京都「たま木亭」のパンを買いに行く
ずっと昔から手帳の「行きたいとこリスト」に書いたままだった京都・宇治のパン屋さんにようやく行ったときのお話。京都に行くことはあれど、宇治まで足を伸ばすとなるとちょっと遠い。驚異の食べログ3.75を誇る憧れのパン屋さん「たま木亭」、思い続けて気がつけば10年以上経ってました。
そうこうしているうちに2015年7月に以前の3倍の広さでリニューアル。近所で用事が出来たついでにようやっと念願叶って黄檗(おうばく)まで。
これよこれこれ
えらいモダンな外観
黄檗駅からは5分程歩きます。行ってみたらそっこまで京都中心部からも遠いわけじゃないのよねえ。もっと前に行けばよかった、って思うパターンよくあります。お店は当然ながらとってもキレイで広々。ひっきりなしに人が来るのでさぞかし以前は混雑してたんでしょうねえ。
いいディスプレイ
冷蔵庫の中も夢いっぱい
入るとすぐ手前に冷蔵コーナーが。生シューや練乳、チーズを使ったものなどデリケート系の柔らかいパン多数。自家製練乳クリームを使った「れん乳仕立て」というワードがそこかしこに。ううう。出先であまり持ち歩きが出来ない状態だったのでひとつだけにしました。
他店と違うアンサンブル
レジ横は定番パン
黒蜜りんご、ねぎとゴーダチーズなど取り合わせが面白い。黒丹波の黒豆やほうじ茶など京都らしいラインナップも。ちょっとハードっぽいパンが目立つのと、思ったよりキャラメリゼやパイ生地を使った洋菓子みたいなパンが多かった気が。
すぐ食べた2種類
フレッシュチーズとフルーツのパン
人気のパンシュー
購入したのは、デンマーク産フレッシュチーズといちじく&いちごのドライフルーツを挟んだ「フレッシュチーズとフルーツのパン」(240円)、角切りベーコンとじゃがいも、ガーリックバターの人気パン「パンシュー」(220円)、他にもバゲットや黒豆とカスタードのパン、硬焼きバターなど。
店の前が京大の宇治キャンパスなので、ここで人様に迷惑にならないようにひっそりと食べました、速攻。うん、生地がうまい。中もうまいけど生地がうまい。著名な(特にハード系の得意な)パン屋さんって食べてすぐに生地の旨みとか香りが全然違うんだよなあ。
本当はこういうお店では角食とかも買いたいのだけど、いかんせん観光者なのでそれはまたの機会に、ということでお店の雰囲気とパンのデザイン傾向をパトロールしてササッと帰りました。うーん、また来るぞ。まだ名物のクニャーネもクロワッサンも食べていない!
たま木亭は、こだわりや工夫を感じつつも手頃に食べられる庶民的な雰囲気が残っているのがいいね。シニフィアン・シニフィエみたいに「えっ嘘でしょ」ってぐらい高い哲学パンは、二度行くのはなかなか辛いもの。憧れのパン屋さん、また季節ごとにパトロールに行きたいお店です。
- 前の記事
- かりんジャムをつくる
- 次の記事
- 大阪「北新地サンド」のタマゴカツサンドを食べにいく