以後セビリアに行く皆様には必ず事前にネット予約をしておく事をオススメしたい。中はやはりイスラム調の建築やデザインを主としていて、既視感バリバリの庭やホールだった。モザイク飽きました!!しかしながら裏のお庭は迷うほど広くて、椰子の木やオレンジの樹や真っ青な孔雀がエキゾチックで素晴らしかったです。ゆっくりできたらよかったのだけど。


アイス食べてもまだ並ぶ


既視感


逃げない孔雀

なんだかんだで17:30。歩いてEspacio Metropol Parasolへ。途中レンタルチャリを試みたがイマイチよくわからずやめた。残念ですが台湾のレンタルチャリの方がユーザビリティは優れてるわよ!15分で到着。ふくらはぎパンパンだけど、ヨーロッパらしい街並みで、古い帽子屋やお菓子屋を見ながら歩いていたら飽きなかった。さて、デザイン建造物は見ているだけでへええと思う知識要らずの味方。へええ。写真撮りまくり。


デザイナーズ物件


面白いですよね

タクシーでスペイン広場へ。はい!ヨーロッパです!という優雅さにパノラマ撮影が捗る。背景も知らずに写真ばかり撮っているけど、いいのです。私は日本史だったので世界史は知らないのです!いいんです!


わかりやすいヨーロッパ


陶器がきゃわわだった

ともえに教えて貰った老舗タブラオロスギャロスの開演は8時。チケットはグラナダでスマホ予約してある。歩いて下見して腹ごしらえ。一軒目であまりにもオーダーを取りに来ないので結局サンタクルス辺りでカーニャとカラマレスフリット。イカフライ…うめえ…。イカのしっとり感が違う。ただのイカリングなのに…!さすが名物なだけある。

20:00、初めてのフラメンコ。3列目、もしくは最前列でもいいわよと言われ迷わず1列目に陣取ったが結局かぶりつきは私だけだった。赤ワインとサングリアを飲みながら見たフラメンコは衝撃的に素晴らしかった!ステップやドレスもさることながら、あの生感。ギターも唄も空気を縫いながら進むようなセッションと、魂を絞り出す6人の演者の素晴らしいこと。終始ニヤニヤしていた。いやーメンズのフラメンコダンスって何て凛として素敵なんでしょう!今すぐフラメンコ習いに行きたいぐらい感動しました。これは今回の旅のハイライトに違いない。ともえ先輩ありがとう。


Bodega Belmonteにて


カラマレス!愛してる!


タブラオロスギャロス


もっと見たかったな

テンション冷めやらぬままサンタクルスから帰る。グラナダの比ではないほど道いっぱいにタパスが開いてる。なんて素晴らしい街!ワイン2杯と、セビリア名物ソロミージョアルウイスキーのタパサイズをオーダーして23時を回った。


まだまだやってる夜10時


ウイスキーの香りは特になく


遅けりゃこんなオマケもある

いやーセビリア、超よかったです。さて明日はAVEでマドリッドに行くよ!ゴーゴー!

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