そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day11 グラナダ)

なんか凄いエグい悪夢を見て多分ゴーゴー言いながら寝てた。6時半に起きてひっそり準備するも盛大に化粧ポーチを床に落とすなどして大慌てし、出たのは7時過ぎ。受付でグッドラックと言われ、真っ暗な中を大通りまで進みタクシーを拾う。昨日見た覚えのある人とか裸足の女とか歩いてて怖いなにコレと思ったらみんな朝まで飲んでいた人たちなのだった。恐るべし、フライデーナイト!

7:30、タクシーを拾って7ユーロ位でアルハンブラ宮殿入口に着いた。キャッシュオンリーの列は既に大行列。クレジットカードの列は噂によると凄い空いているとか…と思ったらOMG。それでも50メートル位並んでる。しまった!出遅れたか!あと1時間早く来たらよかった…。

グラナダ随一の観光スポット、世界遺産のアルハンブラ宮殿は入場制限で事前にネット予約が必要なのだが、漏れなく常にソールドアウトで、当日券をゲットするには朝早くから並ばなくてはならない。朝7時過ぎに出ても受付にグッドラックと言われるほど難易度が高いチケットなのである。

念のためダウン持ってきたけどさして寒くはなくて助かった。オープン8時、進まない列にハラハラしながら自分の番まで1時間ほど待ってあと5メートル!で、出てきたメンズが確かに言った。「They finished...!」隣のスペイン女子、後ろのフレンチカップルと顔を見合わせてジーザス。ああ…暗闇で化粧ポーチ落としてなかったらもっと少し早く来れたはずが…シクシク。

人気のGENERALチケットは終わったが宮殿の含まれない昼の庭園観覧と、夜の宮殿/庭園部分観覧はまだ発券してる。動揺してプラン変更を余儀なくされた人々が慌てながら発券して、さて前のスペイン女子の番。私はやむなく彼女と同じく宮殿だけは見れる夜の部分観覧をするつもりでいた。5枚必要な彼女、3枚は出たが追って買った2枚が出ない。じゃあ私がやってみるよと試したら金だけ落とされてチケットは出ない。えええええ!

後ろに「機械壊れたから触らないほうがいいよ」と伝えて2人でインフォに行き、人を呼んで直してもらい、我々はキャッシュオンリーの最前列に移動させてもらって発券依頼。夜の部は宮殿だけ見るつもりだったけど、昼の庭園観覧券もついでに購入した。これでコンプリート出来るし。私たちバッドラックだったけど何とかなったね、通訳ありがとね、とスペイン女子にお礼して別れた。いやー、我ながら持ってるわ。

体がすっかり冷えたので売店で紅茶とチョコマフィン買って休憩し、いざアルハンブラ宮殿。ここで10:00。チケットゲットに既に2時間費やしていたのだった。チケット体系もややこしいし、とってもめんどくさいです!世界遺産のくせにー!

大型ツアーとそのガイドさんが山ほど押し寄せる中まずは庭園散歩。日本人も山ほど見た。ちなみにアルハンブラ宮殿の歴史的なことは殆ど知らないが、売店で立ち読みしてイスラムの王宮と砦だったんだなーって程度だけ知った。最初に行ったGeneralifeって何がジェネラルなライフなんだろうとずっと思ってたけど、宮殿のヘネラリーフェ庭園のことなんだね。天気が良くて涼しくてサルビアが沢山咲いていてとても綺麗でした。でもまあ、庭でした。


レッツアルハンブラ


あらいい眺めー


あらきれいー

更に美術館、アルカサバ、チャールズ五世の宮殿など順繰りに。美術館はフリーの割に意外と見応えあった。アルカサバから眺める景色はとても綺麗でした。なんだかんだで12:30回ってしまい、お土産を買って帰りはバス1.2ユーロで下山。なんかすごい可愛くてアルハンブラの売店でザクロの陶器買っちゃった!陶器!fragileなのにもかかわらず!Granadaの由来はグレナデン、ザクロですのでいい思い出になるでしょう。


アルバイシン地区を一望


広角のGoPro活躍中


モザイクモチーフのお土産結構かわいい


くだんのざくろポーセリン14ユーロ


Plaza Isabel La Catolicaからバス出てます

夜にまたアルハンブラ行かなあかんので一旦宿に戻ろうと大聖堂やアラブ感あるアルカイセリアを通り過ぎた。大聖堂は盛大な結婚式の最中で、ゲストの派手でオシャレな帽子のオンパレードやら見慣れない演出が面白くてしばらく見てた。ともえつんに教えてもらった有名なジェラート屋さんは閉まってた。土日に当たって店の開きがどこもイマイチで残念。


大聖堂裏、微妙に工事中


ハードなライスシャワー


アラブ街的なものはもういい

帰りに腹が減ったので小さな店に入って昼ビーノブランコをポルファボールした。ああそうだ!と教えてもらったPatatas Brabas(ポテトフライブラバスソース)食べてみたら、コクのないサウザンアイランドを辛くした感じ。ふーん。それにしても会計したら2.5ユーロ。300円そこらでコレってすごいなあ、人をダメにするね。


ブラバスソース

宿に戻ったらズボンは完璧に乾いてる、よしよし。誰もいなかったので伸び伸び洗濯して一休み。それにしても腹の調子がいまひとつ。腸内でアラブとヨーロッパが戦っていることが原因かと思われる。そりゃあ薄味タジン生活からいきなりタパスぶっこまれたらこうなりますよね。

暇つぶしに街へ。小さなsupermercadoに入ってバナナを買った。店主は中国系のおばちゃん、アジア系の人初めてみた。ロンドンなんかと違って相当マイノリティだな。Jooheeが結構スペインって人種差別あるのよっていってたのを思い出した。差別される側に立つことって日本にいたらまずないよなー。


くだんのブラバスソース


世界のクノール、何がダブルなの?


ちょいちょいある、ミニスーパー

嗚呼、フライングタイガーがある、ザラがある。入ってみたら日本と違って折りたたみ続ける人もいないので盛大に服が散らかっていたが、ついついお買い物。ドバイでもザラで買い物しましたね、私。

18:00、雨が降ってきてアフリカンがパラグア!パラグア!と街角で傘を売り出した。雨宿りしたいなーとカッパのフードかぶったままレコヒダス通りからレジェスカトリコス通りへ進むと、遠くの片隅に何やら新橋のような気配が…かくしてそのナバス通りは有名なタパス店もあるまさに何とか横丁ばりの一角なのだった。私の嗅覚。しかしながら派手な酔っ払いと満員電車ばりの混雑ぶりに尻込みして退散。日本に帰ったら立ち飲みに入ってくる勇気ある外人さんには優しくしたい。代わりに近所の老舗生ハム屋さんで赤ワイン。え、これでもやっぱり2.5ユーロ!?ハーーーー。


飲みどころの気配がする


La cueva de 1900


ハモンセラーノいただきました


色気はないけど歴史はありそうな店でした

さて、夜のアルハンブラ。うっかり庭園の入園列に並んでおり盛大にロスって20時半にイン。嫌だなあ、また雨が降ってきた。思ったよりも薄暗くて雰囲気はあるけど盛大な彫刻が見づらい。さらに、モロッコから来た私には既視感あるものばかりで恐ろしく感動が薄い、という誤算を壮麗なアラビアン芸術を沢山目の当たりにしてから認識。このカタチ!モロッコでいっぱい見た!むしろあっちの方がすごいのあった!と思いながらも、パターンデザイン的には西洋が混じっている感じがあってそれはそれで楽しめた。

今回はチケットが取れなかったから仕方ないけど、やっぱり昼こなくちゃダメだ。庭の噴水のリフレクションは雨で台無しだったし、有名な犬みたいなライオンの噴水もぼんやり闇に浮かぶだけでちょっとがっかり。まあしゃーないか。逆にモロッコでいろいろ見たから復習って感じですんでよかったね。


なんだこれ


GoProの使いがいはあった


ねえ、犬どこ?


いた!!!(フラッシュ)


アラベスクパターン素晴らしいね

雨のそぼ降るなかカッパ着て帰宅。なんかグラナダあんまり行くとこないから、サロンパス10枚貼って明日は久々にガン寝しよう。

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