直火でオーブンの仕上がり!アナオリカーボンココット「RINGO」
※この商品は販売を終了しています※
以前ご紹介したグリルパン、アナオリカーボングリル『ジェット』。あいかわらず糖質オフごはんとして『家ギョプサル』の頻度は高く、コストコに行くともう絶対に厚切り豚バラスライスを買ってきて小分け冷凍しておくというルーティーンができたぐらいよく使わせていただいております。さて、これに続いて思いがけず第二弾の新ツールが拙宅にやってきました。
リンク人類史上最強のグリルパン!アナオリカーボングリル 「JET」
リンクANAORI CARBON(アナオリカーボン)
同アナオリカーボンシリーズの小さなポット、ANAORI CARBON COCOTTE(アナオリカーボンココット)『RINGO』(リンゴ)でございます。グリルパンJETのカタログを見ながら、このココットの謎の壺っぽさが気になるなあ〜と思っていたらご厚意でひとついただいてしまいました・・・マジか!ブルブルブル
で、だからってわけじゃないんですが、これがまた今地味ながら台所に常駐して活躍しているのでご紹介したいと思います。わたしの半分は貰い物で出来ています。(もう半分はスイカ)
リンゴみたいにコンパクトなカーボンココット
ねえ、やっぱこれ謎フォルムじゃない?ココットといえば、一般的に思い出すのは例えばル・クルーゼのファンシーなココットとか、ストウブのプチ鍋形ココットだと思うんですが、このリンゴの芯みたいな不思議な形が初体験。
アナオリカーボンシリーズなのでもちろんこれもオールカーボン素材の削り出しで、匠の技プロダクトだそうです。素材感はグリルパンJETと同じでツルっとした表面、ただしRINGOの方がちょっとマットかな。ものすごくカワイイ円筒形の箱に入ってるので、結婚祝いのギフトとかにいいかもね。
うやうやしいお包み
蓋と湾曲した本体で出来ています
カトルカールの作り方レシピつき
さして重くなく、大きさは手のひら大でとてもコンパクト。ちょっと深さはあって、カフェ飯のワンプレートについてくるココットとは違ってちゃんと鍋(壺)ライク。実際見てもなかなかの謎フォルムで面白い。ただ、この小ささでどこまで何ができるのかしらね・・・という感じもアリ。
RINGOで焼きリンゴを作ってみよう
さて、この壺ココットでわたしが一番何をやりたかったのかというと、その名の通り「焼きリンゴ」。わたしはアップルパイよりタルトタタン派で、しかもリンゴの具の部分だけ食べたいタイプ。ですので、焼きリンゴは願ってもないおやつであります。オーブンの焼きリンゴも別に難しくはないけど、アルミで包んだり予熱したりまあちょっと面倒くさいですわね。ちょっとが。だからやらない。
砂糖とバターとレーズンを詰める。えいえい
普通のリンゴがすっぽり入るサイズ
「RINGO」という名前の通り、まるで焼きリンゴ専用器具のようなニッチさ。サイズぴったり。一個だけで作れるっていうのが、とてもいい。ちょいちょい蓋を開けて様子を見れるのもいい。シナモンをさして、軽くウイスキーをかけて蓋をしたら弱火で20分ぐらいかな?いい香りがしてきたら出来あがり。
このコンパクトさ、キャンプにもいいかもしれん
皮までふんわりの焼きリンゴできました
う、うまい・・・想像以上にイケてるおやつになった(そして冷えてもうまい)
オーブンよりも密閉性とか熱周りがいいのか、ジューシーでふわふわ。結構あっさり出来ちゃって拍子抜け。時間は適当でも、ちゃんとモイスチャーが保たれてるのでお砂糖とウイスキーがリンゴ果汁と混じり合って底の方でいい具合にカラメライズされたソースになるのであった。芯くり抜くのが面倒くさいからもういっそ大きめに切っちゃって放り込むっていう簡易バージョンでもアリだな〜。なるほどラクだわねえ。
お菓子にも料理にも意外と使える手軽なサイズ
さて、それでは他にはどんなことができるのかな?ということでちょっと色々使ってみました。土鍋や小鍋でもなく、オーブンでもない、この密閉性とコンパクトさってうちに無かった形状と機能なのでなんか新鮮。
おやつサイズのカトルカール
レシピが同梱されてる「カトルカール」は『四分の四』という名前の通り、砂糖・たまご・粉・バター同量でつくるバターケーキ。カルピスバターと冷凍庫にあった米粉、ジャムづくりで余ったグラニュー糖を引っ張り出し、そういえば冷凍してた柚子皮も刻んでいれてみました。
100年ぶりに使った泡立て器
入れまーすドロドロドロドロ
同梱レシピだとオプション販売のシリコンリング使って高さを足してたんだけど無くても大丈夫。弱火で20分ぐらい焼いて5分蒸らす、という感じ。オーブンと違ってちょこちょこ気軽に様子を見れるのが良い。が、ここでどうしても外出せねばならなかったので蒸らしたまま放置して出かけるという無責任工程に・・・。
10分後に覗いてみる
20分後に覗いてみる(そして外出)
放置したけどちゃんと焼けてた
数時間後に帰ってきてチェックしたところ、おかげさまで(ちょっと目が詰まったかもしれないけど)何とか焼けてました。どれどれ・・・一口食べてあらビックリ、柚子を入れたおかげで完全に愛媛銘菓「一六タルト(あんこなし)」に(笑)思いがけず再会した大好物の味に笑った。
完全再現のレベルだった柚子のカトルカール
パウンドが苦手なので普段はまずもって焼かないんですけど、カトルカールは全部同量のわかりやすさと手軽さが好きで小学生のときから焼いてた気がするので懐かしかったわあ。あと、思いがけず愛媛銘菓の完コピになったのでちょっとこれはまたやりたい(笑)
もちろん米も炊けます
最近一番活躍してるのがこのパターン。炊飯。普段はバルミューダや圧力鍋やストウブでまとめて玄米を炊いて冷凍してるんだけど「今日カレー食べたいから白米がええのう」というときに、サクッと一合だけ炊ける!これが超助かってる!
一合でいっぱいいっぱいになる
炊き方は沸騰したら10分弱火で炊いて蒸らすって感じで普通の鍋炊きと変わらず。大きい鍋よりなにせ洗いやすい、こびりつかない、すぐ乾く、ので他の炊飯ツールで炊く大げささが半減して小回りの効く炊飯に。もういらんやろ、ってぐらいうちには米炊くツールあると思ってたけどこの角度があったか・・・!
スパニッシュオムレツもコンパクトに
この密閉性と均熱性であればいけるのでは・・・とふと思い立ってオムレツ作ってみたらこれがとてもうまい具合にできました。冷蔵庫の余り野菜(この日はズッキーニ、紫玉ねぎ、人参)とベーコンをバターで炒め、ミルクやコンソメを入れた溶き卵三個を加えて弱火でじっくり。途中二度ほど固まった外側と内側を混ぜてから蓋します。
余り野菜とベーコンを軽く炒めてココットにイン
ぷっくり膨れてまあ美味しそう
お弁当にいいサイズじゃないの
いい具合にモイスチャーを保ったまま火が通ったら、逆さにポンと出すとカマンベールみたいなスパニッシュオムレツの出来上がり。お客さん来るときにこれめっちゃいいおつまみだなー!小分けにしてお弁当おかずにも良いし、朝ごはんにもいい。
スパニッシュオムレツって、一番小さいフライパンでも大きすぎて結果薄べったくなるのとか、火の入れ具合が均一にならない(中がべちゃつきがち)のが個人的に難点だったので、蒸しオムレツみたいな感じでほぼ放置しててもできるこのレシピ、だいぶ重宝しそうです。
このサイズだからの使いやすさがある「RINGO」
ということで、実際に使ってみると逆にこのぐらいの大きさだからこそひとり暮らし〜少人数所帯で活きてくる感じがある「RINGO」。あと15年早く出会っていれば東京の家でよりベターなおつまみライフが送れたものを・・・(※去年発売です)。拙宅では引き続き、サクッと炊飯のお供として、お友達が来たときにそのままサーブできる小鍋として、アップルパイの中身だけ食べたいときのおやつ製造機として、主に活躍するものと思います。
普段は和の道具っぽいシンプルなのばかりなんとなく好んで選びがちだけど、グリルパンJETといい、ココットRINGOといい、ハイパーないまどきの調理器具やお鍋から得られる新鮮な驚きとか体験ってあるもんだねえ。ありがたく普通に今後も使いまーす!
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