今日の沖縄旅日記(ガンガラーの谷 / CAVE CAFE、カフェくるくま)
糸満市から東へ向かうと南城市。那覇のバーテンさんや、おしゃれショップの店員さんに素敵マップもいただいたこの地域で三日目の後半戦。まずは自然保護区「ガンガラーの谷」へレッツゴー。
観光スポット「ガンガラーの谷」、実は地図で見るとほとんど一緒の場所にある鍾乳洞の名所「玉泉洞」の名前が変わったのかしらと勝手に思っていたのですが別物なのね。間違えた。玉泉洞は目の前にある「おきなわワールド」の中にありました。修学旅行で行ったけどもう全然覚えてないや。
洞窟カフェでしばしのツアー待ち
ガンガラーの谷は自然保護区、この辺はその昔海の中だったのですがサンゴや死骸から出来た地層に雨が染みて地中に水溜まりができ、川ができ、水が流れ、天井が崩落して、出来たのがこの谷らしい。こんなとこまで海底だったのか、すごいね。いまじゃ海まで1km以上あるんですけど。最近は「CAVE CAFE」という洞窟カフェがるるぶ的に有名です。
おや、なんかある
あらら?
あらららららー!!
ガンガラーの谷の入口が噂の洞窟カフェ「CAVE CAFE」。35コーヒーがお楽しみいただけますが、まあカフェっていうほどの素敵さはなくて、ツアーの待合室として使われている感ある。インスタヴァエするのかな、一応ライトアップされているので洞窟感は味わえるし、ひんやり涼しくていいかもね。
<2021年3月現在>
CAVE CAFEはガンガラーの谷ガイドツアー参加者のみご利用可、事前にガイドツアーへの予約が必要です。大人2,500円(税込)保護者同伴の小学生以下無料、学生証提示の中学生以上の学生1,500円(税込)詳しくはウェブサイトでご確認下さい。
たしかに美しいことは美しい
おいT-BOLAN来るぞ
このカフェはライブ会場としても使われていてパフィーとかCOBAさんも来ているそうだ。そして観光地ならではのお土産も。ここの近くで全身骨格が発見された原始人『港川人』モチーフのお土産、結構衝撃的だけどそれはそれで旅の魔法として購買欲をそそるところがある、けど買わなくてよかった。
港川人うちわに釘付け
奈良の鹿のフンと同じパターン(胸毛はアオサでした)
港川人は海の方にある港川フィッシャー遺跡で見つかって復元された顔なのだけど、赤いバンダナでも巻いたら下北沢の沖縄居酒屋とかにいそうな風貌で、若干ツボった。日本人のルーツを辿る上でとてもとても大事な人なんですけどね。
ガンガラーの谷を歩く自然保護区ツアー
ガンガラーの谷は90分ほどのツアーじゃないと入場できないことになっております。大人ひとり2200円ぐらい。人が増えると臨時ツアーを開催してくれるみたいで、運良くすぐ出発のツアーに参加。蚊よけを塗ってみんなでぞろぞろとお姉さんについていきます。
途中でランタンを持って洞窟にご神体を見にいったり、葉っぱや木の説明をしてもらったり、地形の成り立ちを教えてもらったり。最後は大きなガジュマルの木を見て、ツリーハウスにのぼりました。マイナスイオンが気持ちいいし、ホーーーとなる興味深いトリビアがいっぱいでめちゃくちゃ楽しかった。これでおひとり様2000円なら大満足!
その昔、石を落とすとガンガンガラガラーと音を立てて落ちていく深い深い穴がこの辺にあったらしく、道路を作るに当ってその名前だけでも残そうと付けられた名前が「ガンガラーの谷」だそうで、70歳以上のおじいやおばあはその伝説の穴を知っている世代だそうです。今でもこの谷のツアールートにあるお墓にシーミーに来るご家族や、祈祷者も大勢いるらしくって沖縄ってこういうスピリチュアルな部分がとても興味深いなあ。
まだまだガンガラーの谷では発掘途中のビニールシートがかけてあるところも多数で調査進行中。普通に二万年前とか言うけど気が遠くなるような昔の物が出てくるのはスゴイことだよねえ。ていうか、いまや『アウストラロピテクス』って最古の人類じゃないんですって?『サヘラントロプス・チャデンシス』になったの!?おばさんが習てたんと違う!いやー30年以上経つと歴史の教科書も変わるわけですね、考古学バンザイ。
インスタヴァエならカフェくるくま
さて、ガンガラーの谷から車で15分、美しい海岸線をきゃーきゃーいいながら走って更にぐわっと急勾配を上がると山の上にあるのが人気スポット「カフェくるくま」。沖縄の青い海を一望できるインスタで大人気のテラス席がございます。
おしゃんなカフェかと思ってたけど、園内にはノニ販売所や謎の恐竜像やら化石展示場やらがあって店主の趣味の圧が強く、ちょっと探偵ナイトスクープで言うところの『パラダイス』的要素が多数だったのが想定外(笑)でもお店に入るとこの景色!
いやーすごいすごい。こりゃすごい。パシャパシャ写真を撮りたおす。この水平線を見ながら飲むレモングラスティーはまた格別でありました。オンシーズンだと若い子がたくさん来そうだなあ。たまたま通りすがりに立ち寄ってみただけだったのですが、中年旅行者でもテンションの上がる景色でした。
さらに続く。