そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day27 ディジョン)

朝は何故かこのタイミングでアップデートされたせいで友達のiPhoneのアラームが鳴らず、息子が出かける5分前に起きるという微笑ましい大騒ぎで目が覚めた。二重窓のおかげでよく眠った。

お庭で飼っている蜂から取れた自家製ハチミツでパンをいただいて朝ごはん。私も蜂飼いたい…。もうどれだけ履いてたかわからないチノパンを洗濯さしてもらって、まーったりして、友達が左ハンドルのプリウスでブルゴーニュの醍醐味を見に連れて行ってくれた。ディジョンからボーヌまで40kmぐらいのドライブ。街から外れるとすぐにぶどう畑がばーーっと広がって、収穫終わりで黄色い葉がギリギリ残った葡萄の木が整然と並んでいる。あいにくのお天気だけど、それはそれで荒涼とした感じも良かった。


ブルゴーニュのぶどう畑

私はワインの詳しい事は全く知らなかったけど、彼女はワインガイドをしているソムリエールな知識人なので道中色々なことを教えてもらった。ワインの名付けやエチケットに書かれていること、こんな狭い(まあ広いんだけど)土地にたーくさんのドメーヌがひしめいていて隣の畝の葡萄でも違うワインになること、ドメーヌによって木の手入れの致し方が全然違うこと、ワインの葡萄だって完熟は素で食べてもとっても美味しいこと。こんな狭い区域で世界中から注目されるワインが出来るのか…そら高いわけだわ!そしていかにワインにハマると深いのかもようやく想像がつきました。

農道を通りながら時々車を止めて、残っている葡萄を食べ比べたのだけどこれがまた物凄く美味しかった!中でもボーヌロマネのリシュブールのグランクリュ(棒)とやらの葡萄、めっちゃ美味かったー。種はパッションフルーツみたいなパリパリ感、皮も違和感なく木の実らしい甘さで普通のデラウェアとかよりよほど野趣あって美味し!てっきりワインの葡萄ってマズイと思ってたわ。はーいい経験さしてもらった。


完熟ワインレザンうまい!


ロマネコンティー


種までうまい一流ワインの葡萄

ボーヌで日本人の方がいるレストランに入り、ワインとパテなどでお昼ご飯。なんでも美味い、フランス。しかもとびきり美味い。パンもサラダも食材の美味さが素晴らしいのよねえ。


パセリとポークのテリーヌ


ボーヌのお友達のお店

帰りは高速に乗って、途中でBIOのスーパーに寄ってブロッコリー買って、アジアスーパー寄って娘にお煎餅買ってった。アジア食材屋の匂いは世界共通だな。そこから1人で少しディジョンの街を歩いた。日曜だけじゃなく月曜もお休み気味らしいのだけど、少なくとも昨日よりは人も多くて楽しかった。


美術品の搬入面白いから見てた

今晩の夕食は冬の定番モンドール!数年ぶりに食べた。ポテトや燻製ソーセージやサラダと一緒にいただく、オーブン仕立ての臭くてしょっぱいチーズのなんと美味いことよ。子供らも平気でこんなん食べてるんだから、フランスの舌の英才教育だなあと思う。ワインは地下のカーヴから幾つか出して頂いて、シェリーみたいな香りのジュラのサバニャン飲ませていただいた。マニアックな美食させてくれて、本当に感謝感謝。なんか食卓や夕飯の在り方のイメージ、ちょっと変わりました。


今日の晩飯はモンドール!幸せ!

パリやリヨンで贅沢なフレンチをいただくよりも100倍フランスを満喫した感のある友達んち泊だった。いやーフランスの食の醍醐味は家メシにあるね全く!ありがとうありがとう。これでたとえパリでヌテラのクレープしか食べられなくても私はもう悔いはありません。

てなわけで、明日はいよいよ最初ポイントParisにチェックイン致します。アビアントー!

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