京都生活

老舗料亭・菊乃井の新店「無碍山房 Salon de Muge」でこだわりパフェ

京都に遊びにくるお友達のおかげで、行こうと思ってた(けど面倒くさくて行ってなかった)ところに足を運ぶことができるのは誠にありがたいことです。先日なにかと雑誌などでも目にするかの『無碍山房(むげさんぼう)』に行ってまいりました。

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「無碍山房」は、ミシュラン三つ星の老舗料亭として有名な「菊乃井」がプロデュースするカフェ。なんか菊乃井って店主の村田さんがいっぱいテレビ出てるから行ったことない(そしてこれからもまず行かなそう)のに親しみ深いわ。個人的には郁恵井森のデリデリキッチンのイメージが大きい。

連日行列、予約必須の人気カフェ

お店は菊乃井本店の少々手前にありまして、遠目にもあそこだとわかるほどの人の待機列が。ランチもいただけるのだけど時雨弁当5000円から、と少々庶民には苦しいお値段でありますところ、喫茶ではもっとお手軽に老舗の味を楽しめます。

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 icon-camera 奥に進むと菊乃井本店

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 icon-camera 京都の老舗感ある数寄屋建築カフェで高まります

ただ、こちら気軽に行くにはちょっと難儀な点もありまして、喫茶タイムは14:45〜18:00(ラスト17時)のみ。入店するには事前予約or当日受付となっております。事前予約済みでも14:45には現地にいないといけないし、混雑状況によっては当日分も早く締め切られるそうで、結構気合がいるお店なのよね。

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 icon-camera 結構案内書きがいっぱいあった

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 icon-camera 開店前でこの行列

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 icon-camera エントランスに受付システムがありました

お友達が頑張って予約電話してくれたおかげで、わたしはこの日二番目の入店。事前予約のお客さんのあとに当日受付の方が入れるようです。この日は平日だし全員一旦入店は出来てたかな。ただ、予約済みの方が注文してからの待ち時間も短いし、お庭の見える良いお席に通していただける感じなのでホクホクするよ。

和モダンなインテリアと東山の借景

中はお庭に沿ってまずカウンター席、その奥にテーブル席が。インテリアはモダンで、大きなガラスからは手入れの行き届いた美しいお庭、その後ろには東山、と大人の京都観光で大変好まれそうな雰囲気。いいわねえ。

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 icon-camera カウンター席はお庭に面して

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 icon-camera 織部焼タイルのカラリングがレトロで素敵

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 icon-camera グリーンの座面が落ち着くテーブル席

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 icon-camera 予約してもらった甲斐がある窓際席

町家カフェみたいなのって京都にたくさんあるけど、こうやって素敵なお庭を見ながら優雅にひと息ってのは老舗料亭プロデュースだからこそなせる技よね・・・うっとり。

ひとつに決めるのがつらい喫茶メニュー

無碍山房のメニューで多分1番有名なのが抹茶パフェ。飲むのの4倍抹茶使ってるってテレビでやってましたが、そのみどみどしいルックスがまた映えるのよね。他にもタルトタタンや菊乃井の料亭で出されている季節のデザートをいただけるなど思ったより選択肢が豊富!いやーーパフェ食べに来たけど菊乃井のデザート気になるーやめてー

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別々のメニューを頼むのが得策なのは言うまでもないので、抹茶パフェと、秋のパフェをひとつづつ頼みました。季節ごとのメニュー、冬バージョンはどんなパフェなのかしらワクワク・・・!

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見目麗しい無碍山房のパフェ2種

予約入店のおかげで注文してほどなくやってきました、まずは無碍山房の濃い抹茶パフェ。緑が濃いね!こだわりのガラスのスプーンはさじの部分が直角になっています。すくいやすいっちゃーすくいやすいけど食べるには若干扱いづらいのでご注意。

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柚子のカステラと生姜のカステラをアクセントに、アイスや寒天の濃茶全開フレーバー。グラス自体は思ったより小ぶりなんですが、落ちそうなほど盛ってあるのと甘さ控えめなので、すぐに甘味でも胃もたれする40代にはちょうどいいボリューム。わたし抹茶あんまり好きじゃないんだけど甘ったるさがなくてこれはとても結構でございます。

そしてやってきたのは秋のパフェ。楓の葉のしつらいが美しい・・・。秋の美味しさてんこ盛りのパフェ、これはしばらく眺めていられます。

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ちょっとでも間違うと雪崩のように転がってきそうなゴロゴロトッピング。ひとつひとつじっくり味わうと、甘さ控えめの栗ペーストと理想の柔らかさの渋皮煮、カラメルナッツのカリカリ食感、そしてキャラメルアイスの香ばしさ・・・。全体的に素材そのものを活かす方向で甘味とはいえ甘さは超ひかえめ。金木犀のゼリーがまたところどころアクセントになっていて良かったよう。

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もしかしたら若者が食べたら物足りないかもね、という大変上品なパフェ。お楽しみが掘り進めるごとに湧いてくるパフェの楽しみはそのままに、大人にぴったりのデザートでした。ああ、美味しかった。

総合的に楽しみたい和のひととき

パフェはもちろん、お庭やちょっと飾ってある美術品やお花、給仕してくださる方の背筋のピンとした動きまで、なんだかぜーんぶが贅沢なカフェでした。二年坂の畳スタバとは真逆にあって(あれはあれでいいと思うけど)ど真ん中な京都っぽさが素敵ね。

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 icon-camera レジ横は売店になっています

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 icon-camera 菊乃井のダシほしい

お出かけのときはどうぞご予約 or 早めの当日エントリーをお忘れなくです。客層も落ち着いてるし、ここならわたしまたダメ元で通りすがりに行ってみようかなと思います。ごちそうさまでした。

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