京都生活

祇園祭限定お菓子その3「柏屋光貞の行者餅」

これぞまさに祇園祭限定のお菓子。1年でたった一日、宵山の7月16日にしか発売しないというお菓子がこの「行者餅」。2017年から予約販売ナシ、当日販売のみとなったので朝から東山安井まで並びに行ってきました。

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たった一日って・・・アップルストアとか伊勢神宮の朔日餅みたいに夜明け前からスタンバってるようなのだったらどうしよう・・・と思ったわりにすんなり寝坊して出足遅くなり東山に到着したのは9時過ぎ。狭い歩道に数十人がずらりとまだ並んでる。

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お店の方も人員整理に出ているのでそれでピリつくことは無かったけれど、どうやらとても間口の狭い小さなお店なのでとにかく進まない。40分ぐらい待ったかなあ。豆餅のふたばみたいにオーダーと会計を大人数の同時進行で進めていくようなのと全く違うので根気が必要です。ジリジリ牛歩でひたすら待たねばならん。

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ちなみに朝8時半開店の予定を繰り上げて8時過ぎにオープンしたとか。朝イチだとそれぐらい並んでるんですね。だいたい14時頃に売り切れることが多いようなのでチャレンジされる方はご参考まで。さて、ようやく店の入口が見えてきました。

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いやいやこれは狭い。本当に一組づつ対応されているんだな。バイトちゃんと思しきかわいい女学生がオーダーと会計をしてくれました。わたしは最小の3個入りを購入。もっと繊細な生菓子のようなものかと思っていたらわりと大ぶりなお菓子なのね。

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「行者餅」の名前は行者の衣ににせたお菓子を作って後祭に登場する役行者山(えんのぎょうじゃやま)にお供えしたとかいう修験道に関連したストーリーから来ているらしい。袱紗包みのクレープ状の生地の中は求肥と白味噌ダレ、意外としょっぱい。ここに山椒が効いていてとても京都チックな風味。夏のお菓子、という感じでした。

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猛暑の中、祇園でじっくり行列をして待つ(一応朝は日陰でした)という覚悟があれば、なにせ1年に一日だけの貴重なお菓子なので一度食べてみる価値はあるのではなかろうかと思います。山椒と白味噌、美味しかったな。ごちそうさまでした。

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